8月23日と24日は、「第7・8回 MFJ ロードレースアカデミー 合宿+1dayスクール」のお仕事のため、ツインリンクもてぎへ行っておりました。
昨日のブログでは「第7回 MFJロードレースアカデミー合宿+1dayスクール/1日目」の模様をお伝えしましたので、今日は「第8回 MFJロードレースアカデミー合宿+1dayスクール/2日目」の模様をお伝えします。
宿泊先のログキャビンハウス前に朝7時30分集合。
アカデミー生、インストラクター、MFJスタッフの全員が集合して、ツインリンクもてぎのホテルへ移動して、ホテルのレストランで朝食バイキングを取りました。
朝食後は、第4パドックへ移動して、いつもの通りアカデミー生各自が使用するCBR150Rの車両を点検して走行準備を行います。
<メカニックがバイクを並べたので、とても綺麗に整列されてます>
<朝のブリーフィング風景>
朝から晴れ渡り、天気は改善方向のようなので、更に良いトレーニングとなりそうです。
雨の心配というより、朝から暑さの心配となりそうな1日の始まりでした。
今日は終日、南コースでの基礎トレーニング後、17時30分から18時30分はツインリンクもてぎのフルコース走行となります。
■ タイムスケジュール (走行の合間に休憩とアドバイス)
・10時00分から12時00分まで、南コースにて基礎トレーニング
・12時15分から13時15分まで、サーキットホテルにて昼食
・13時30分から16時45分まで、南コースにて基礎トレーニング
・17時30分から18時30分まで、ツインリンクもてぎのフルコース走行
■ 基礎トレーニングメニュー (主な概要)
・低・中・高速のブレーキング練習
・クラッチリリース練習
・シフトダウン練習
・定常円練習
・パイロンスラローム練習
・立ち乗りスラロームでステップワークの練習
・マルチコース走行 (様々なコースレイアウトを設定します)
<コース図を使ってのレクチャー>
<コース攻略などを直接コースサイドにてアドバイス>
<アカデミー生全員の前で、小林龍太インストラクターの走りを詳しく解説>
ライディング中に行う、一つ一つの動作を目の前で細かく説明していきます。
同じように出来る出来ないは全くの別問題なのです。
大人とは想像力が違うため、お手本の走りを目の前で見ることにより、本人達の意識が格段に変化していきます。「論より証拠」これも大切と考えています。
そのため、MFJロードレースアカデミーのインストラクター (1dayスクールを含め)は、お手本となる走れるライダーであり+話せるインストラクターを常に招いております。
<インストラクターの後追いによるライディングチェック>
<インストラクターの先導によるコース攻略>
<MFJアカデミー2年目/岡部怜選手 (13歳)>
岡部怜選手は、上体がリーインする癖は少なくなってきていますが、油断すると癖が出やすいので注意して下さい。
恵まれた体格ですので、ステップワークや体を使ってバイクを前後にピッチングさせてサスペンションを動かすようにしましょう。
<MFJアカデミー2年目/山田尚輝選手 (14歳)>
山田尚輝選手は、全体的な走りはまとまっており、操作も丁寧なのがとても良いところです。しかし、これからは身体の成長があるので、もっと体を前後にも動かせるようになると更に良いと思います。またブレーキングからコーナリングへ流れの中にメリハリをつけましょう。
<MFJアカデミー1年目/千田俊輝選手 (13歳)>
千田選手の入校当初は、上体のみでバイクを操っていましたが、徐々に腰でバイクを操れるようになり下半身も使えるようになってきました。
それに伴い、ライディングフォームが自然と綺麗になっています。
<MFJアカデミー1年目/藤原毬花選手 (12歳)>
藤原毬花選手は、ブレーキングからのコーナリングへの繋がりが徐々に出てきました。
低速コーナーの進入では、もっとフロントブレーキの入力が出来るようにしましょう。そうすることにより、もっとメリハリがついて流れるようなコーナリングになります。
<MFJアカデミー2年目/竹下龍馬選手 (15歳)>
高速コーナーからのハードブレーキングで、4速から一気に1速へのシフトダウンの練習。
その際のエンジンブレーキとリアブレーキを併用してリアスライドをトレーニングしています。
近年、4ストローク化に伴い、エンジンブレーキを多用してリアブレーキを使用しないライダーが増えています。
始めはリアブレーキを使えないアカデミー生もいましたが、現在はアカデミー生全員がリアブレーキを使えるようになりました。
竹下龍馬選手は、バイクをもう少し立てた上体でリアスライドがコントロール出来るようになってから、バイクをバンキングさせましょう。この状態ですと転倒のリスクは大きくなります。
勢いに任せ過ぎのところが目立つので、自身のスキルにあったトライから始めるようにしましょう。そうすれば、転倒は必ず減るはずです。
<冷暖房完備の室内で休憩&レクチャー/たまには談笑する話もします>
17時30分から18時30分まで、ツインリンクもてぎのフルコース走行を行いました。
休憩のインターバルを10分挟み、全員が50分のフルコース走行を転倒もなく無事に終えました。
<コースインを待つMFJロードレースアカデミー生と1dayスクール参加者>
<MFJアカデミー1年目/宮崎隼選手 (13歳)>
宮崎隼選手は、怪我のために見学となりましたが、他の人の走りを見ることはとても勉強になります。コース上で走っていては気付かないことも、一歩外から観察すれば色々と吸収出来ることもあるはずです。
<アカデミー生は走行後もマシンメンテナンスを行います>
<1日の最後には終了ミーティング>
マシンメンテナンス終了後、MFJロードレースアカデミーの終了ミーティングを行います。
最後にアカデミー生の親御さんとのディスカッションを行ってから、MFJロードレースアカデミーの1日が終わります。
<MFJロードレースアカデミー生/1dayスクール参加者/1dayイントラの武田雄一選手>
「第7・8回 MFJ ロードレースアカデミー 合宿+1dayスクール」にご参加の皆さん、2日間に渡りお疲れ様でした。
また次回の「MFJロードレースアカデミー+1dayスクール」でお会いしましょう。
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2016 MFJロードレースアカデミーは、次回9月17・18日に行われるトレーニングが今年最後のトレーニングとなります。
最終日の18日には、1年間のトレーニング成果を見るためにフルコースを使用しての模擬レースを行います。
レース進行は、もてぎロードレース選手権と同じ手順で行います。(場内アナウンスも行う予定)
1dayスクール参加者の方も模擬レースに参加することが可能です。(但し参加条件は下記の通り)
次回の1dayスクールのインストラクターは、武田雄一選手ともう1名はTBAとなっております。
<9月18日 (日) 模擬レースについて>
MFJロードレースアカデミー卒業生、過去の1dayスクール参加者、MFJレディースロードレース参加経験者で、もてぎロードレース選手権のレースレギュレーションに準ずる150cc車両を所有の方に限ります。