第11戦 チェコGP/8月21日決勝
チェコGPが開催されるようになってから、初めてのウェットコンディションで全クラスの決勝レースが行われた。
雨の第8戦オランダGPでは、全クラスで初優勝者が誕生したが、チェコGPも同様で、全クラスでの優勝者はまたもや「初」ものづくしとなる波乱の展開となった。
ちなみに雨の第9戦ドイツGPは、全クラス共にランキングトップのライダーが優勝を飾っている。
■ Moto3/決勝
1. マックフィー … 通算76戦目で2度目の表彰台は初優勝となった。(いずれもWETレース)
2. マルティン … 2014レッドブル・ルーキーズカップのチャンピオンが、GP初表彰台獲得。
3. ギャナントーニオ … ルーキーイヤーながら今季3度目の表彰台獲得。
D.N.F. ビンダー … 雨足が強まったレース終盤のトップ走行中に痛恨の転倒によりリタイア。
<マックフィーの初優勝はプジョーにとっても初優勝/motogp.com>
<Moto3決勝結果>
<チャンピオンシップポイント>
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■ Moto2/決勝
1. フォルガー … 今季初優勝、Moto2で3勝目、チェコで4年振り2勝目、通算5勝目を挙げた。
2. リンス … 2戦連続6度目の表彰台を獲得。ザルコとのポイント差を19Pに縮めた。
3. ローズ … 5戦振り5度目の表彰台を獲得。
11. ザルコ … 今回は厳しいレースとなったが、5ポイント獲得でランキングトップを堅守。
D.N.F. 中上貴晶 … レース中盤、9位走行中にコルシに接触されて転倒。
これによりコルシはペナルティーを科せられた。
<フォルガーは今季初優勝を挙げてランキング4位に浮上/motogp.com>
<Moto2決勝結果>
<チャンピオンシップポイント>
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■ MotoGP/決勝
全てのレース周回がレインタイヤでの走行となり、マシン乗り換えをすることなく決勝レースが行われた。ライダーのレース後のコメントとリザルトを見る限り、タイヤ選択が明暗を分けた結果となった。特にフロントタイヤの消耗が大きかったようです。
レース終盤に追い上げたカルクラッチローが、英国人としてレジェンドライダーのバリー・シーン以来となる35年振りの優勝を飾った。
ロッシは2位に入り、マルケスとのポイント差を57から53ポイント差に縮めてランキング2位となる。
マルケスはタイヤ選択をミスしたが、今季9度目の表彰台獲得となり、堅実にポイントを重ねている。
1. クラッチロー … 通算98戦目でGPキャリア初優勝。タイヤ/F・Rハード
2. ロッシ … 4戦振り5度目の表彰台。タイヤ/Fソフト・Rハード
3. マルケス … 今季9度目の表彰台獲得。タイヤ/F・Rソフト
8. イアンノーネ … レースの主導権を握るも残り5周でペースダウン。タイヤ/F・Rソフト。
17. ロレンソ … フロントタイヤの破損により、2度のマシン交換を強いられて1周遅れの17位。
ウェットコンディションで全く成績が残せていないロレンソは運にも見放されてきたか…。
<GPキャリア初優勝のクラッチロー/motogp.com>
<チャンピオンシップポイント>