普通列車と快速列車を乗り継ぐ「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1000km!」は、2日目(2014年8月31日)。
釧路発網走行「快速しれとこ」は午前10時36分に川湯温泉駅を発車し、釧路管内と網走管内の境にある峠に向かって力走開始!(写真は「快速しれとこ摩周号」)
硫黄山を背景に進む網走行。ここは撮り鉄さんの人気スポット!
車内は川湯温泉駅から外国の方々が乗車し、ほぼ満席。4人の旅仲間は窓側に座っているが・・みんな起きてるか~!笑
後方デッキからパチリ!
さらば、釧路管内・・泣
峠のサミット・釧北トンネルを通過すると、列車は加速し峠を下りていく。(後方デッキから撮影)
釧網本線の自然豊かな森の中を走るキハ54は、車内動画でどうぞ。
【撮影時間:41秒】
川湯温泉駅から続く山間の曲線区間を終えると、緑豊かな畑が広がり始めた。
網走管内は予報どおりの晴天!最高の乗り鉄旅は、どこまでも続く。
※写真1~6:川湯温泉駅→釧北トンネル→まもなく緑駅
午前10時51分「快速しれとこ」は峠の麓、緑駅に到着。
(写真は「快速しれとこ摩周号」)
次の写真は午後3時55分着の網走行「摩周&川湯温泉足湯めぐり号」。
当時は「快速しれとこ」の次の釧路発網走行が、この列車でした。
ちなみに駅近くには温泉♨があり、次の札弦(さっつる)駅やその次の清里町駅にも、街にいい温泉♨があるんですよ。
網走市に住んでいた若い頃、よく行ったな~
仲間とテニスをして、温泉♨にどっぷり浸かって、美味しいお寿司を食べて・・想い出がいっぱいあるね。
「摩周&川湯温泉足湯めぐり号」は緑駅で列車交換。運行期間が短かったので、これはレアものかも?
釧路行「摩周&川湯温泉足湯めぐり号」は、一足早く午後3時49分に到着。
あっ、そうか!運転席の横にあったヘッドマークを取り付けて網走駅から折り返して来たんだ。納得!
あれ? やって来たのは白ラッピング前のキハ54-507。この旅で乗った車両だ。妙に縁がある。
両車の顔合わせは、わずか2分。
午後3時57分、網走行が発車。
車両の両側にヘッドマークがあるので、このツーショットは値千金。
午後4時、釧路行も発車。
峠を越え、山の向こうに進み、川湯温泉駅や摩周駅から足湯を楽しんだお客さんが、きっと乗るのだろう。
名所案内に登場している裏摩周展望台。皆さん、知ってます?
摩周湖は摩周第一展望台からの眺めが一般的ですが、その反対側にあるのが裏摩周展望台。静寂に包まれた夕暮れの眺めが旅人を魅了する穴場的スポットで、ライダーにはかなり人気あるんですよ。
故郷から車で40分。何度も訪れたな~
さて、ぼちぼち緑駅を出発しよう。
「快速しれとこ」は思い出多き緑駅を、午前10時51分に発車。(写真は「快速しれとこ摩周号」)
後方デッキから緑駅を望む。
※写真7~29:列車交通の要所・緑駅と裏摩周
里山と平地の境を走り続けると、
進行方向両側に色彩豊かな畑が広がってきた。
ここは北海道の代表的な穀倉地帯「斜里平野」。いよいよだね!
それでは楽しみにしていた車窓の景色(進行方向左側)を、キハ40(朝、2両編成)の動画でどうぞ。
ちなみに、白い花が見える緑の畑は「じゃがいも」、葉が低い緑の畑は砂糖の原料となる「ビート」、背丈が高いのは「とうもろこし(家畜飼料のデントコーン?)」、黄金色は「小麦畑」。
生産性を高めるための輪作と聞くが、魅力的な車窓の景色に大いに貢献しています。
【撮影時間:56秒。3秒後汽笛あり(7月下旬)】
車輪と線路が刻む、連なる走行音。
懐かしいな~ 子どもの頃、釧網本線に乗り、窓を開けてこのサウンドを聴きながら、ず~と外を眺めていた。至福の時、再来!
札弦駅を発車した列車は小麦畑の側を通り(網走行普通列車・7月下旬)
午前11時7分「快速しれとこ」同士で列車交換する清里町駅に到着。
いた~!快速しれとこ~!
ヘッドマークを見るのは、釧路駅以来!
※写真30~36:斜里平野の車窓の景色と「快速しれとこ」との再会(緑~札弦~清里町)
午前9時5分に釧路駅を発車して約2時間。「快速しれとこ」は釧路~網走間を約3時間で結ぶので、釧網本線の乗り鉄旅は、あっという間に3分の2が終わってしまった。
この先、どんな旅が待っているのかな? 忙しい仕事の合間を縫って、中年男5人でチャレンジした体力(耐力?)勝負の無謀な旅だけど、ず~と晴天が続き、乗り鉄の神様が見守っているような気がするね。
(つづく)
*追伸
「北海道ローカル線旅日記!夏の釧網本線④(釧路駅~網走駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
旅日記を書いていると、夏の釧網本線に乗りたくなりますね。窓を開けて、車窓の景色をのんびり眺めて・・笑
皆様も、素敵な鉄道旅をお楽しみください!