岩見沢発苫小牧行普通列車は、午後2時9分、苫小牧駅1番ホームに到着。

 

午前8時頃から列車に乗っているので、疲れでボ~としてきたが、滞在時間は40分。早速、3つのミッションを開始!

 

まずは、現役引退が迫っている「キハ281系・特急北斗」が、まもなく2番ホームにやって来るので、ここで待とう。(※キハ281系は、2022年9月定期運行を終了)

 

午後2時16分「特急北斗14号」が到着。

札幌~函館間を乗ったな~ 車窓から海の景色が見たくて、いつもこちら側の窓側席に乗っていた。

午後2時17分、発車。

苫小牧のシンボルとツーショット。

※写真1~3:冬に見るのは、これが最後かな?

 

さて・・次のミッションのため「みどりの窓口」へ、急げ~

苫小牧駅の「JR北海道・北の大地入場券」をゲット! 2枚綴りでお得感あり。 

 

これで全86駅収集まで、あと1駅。

2020年7月の販売開始から各駅でゲットしてきたが、遂にリーチだ。

※写真4:今となれば懐かしい、日高本線を走るキハ40(日高色)と室蘭本線を走る789系「特急すずらん」

 

あら?「みどりの窓口」の近くに、こんなポスターを発見!

え~! 知らなかった。早く乗ってみたい。

※写真5:地域を元気づける車両になって欲しいですね。

 

苫小牧駅での最後のミッションを終え、午後2時49分・苫小牧発東室蘭行普通列車に乗るため、駆け足で1番ホームに戻ると、

そこで待っていたのは、何と「キハ40・カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」ではないか!

 

午後2時33分、苫小牧発鵡川行の日高本線の普通列車だが、これは困った、どうしよう・・?

まぁ、いつか乗る機会もあるだろうから、今日はパス。残念。

※写真6:初対面・むかわ竜復興トレイン(苫小牧駅)

 

とは言え「しばらく出会うことはないだろう」と思っていたら、旅から1か月も経たない1月中旬に、追分駅でばったり。

迷わず、追分~早来間を初乗りです・・笑

車両のデッキには、むかわ竜のボードが掲示され、

奥の中吊り広告も、むかわ竜の解説。

午後1時34分、追分駅を発車したキハ40・むかわ竜復興トレインは、石勝線との立体交差を過ぎ、

【撮影時間:54秒(追分~安平)】

 

午後1時46分、早来駅に到着。

おっ、むかわ竜だ!

 

※写真7~12:日高本線・鵡川駅で出会いたい「むかわ竜復興トレイン」

 

話を苫小牧駅1番ホームに戻そう。

 

「むかわ竜復興トレイン」が発車した後、東室蘭行普通列車(440D)が入線してきた。

 

あれ~? この日が初乗りとなる「H100系・DECMO(デクモ)」が来るのかな?と思っていたら、やって来たのは、何と「キハ143!」。

 

客車を改造しディーゼルエンジンと運転台を取り付けた車両だが、老朽化が進み、現役引退が囁かれている車両だ。(※2023年5月現役引退予定)

 

これも今日が初乗り!追分駅から苫小牧駅に乗り換えてよかったわ。

紅白煙突を入れて、パチリ!

※写真13・14:終幕近し・・キハ143

 

「呑み鉄本線日本旅・夏の室蘭本線・日高本線」で、六角さんも、苫小牧駅からキハ143に乗ってましたね。

旅日記を書いていると、その場面で流れていた六角さんの「お前の町へ」が、何度もよぎります。

 

「どこまで来たのかな? 

 うとうとしたんです。

 トンネル抜けたら、

   どの駅でしょうか?

 訪ねる人もないな、2両編成~♬

 お前の町までの、駅を~数え、

 残ったビールを呑みほそう、

 呑みほそう。」 


じ~んとくるね・・ 

 

苫小牧駅を発車した列車は、白老駅手前まで続く直線区間を、西に向かって軽快に進む。

 

すげ~、時速は何と約110km! 

高速列車が多い区間が主戦場だけあって、取り付けたエンジンもパワフルなのだろう。

進行方向右側に名峰・樽前山が現れ、

まもなく、白老駅に到着です。

※写真15~17:特急列車に引けを取らない走りをするキハ143(錦岡~社台~白老)

 

午後3時14分、白老駅に到着。よし、ここで降りよう。

約20名の乗降を経て、白老駅を発車。

西日が眩しいね~ いってらっしゃい。

※写真18~20:3両編成の711系電車(愛称:赤電)の後継車両として活躍してきた、2両編成のキハ143

 

パンパカパーン!🎉💐

「JR北海道・北の大地の入場券」の最後の一枚は、何と、白老駅なんです! 

 

新夕張駅で「北の大地入場券」を買うまでは、すっかり忘れてました。

仕事でバタバタしている中、急に旅に出ると、大体、こんなものです・・笑

 

写真は711系電車。これはいい入場券だ。

※写真21:自分への最高のクリスマス・プレゼント

 

白老駅の外観です。

白老町にはアイヌ民族の「民族共生省庁空間」(愛称:ウポポイ)があり、駅名看板もアイヌ文様をイメージ。

※写真22・23:夕暮れの白老駅

 

日没になったので、車窓の眺めを楽しむ旅は、ここで終了。

 

帰りの苫小牧行普通列車まで時間があるので、駅の温風ヒーター前で休憩しよう。

 

ポカポカしてきたな~

お腹も空いてきたし、苫小牧駅の最後のミッションで買った駅弁を食べようか!

苫小牧名物「北寄貝」を味わえる「北海道・汐彩弁当」を、いただきま~す!

※写真24:今日、2食目の苫小牧駅弁。持ち運ぶと中身が崩れるので、写真は苫小牧のお店で即撮影。

 

今日、白老駅で苫小牧の駅弁を食べるとは、まったく思っていなかった。笑

 

急に思い立ち、行き合ったりばったりの乗り鉄だったけれど、

引退間近のキハ283系「特急おおぞら」・キハ281系「特急北斗」・キハ143や、むかわ竜復興トレインにも出会い、「JR北海道・北の大地入場券」も、全て収集することができたし、鉄分豊富で、楽しかったね。

 

では、ボチボチ、帰路に就くとしよう。

 

東室蘭発苫小牧行普通列車がやって来たが、ヘッドライトが妙に際立つ。

お~キハ143だ!

午後4時25分、列車は白老駅を発車。苫小牧まで、よろしくね。

 

では、車内の様子を動画でどうぞ。

【撮影時間・57秒(社台~錦岡)】

 

午後4時50分、列車は苫小牧駅到着。

※写真25~27:長い間、お疲れ様でした。(白老駅・苫小牧駅)

 

室蘭本線(岩見沢~苫小牧~長万部)の岩見沢~追分~沼ノ端間は、ローカル線の雰囲気がとても色濃いので、

今回の旅で乗れなかった岩見沢~追分間は、冬にまた楽しむことにしよう。

 

さて、札幌行の電車に乗り換えるか・・

 

 (終わり)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!冬の石勝線~室蘭本線(千歳駅~白老駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

昨年2月は道内が大雪になり、鉄道ダイヤも乱れましたが、今冬は割と穏やかなので、このまま続いて欲しいですね。 

 

次回からは「冬の室蘭本線(岩見沢~苫小牧)」。今回の旅で乗れなかった岩見沢~追分間を中心とした、乗り鉄旅(2023年1月)です。