今回は「北海道ローカル線旅日記」初の道南シリーズ!

「道南いさりび鉄道(五稜郭~木古内・37.8km)」の初乗りなど、初めてのことが多いので、とても楽しみだ。

※写真1・2:「道南いさりび鉄道」を走るキハ40-1815(白色・2020年秋・函館駅)。現在8種類のキハ40が活躍中。

 

では、道南を目指してレッツ・ゴ~!

 

2018年9月23日・札幌駅4番ホーム。これから乗る函館行「キハ261系・特急スーパー北斗4号」をパチリ。

この塗装の車両には今日が初乗り、興味津々。

コロナ前は9両編成があたり前の「特急スーパー北斗」。ガラガラを引いた外国人旅行客で通路やデッキも混んでいて、南千歳駅や登別駅では停車時間が長くなっていた。

午前6時53分、札幌駅を発車。早速、車窓の眺めを楽しもう。

※写真3~5:旅が始まる時は、いつもウキウキ!

 

只今、午前8時30分。列車は伊達紋別の一駅手前・北舟岡駅を通過。

このあたりから進行方向左側に噴火湾が広がり、見どころが増える。

※写真6:函館行「特急北斗」を後方からパチリ。遠くに見えるのは有珠山。

 

午前4時に起きて天気予報をチェックして、早朝の特急列車に飛び乗ったので、いつの間にかウトウトしてしまったが、ここからは目をパッチリ開いて車窓の景色を満喫したい。

 

いつも気になるポイントを通過。

※写真7:豊浦町の大岸シーサイド?(大岸~礼文)

 

列車は、胆振管内(豊浦町)と渡島管内(長万部町)の境にあるトンネル群を通過し→

※写真8:全国秘境駅ランキング「第1位」の常連・小幌駅を通過する函館行「特急北斗」(キハ281系)。「北海道ローカル線旅日記!夏の室蘭本線(東室蘭~小幌)②」(2022年10月投稿)でご紹介しています。

 

→長万部町の南隣・八雲町に来ると、再び海岸線を走る。

ここはいつ乗っても車窓の景色がいい。いつかキハ40に乗って、窓を開けてのんびり眺めたいね。

※写真9:アングルによって遠くに名峰・駒ケ岳が見えるの野田生(のだおい)~落部(おとしべ)間

 

午前9時54分、列車は森駅に到着。

向かって左側のキハ40は、長万部発函館行普通列車で森駅で追い越す。

向かって右側のキハ40は、森駅始発の函館行普通列車で待機。2両目はキハ40「北海道の恵シリーズ」の「道南・海の恵み号」。初めて見た! また、会えるかも?

停車時間が長ければ、森駅名物の「いかめし」をゲットできるが、特急列車では無理。妄想で我慢・・泣

※写真10~12:森駅での一コマ。いつかキハ40でのんびり旅をしよう。「いかめし」を食べるぞ~!

 

午前9時54分、列車は森駅を発車し右へカーブ、急な坂を上り始める。

ここから次の駒ヶ岳駅までは、急こう配のS字カーブが続く難所。その分、スピードが落ちるので、大きな姿を現す駒ヶ岳を車窓から楽しむことができる。

難所を通り抜けた「特急スーパー北斗4号」は、午前10時13分、大沼公園駅を発車。

次の大沼駅を過ぎると進行方向右側に「小沼」が見えてくるはず。デッキに移動して右側ドア窓から撮影しよう。

※写真13・14:森駅から大沼駅付近の車窓ビューポイント

 

小沼を見送りトンネルを抜けると、列車は函館平野に向かって下り坂を進み、午前10時22分、北海道新幹線と接続する新函館北斗駅(2番ホーム)に到着。初めて新函館北斗駅にやって来た。

1番ホームは、新函館北斗駅と函館駅を結ぶ「快速・はこだてライナー」の専用ホーム。初めて見るものは興味深い。

※写真15・16:新函館北斗駅のJR線ホームより

 

まずは来駅記念に「JR北海道・わがまちご当地入場券」をゲット!

北海道新幹線が身近に感じるね。

※写真17:気になる裏面の「きじひき高原」。この写真、凄くない?

