おはようございます!
普通列車と快速列車を乗り継ぐ「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1000km!」は、2日目(2014年8月31日)。只今、午前8時50分、釧路駅1番ホームにいます。
まずは、これから乗る釧路発網走行「快速しれとこ」(キハ54-507)とキハ40(根室本線・白糠行普通列車)をパチリ! さぁ、釧網本線を楽しむぞ~!
ヘッドマークは「流氷のオホーツク海」「知床連山」そして国の天然記念物「オオワシ」。知床の魅力が勢揃いだ。
今日の行程は、釧路駅(花咲線)→厚岸駅→釧路駅(釧網本線)→網走駅(石北本線)→旭川駅(函館本線)→札幌駅の636.8km。札幌駅到着時刻は午後11時14分。
札幌駅に着いた時は、きっと疲れでボロボロになっているだろうね・・笑
元気があるうちに記念写真を撮っておこう。は~い、パチリ!
※写真1~4:かつて釧網本線で1日3往復していた「急行しれとこ」の後継者「快速しれとこ」。2017年に「阿寒国立公園」が「阿寒摩周国立公園」に名称変更となったことに伴い、2018年3月のダイヤ改正で「快速しれとこ摩周号」に名を改め、ヘッドマークも変わりました。
午前9時5分、「快速しれとこ」は釧路駅を発車!
釧網本線は私にとって一番馴染みのあるローカル線。久しぶりに故郷の鉄道を楽しもう。
車窓の景色は記憶にあるので、窓側席は仲間に譲り、私は左右後方が見れる後方デッキへ。
また、立ちっ放し、元気いいね・・笑
※写真5:車内の様子。涼しい朝なので車内扇風機は(今は)お休み。座席のシートは北海道らしい青、確か0系新幹線から転用していると思います。すごいね!
「快速しれとこ」は発車するとすぐに釧路川鉄橋を通過。これを撮りたかった!
霧が晴れ、視界もスッキリ!
※写真6・7:釧網本線・花咲線の名所、釧路川鉄橋(釧路~東釧路)
午前9時9分、花咲線との分岐点・東釧路駅に到着。
ここで花咲線・厚岸発釧路行普通列車と列車交換するが、その列車から「快速しれとこ」に乗り継ぐお客さんが結構いる!
どうやら皆さん、釧路湿原駅に行くみたい。デッキも人が増えてきた・・泣
午前9時11分「快速しれとこ」は東釧路駅を発車し、花咲線に別れを告げる。
※写真8:デッキで旅人と話し込んでしまい、釧路湿原駅までに撮った唯一の写真・・苦笑
・・ということで、釧路湿原駅まで写真がないので「釧網本線小話」を一つ。
釧路発網走行「快速しれとこ」の列車番号は3728D。偶数なので「上り列車」となります。国鉄時代からの慣例で、東京駅に近い駅に向かう列車が「上り列車」となりますが、釧路駅から網走駅へは北に向かって走るので「えっ、上り列車?」と思う人も、きっといるでしょう。私もそうでした。
実は、石勝線が開通する前(1981年10月開通)は、石北本線経由で東京駅に向かう網走駅に比べると、根室本線経由の釧路駅~東京駅間は約20km長かったんです。それで網走行が「上り列車」。これはわかりずらいな~(以上、小話でした。)
午前9時25分「快速しれとこ」は釧路湿原駅に到着。
お客さんが降りて、進行方向左窓側席を確保。この展開は予想していたがラッキ~!
列車は釧路湿原駅を発車すると、すぐに上り傾斜の右カーブを進んでいく。
※写真9・10:写真は「快速しれとこ」と同じスジを走る「快速しれとこ摩周号」。これから結構登場します。(釧路湿原駅)
夏は単なる右カーブも、冬は「SL冬の湿原号」の人気スポット!
※写真11:多くの人々に人気のある「SL冬の湿原号」。この様子は「北海道ローカル線旅日記!冬の釧網本線・SL編②」で、ご紹介しています。
見所満載の乗り鉄旅は、先へ進む。
釧路湿原駅を過ぎると、進行方向左側に釧路川や沼が姿を現し始めた。
釧路川はいつもの色だな~
湿原独特のチョコレートブラウン。見た目とは違い、きれいな水質なんですよ。
子どもの頃から何度も眺めたこの景色。時は過ぎても、釧網本線からの眺めが色あせることはない。
待ってました、この蛇行!
ゆったりとした雄大な流れは、いつ見てもいいね!
カヌーで川下りか・・楽しそう。
※写真12~15:釧路川が間近に迫る絶景ポイント(細岡~塘路)
午前9時35分「快速しれとこ」は塘路駅に到着。
写真は「快速しれとこ摩周号」。
車両は「2017年冬の流氷物語号」で白ラッピングとなったキハ54・507。あ~!乗った車両だ!
ここで網走発釧路行普通列車と列車交換。このシーンは何度見てもいいね。
この列車交換は「冬の釧網本線・SL編⑥」「冬の釧網本線・完乗編⑤」でも、ご覧になれます。
午前9時36分、塘路駅を発車。
次の写真は、後方デッキからの眺め。
塘路駅では8人が降車。釧路川でカヌーを楽しむのかな? あれ?「SL」の表示がある・・停止位置かも?
そうなんです。冬はこのとおり。
「冬の釧網本線・SL編⑤」で、その様子をご紹介しています。
塘路駅を去る「快速しれとこ摩周号」。
※写真16~24:塘路駅の様子(※釧網本線で長らく活躍してきたキハ54は、2024年3月のダイヤ改正に伴い、新型車両H100(愛称:DECMO)に入れ替わります。
俊足を飛ばして軽快に走る姿が、もう見れなくなると思うと寂しい限りですね。長い間、本当にありがとうございました。2023.12.16追記)
塘路駅を去ると列車は左に曲がりながら鉄橋を通過し、
湿原地帯を直進し(進行方向左側)、
正面に近づく山裾を左に進む。
次の写真は進行方向右側の山の斜面にある「サルルン展望台」からの眺め(9月上旬)。
素晴らしい景色だな~ さすが釧網本線の絶景ポイント! 太古の昔は湾でした。
塘路駅から徒歩で約1時間、駅は右側奥の沼の向こうにある。
遠くに見えるのは塘路湖。これを見たら駅に戻りたくないね・・笑
午後2時50分、網走行普通列車がやってきた!
待ってました!
この瞬間!
列車は山裾を左右に曲がりながら通り抜けると、山の北側(裏側)に広がる湿原地帯のど真ん中を横切る。(釧路行・快速しれとこ摩周号)
絶景ポイントは続きますよ~
次の写真は進行方向右側。遠くに見えるのはシラルトロ沼。
いつも楽しみなこのエリア。シラルトロ沼、接近!
閑散とした朝一番の網走行普通列車から撮影。(9月上旬)
爽やかな風に包まれガタン~ゴトン~ガタン~ゴトン~♬
※写真25~35:絶景ポイントが続く塘路~茅沼間
至福の時、到来!
(つづく)
※追伸
「北海道ローカル線旅日記!夏の釧網本線①(釧路駅~網走駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
旅日記を書いていると、今夏も夏の釧網本線を楽しみたいですね。魅力一杯「釧網本線」 笑