ここは2023年1月7日の岩見沢駅。
札幌~岩見沢間を3年間JR通勤していたので、久しぶりにホームグラウンドに帰ってきた感じだ。
待ってました!
午前10時49分、4番ホームに網走発札幌行「特急オホーツク2号」が到着!
※写真1:国鉄時代から活躍を続ける、国内最後のディーゼル特急・キハ183系
2023年3月17日を以って、定期運行から姿を消すキハ183系。
中でも、札幌発網走行「特急オホーツク1号」には、通勤でお世話になりました。
※写真2・3:岩見沢駅6番ホームに到着する「特急オホーツク1号」
寂しくなるね・・これが見納めになるかもしれないので、動画撮影しておこう。
(撮影時間:44秒)
さて、今日の乗り鉄旅の目玉は、ローカル線の香りが漂う、室蘭本線・岩見沢~追分間。空知地方の大雪で、この区間は1月2日から運休だったので、待望の乗り鉄旅です。
札幌駅でお得なフリー切符を買い、まずは普通列車で札幌駅から岩見沢駅へ。
※写真4:旅の記念に切符を持ち帰る際、改札口で押されるスタンプ。いろんなスタンプがあって、確か、ペンギンのような、鳥のようなスタンプもあったな~?
冬の岩見沢は、太平洋側の苫小牧と異なり、石狩湾低気圧などの影響で雪が多く、この日の積雪量は1m超え。
11月下旬で、既にこのような景色になることも珍しくありません。
通勤で時々利用した、朝イチの札幌発旭川行「特急ライラック1号(グリーンヘッドの789系電車)」に乗ると、午前7時に岩見沢駅6番ホームに到着し、その時7番ホームに停車しているのが、2両編成のキハ40(札幌発旭川行普通列車)。
ディーゼル好きには、朝から嬉しい。
日によっては3両目に回送列車が連結され、岩見沢駅では普段見ることのない、キハ54に出会うことも。
きっとJR北海道・苗穂工場で、メンテナンスをしてきたんだろうね。
そして、ホーム北側の線路には、朝のお勤めを終えたラッセル車が停車。
夏、釧網本線で「くしろ湿原ノロッコ号」を牽引しているディーゼル機関車は、冬、こちらに移動し除雪で奮闘。大変だね、お仕事、お疲れ様。
※写真5~8:思い出多き冬の岩見沢駅
「特急オホーツク2号」を見送ったので、次はこれ! 岩見沢駅では外せませんね。
北海道の開拓や農業を長年支え続けた名馬「道産子」なので、敬意を表してパチリ!
※写真9:JR通勤していた時は毎日のように見ていたので、お久しぶり!
岩見沢駅を散策しよう。
今日の岩見沢駅です。雪が多いわ~
※写真10:北海道の開拓を支えた煉瓦を使用し、建築業界では名の知れた賞を受賞している岩見沢駅
これから乗る、苫小牧行普通列車の発車時刻は、午後0時45分。
時間が十分あるので、お昼ご飯は、岩見沢名物の「釜飯」にしよう!じゅるる。
実はこの釜飯、昨年10月放送のNHKBS「呑み鉄本線日本旅・夏の室蘭本線・日高本線」で、六角さんも楽しみにしていた逸品なんです。 駅1階の岩見沢市観光協会で買うことができ、そこで食べることもできると思います。
「鶏・えび・帆立」の3種類ありますが、今日は六角さんと同じ「帆立釜飯」を、いただきま~す!
味は美味いし、釜もいい、もう満足!
※写真11・12:今日初めていただきましたが、JR通勤していた頃には、既に販売されていたようです。苦笑
お腹も満足したし、発車時間まで駅北側に繋がる、お気に入りの通路に行こう。
いいでしょ。
次の写真は、通路西側の岩見沢駅。
かつて多くの石炭貨物列車が岩見沢駅にやって来た頃(1960年代頃)は、線路もたくさん敷かれてました。
六角さんのお話によると「かつては東日本最大の操作場で、貨物列車を中心に、一日、何千両もの車両がいた」とのことですが、今はご覧のとおり。
中央に見える車庫に、室蘭本線を走る車両が、ひっそりと待機しているんだろうね。
午後0時10分頃、キハ150が登場!
左に停車しているのは6両編成の721系電車。岩見沢~札幌~小樽を走る主力車両の一つです。
次の写真は、通路東側の岩見沢駅。
キハ150は一旦停車し、午後0時25分岩見沢発の旭川行「特急ライラック15号」(789系電車)の通過を待ちます。
「特急ライラック15号」通過後、一旦前方へ(奥へ)移動し、1番線に入線。
午後0時35分頃、1番ホームに到着です。
六角さん、ここでキハ150を待ってましたね。
旅のお供は、キハ150-104。
いよいよ室蘭本線の旅の始まりだ!
今日は天気がいいが、雪の日は、日中でもこんな感じです。
今となれば懐かしい、室蘭本線で活躍していたキハ40・日高車(日高本線で活躍)。
JR通勤していた時の写真ですが、姿勢を低くして撮影しているところを職場の仲間に見つかり、爆笑されたこともありました。笑
※写真13~21:鉄分をたっぷり補給できる岩見沢駅
おっ!結構乗っているね・・
あれこれ写真を撮っているうちに、乗り遅れてしまった。車両後方の出入口に陣取ることとしよう。
※写真22:キハ150の車内・車両後方から撮影
午後0時45分、苫小牧行普通列車(1468D)が発車。
【撮影時間:57秒(岩見沢~志文)】
列車は並走する函館本線に別れを告げ、左に大きく曲がり、進路を西から南に変えるが、ここからが車窓の景色のハイライト!
美しい大雪原が続きますよ~!
それでは、進行方向左側の景色を、動画でどうぞ。
【撮影時間:56秒(岩見沢~志文)】
サラサラ雪なので、車両後方の窓は、吹き上がった雪ですぐに覆われる。
※写真23:午後1時2分、栗丘駅を発車。
列車は栗山駅を過ぎ、複線区間を走り、
※写真24:美しい雪原が広がる進行方向右側(栗山~由仁)
夕張川鉄橋を渡り、
午後1時14分、由仁駅に到着。
※写真25~28:室蘭本線の主役・キハ150と由仁駅(栗山~由仁)
6日ぶりに開通した室蘭本線。
真っ青な大空の下、新雪の大雪原を走る列車は、乗っても、撮っても、いいですね!
(つづく)
*追伸
「北海道ローカル線旅日記!冬の室蘭本線(岩見沢駅~苫小牧駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
北海道は2月20日頃、最多積雪期を迎えるようですが、日は長くなり、日差しも強くなってきました。
青空と雪原の美しさを楽しめるこの時期に、鉄道の旅やスキーを楽しみたいと、いつも思っています。