遠軽駅は、道内唯一のスイッチバック。
2022年8月、駅近くの跨線橋を訪れた時は、こんなシーンに出会いました。
やって来たのは網走発旭川行「特急大雪4号」で、先頭車両は2022年5月から運行を始めた「旧国鉄色の新特急色」に復刻塗装されたキハ183系!
キハ183系が老朽更新のため2023年3月のダイヤ改正に伴い姿を消すので、それを惜しむかのように登場したと思いますが、この編成だと先頭と後方の車両が色違いでわかりやすく「スイッチバックを楽しむなら、これが一番!」と、淡い期待を抱いていたんです。
でもね・・この復刻車両は1両で、かつ、不定期運行。幸運を祈って待っていたら、願いが天に通じ? ばんざーい! 笑
午後2時20分、遠軽駅に到着。
午後2時24分、遠軽駅を発車!
くねくね曲がって、
近づいてきたぞ~!
うわ~いいね~!
かつて活躍していた7両編成の「特急おおとり」「特急オホーツク」「急行大雪」は、どんな姿を見せていたのかな?
跨線橋の下を通過すると、
振り返ってパチリ!色違いはいい!
「特急大雪4号」は大雪の山々を越えるため、石北トンネルを目指し力走開始。
※写真1~11:遠軽駅のスイッチバック・キハ183系編
ちなみに、2023年3月にキハ183系が引退した後「特急大雪」はキハ283系が引き継いでいますが、一部報道によると「特急大雪」は2025年3月のダイヤ改正で快速列車(H100系の2両編成)になる可能性があるとのこと。寂しくなるね・・
※写真12:快晴の夏空の下、鉄橋を通過するキハ283系・札幌発網走行「特急オホーツク1号」(遠軽~瀬戸瀬)
では、網走発旭川行「特急大雪2号」の通過シーンを動画でどうぞ。
【撮影時間:30秒(2024年8月)】
話を普通列車(キハ40)に戻そう。
実は2019年3月のダイヤ改正で、網走→遠軽→旭川を乗り継げるスジは、網走発(12:10・4662D)→遠軽発(16:12・4626D)から、網走発(10:20・4658D)→遠軽発(13:27・4622D)に変わってしまったんです。
うわ~やられた~!
いつか遠軽発(16:12)の普通列車(4626D)に乗って、2014年8月の乗り鉄旅を思い出しながら、その時撮れなかったシーンを撮りまくろうと思っていたのに・・後悔先に立たず・・残念
後悔を残さないよう、2022年8月、跨線橋で「特急大雪4号」を撮った日は、網走発遠軽行普通列車(4658D)も待ってみました。
この日は猛暑で大変だったけれど、やって来たのは先頭車両がツートンカラーの2両編成!これはラッキー!
この列車は遠軽発旭川行普通列車(4622D)になるので、2両目が「北海道標準色」だと色違いでスイッチバックの様子がわかりやすい。
どっちかに乗りたいな・・
午後0時52分、遠軽駅に到着。1番ホームには上川→遠軽→網走を走行するキハ40が停車。
1番ホームから網走行、発車。
さて・・時を2014年8月に戻して、2番ホームには遠軽発旭川行普通列車(4626D)がスタンバイ。
網走駅から乗った石北本線の旅も、いよいよ後半の始まりだ。
このサボは、いつか貴重な鉄道遺産になるのかも?
午後4時12分、まもなく発車。
キハ40の発車シーンは、2022年8月の4622Dを跨線橋からパチリ。
跨線橋の下を通過すると、すぐに振り返ってパチリ!
ツートンカラーはいいね。
※写真13~23:遠軽駅のスイッチバック・キハ40編
遠軽の市街地を過ぎると、進行方向左側にとうもろこし畑が広がってきた。
遠くに見えるのは、急斜面で知られるロックバレースキー場。
※写真24:もう一度滑ってみたいが・・(遠軽~瀬戸瀬)
実はこの写真、2016年8月に乗った遠軽発(13:28)白滝行普通列車(4624D)の車窓の景色なんです。
「北海道ローカル線旅日記!夏の石北本線⑤(旭川駅~白滝駅・2019年9月投稿)」に記載しましたが、2015年8月下旬に遠軽発上川行普通列車(4626D)に白滝駅から乗ったらとても混んでいたので、遠軽~白滝間を自由に席を移動して楽しむのなら4624Dがベターと考え、通学生が乗らない日に乗ったところ、予想通り車内はガラガラ。
経営的にはよろしくないと思いますが、お陰様で前後左右の車窓の景色を楽しみパチリ!
白滝駅までの明るい写真は、この列車からの車窓の景色です。
進行方向右側に席を移動し、外をじ~と見ていると、お~!いきなり現れたこの景色!
ここは遠軽~瀬戸瀬間にある「瀬戸瀬ダム(湧別川ダム)」。
車窓からこれだけ近くで見れるダムは道内では他にないので、ここを通過する時は、いつも楽しみにしているスポットなんです。
近くの道路(橋)から見るとこんな感じで、鉄橋の北側にダムがあります。
この旅日記でご紹介したキハ283の鉄橋通過シーンもここ。列車が来るまで川を眺めているだけでもリフレッシュできるし、釣り人さんが大きな魚(ニジマス?)を釣り上げないかな~と、のんびり見ているのもいいものですよ。
※写真25・26:只今、湧別川橋梁を通過中
では、2023年8月に北見駅から乗ったキハ40・紅白編成(北海道標準色(白)+タラコ(赤))の通過シーンを動画でどうぞ。急に雲がかかり暗くなってしまった・・泣
【撮影時間:23秒(9秒後汽笛あり)】
鉄橋を通過し国道の跨線橋の下をくぐり、右に大きくカーブすると(進行方向右側後方の眺め)
列車はまもなく瀬戸瀬駅へ(進行方向右側前方の眺め)。
※写真27・28:白滝行普通列車(4624D)より
午後4時25分、旭川行普通列車(4626D)は瀬戸瀬駅に到着。珍しい?3両編成。
上から読んでも下から読んでも「山本山」のキャッチコピーを思い出す「瀬戸瀬」駅。
このような名の駅は、道内ではこの駅だけと思う。
乗降客はなし。直ちに発車。
後方から
パチリ。
覆い繁る雑草に、
埋もれてしまいそうだ。
※写真29~35:子ども頃から駅名が気になっていた瀬戸瀬駅。いつも特急列車でさ~と通過してしまうが、停まってくれる普通列車はとてもありがたい。
普通列車と快速列車を乗り継ぐ「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1,000km!」も2日目午後となり、ゴールの札幌駅に向かって西へ移動中。
旅の終わりが近づいてくると、少しずつ悲しい気持ちになってくるが、旅の終着駅・札幌駅までは、瀬戸瀬駅から250.2km&6時間49分もある。
疲れがたまり旅仲間の会話も減ってきたが(苦笑)、日が暮れるまでは、できるだけ全てのシーンを目に焼き付けていこう。
(つづく)
*備考
「北海道ローカル線旅日記!夏の石北本線・完乗編(網走駅~旭川駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
今年の北海道の夏は曇天の日が多く、猛暑続きの昨年とは大違い。
一日も早く、北海道らしいスカッとした青空が全道に広がって欲しいな~
その日が来たら「鉄分補給」の開始です!