 

次は、駅前や駅内を散策。

あたり前だが、行き慣れたローカル線の無人駅とは全然違う。

立派過ぎて、妙に落ち着かない・・苦笑

午前11時4分、森駅で追い越した長万部発函館行普通列車「キハ40」が到着。「ヨンマル」を見ていると落ち着いてきた。笑

午前11時8分、函館発札幌行「特急北斗9号」と列車交換。これは外せないね。

お腹が空いてきたので、駅で昼食。森駅で食べれなかった「いかめし」付きの海鮮弁当を、いただきま~す!

サラダとりんごジュースを加えて、ちょうどいいランチタイムになりました。

※写真18~22:あっという間に時が過ぎた新函館北斗駅

 

さて・・昼飯も食べたし、次の目的地に行くとするか。

Q:え~!新幹線に乗るの~?

A:はい、東京までは行きませんが、12:44発の「はやぶさ24号」に乗って「奥津軽いまべつ駅」に行ってきます。

Q:なんで?

A:実は、2017年7月から販売開始となった「JR北海道わがまちご当地入場券(計101駅)」現地収集コンプリートまであと3駅!残りは、奥津軽いまべつ駅、木古内駅、そして函館駅なんです。

Q:でも、奥津軽いまべつ駅は東北地方だよね?

A:はい、そのとおり。でも、JR北海道さんの所管なんですよ。あの駅は「わがまちご当地入場券」の現地収集にとって難関駅の一つ。それでは「寄り道旅」に行ってきま~す! 初めての北海道新幹線、ワクワクするわ~!

 

新幹線ホームです。静かだね・・

午後0時22分、東京発新函館北斗行「はやぶさ5号」が到着。

所要時間はおよそ4時間。函館に住んでいたら、きっと新幹線に乗って気軽に本州へ行っていると思う。

これから乗る「はやぶさ24号」が入線。「宇宙戦艦ヤマト」の波動砲のシーンを思い出すのは俺だけか・・笑

このマークいいね! 初乗り開始。

切符は、新函館北斗~盛岡間で適用している、普通車指定席の空席であればどこでも座れる「特定特急券」。


ちなみに、この車両のお客さんは、何と自分も含めて3人。この後、もう少しお客さんが来ると思うが、これなら自分の好きな所に座れる。納得!笑

 

平均乗車率20~30%とは聞いていたが、初乗りなので、うろちょろするには最高の環境である。

新幹線に乗るのは35年振り。久しぶりに乗ると車内はまるで飛行機のようだ。

コンセントがあってスマホの充電もできる。これは、ありがたい! たまには、こんなことがあってもいい。

北海道新幹線は10両編成。新幹線としては短めだが、ローカル線で1両編成に乗り慣れているので、とても長く感じる。

午後0時44分「はやぶさ24号」発車。

【撮影時間・37秒】

うわ~!一気にスピードアップ!

さすが、最高速度260kmだけのことはある。 

 

そして、とっても静か。キハ40の重厚感溢れる発車とは大違い。もちろん「ガタン~ゴトン~♬」もない。

 

高架橋なので、函館平野の稲田も見やすいね。高いコンクリート壁のない所からパチリ!

あっという間に、函館山が見えてきた。

「はやぶさ24号」は函館平野に別れを告げ山間エリアを走り去り、発車後約20分で青函トンネル(53.85km)に突入する。初めてなので、少しドキドキしてきた!

只今、青函トンネル通過中。

線路が3本あって貨物列車も走る青函トンネル。貨物列車との行き違いの際発生する風圧を抑えるため、新幹線の最高時速は160kmに制限されている。

【撮影時間・42秒】

青函トンネルに入り、約22分後、東北地方が姿を現した。Wow~!

午後1時34分「はやぶさ24号」は、東北地方の最初の駅・奥津軽いまべつ駅に到着。

新函館北斗駅から、わずか50分。新幹線は速いね~

※写真23~34:初の北海道新幹線乗車体験記(前編)

 

奥津軽いまべつ駅での滞在時間は、わずか13分!苦笑

 

せっかく東北地方にやってきたのに、とんでもなく短い滞在だが、今日のお目当ては「道南いさりび鉄道」の初乗車と、「JR北海道・わがまちご当地入場券」現地収集コンプリート。

 

ぼやぼやしている時間はないぞ~

スリル満点、行動開始!

 

(つづく)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!秋の道南いさりび鉄道+寄り道編」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

今回の「旅のお供」と

路線図です。

1本の旅日記では最長距離の移動です。

「道南いさりび鉄道」にたどり着くまで、もう少々、お待ちください。

たどり着いた頃には、かなり疲れているかも・・笑