「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1000km!」の主役「2429D(滝川発釧路行普通列車)」は、午後0時5分、落合駅2番ホームに到着。

 

北海道を東西に分ける峠の一つ「狩勝峠」の手前までやって来た。

帯広発滝川行普通列車と列車交換(本日4回目)のため、停車時間は20分!

札幌駅を出発して既に5時間なので、旅男5人衆には丁度いいリフレッシュタイム。

早速、プラットホームで散策開始。

爽やかな快晴で、最高です!

まずはホームの橋の上から、新得(釧路)方面をパチリ。かつて鉄道交通の要所だった落合駅。左側には引き込み線(跡)が何本もありますね。

午後0時8分、滝川行普通列車が到着。

よし、1番ホームに行こう!

滝川行は午後0時14分に発車。まだ時間があるぞ。

反対方向からパチリ! 1946年に建設された木造の跨線橋は、道内最古とのこと。

何を話しているのだろう・・家族を見送っているのかな? 

ローカル線の風情を感じる落合駅。

でも・・2016年夏の台風豪雨で不通となり

2017年夏に来た時は、このような姿でした・・残念

 

午後0時25分、2429Dは落合駅を発車。

列車交換を、もう一度、楽しみたかった・・泣

※写真1~11:かつては鉄道交通の要所だった落合駅

 

2429Dは、トンネルや橋を次々通り、次の新得駅に向かっている。

 

今日の行程は391.9kmで、落合駅までは191.7km。落合駅を発車して5分程度走ったところが旅の中間地点なので、今、そのあたりにいるのだろう。

終点・釧路駅までは、あと5時間半・・乗り応え、あり過ぎ・・笑

 

おっ、トンネルが見えてきた。新狩勝トンネルかな?

正解! え~!徒歩だと116分?

これはお宝看板! この旅一番の発見かも?

※写真12・13:道内在来線では最長クラスの長さを誇る新狩勝トンネル(約5,800m)

 

新狩勝トンネルを抜けると、進行方向左側の車窓の景色が一変!

さすが広大な十勝管内。スケールが大きいね。根室本線が1966年にルート変更する前は、「日本三大車窓」の一つと称されただけのことはある。

 

遠くに見えるのは新得の街。やっとここまで来たか・・

ここは進行方向の右から左へ傾斜が続く区間。鉄道としては傾斜がきついため、斜面を左右に大きく曲がりながら(大きなS字カーブ)、新得の街に近づいていく。

 

キハ40は「シュー・シュー」と空気圧ブレーキをかけながら、下り坂を惰性走行していて、まるで楽して進んでいるように思えるが、まだ先が長いので、こんな時があってもいい。

 

次の写真は、左にカーブしている区間。

新得の街が、ここでは進行方向右側遠くに、ちらっと見える。

※写真14・15:2429Dは峠を越え、道東エリアへ進行中(落合~新得)

 

根室本線は新狩勝トンネルの出口で、特急列車が1日11往復する石勝線と合流し、2429Dはそこから4つの信号場と5つのトンネルを通り過ぎ、午後0時51分、新得駅に到着。

 

ちなみに28.1kmある落合~新得間は 、石勝線が開通(1981.10月)する前は、在来線で国内最長区間でした。

 

新得と言えば蕎麦!

停車時間は12分あるので、駅ホームの立ち食いそば屋さんに行こう。

富良野の駅弁を食べたばかりだが、普通列車ならではの楽しみは外せない。

六角さんも「呑み鉄本線日本旅」で、新得のお蕎麦を堪能してましたね。

それでは「かしわそば」を、いただきま~す!(※旅の後に来て、店内で撮影したので、カウンターの色が異なります)

美味しいですよ! じゅるる・・

時間があれば隣のホームから2429Dを撮影したかったのですが、今日はこのアングルで我慢しよう・・残念。

 

新得駅は、新得~帯広~釧路間の始発駅になることが多いので、いつもキハ40がスタンバイしています。

時は流れ2017年8月。この日は猛暑、Wタラコはドアを開けて換気。

ここで再会するとは、ビックリ!

駅前では東鹿越との代行バスが発着。

そして2021年11月。晩秋を迎えた新得駅にやって来ました。

タラコがいた!嬉しい~!

乗り鉄旅でお世話になったキハ40-1749。まだまだ頑張ってね!

2021年は「根室本線全線開通100周年」。懐かしい国鉄色(ツートンカラー)のキハ40も登場!

キハ40(JR北海道通常色)も健在。

そして新得駅からは、特急列車も旅日記に出演しますよ~

それでは早速、札幌発釧路行「特急おおぞら1号」(キハ283系)の登場です!

ほぼ同時刻に札幌駅を発車したのに、午前9時前には新得駅に到着。

4時間も早いのか・・苦笑

※写真16~30:根室本線・石勝線の要所・新得駅

 

動画もどうぞ。

(※撮影時間・58秒)
 

根室本線は新得駅から幹線に姿を変えますが、2429Dの旅はローカル線気分。

列車交換で進路を譲り、追い越されながら、のんびり東へ進んでいきます。

 

終点・釧路駅までは172.1km&5時間。

旅はここから後半だけど・・いかん!お腹一杯で、眠たくなりそうだ・・

 

 (つづく)

 

 

*追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の根室本線(滝川駅~釧路駅)」を、ご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

北海道は今、肌寒い天気が続く時期ですが、これが終われば、いよいよ爽やかな初夏!

それまでは仕事を頑張って、できるだけ終わらせて、心置きなく「鉄分補給の旅」に出られるようにしたいですね。