兜沼~勇知間を走る「特急宗谷」。

後ほど登場です。

※写真1:夏の宗谷本線を力走するキハ261系

 

午前11時32分、旭川発稚内行普通列車(4325D)は、兜沼駅を発車。

 

あれ?線路が消えている?

※写真2~4:また来たい夏の兜沼駅

 

ガタン・ゴトン~ガタン・ゴトン~♪ 

ローカル線らしいサウンドを引き連れ、キハ54は北へ快走を続けている。

爽やかな夏風が車内を流れ、とても気持ちがいい。

 

列車は勇知駅手前の、大きな左カーブに入ってきた。

お~いい眺めだな~

青と白と緑のコントラストは、北海道からの夏のプレゼント!

進行方向左側後方には利尻富士が再び登場し、白いビニールに包まれた牧草ロールが、あっちこっちコロコロ・・

牛(乳牛・ホルスタイン)たちも、ランチタイム。

その左カーブに、札幌発稚内行「特急宗谷」がやって来た!

 

 

 

このカーブを過ぎると勇知駅はもうすぐだ。

※写真5~13:お気に入りのスポット!乗って良し、撮って良しの左カーブ(兜沼~勇知)

 

午前11時39分、勇知駅を発車した列車は、

牧草地帯を走り、

(※上の写真は進行方向左側前方(日本海側)、下の写真は進行方向右側前方(オホーツク海側))

森の中を走り続ける。おっ!白樺だ。

いいね~自然豊かな車窓の景色。かなり疲れてきたけど、楽しいね。

※写真14~18:北の大地を軽快に走るキハ54(勇知~抜海)

 

午前11時49分、「日本最北の無人駅」「日本最北の木造駅舎」の称号を持つ抜海駅に到着。

 

映画のロケ地としても知られる抜海駅。ザ・昭和です。

歴史を感じる立て看板!いつ取り付けたのだろう?

温度計も凄い・・今、何度かな? 

いつも同じ温度かも?(笑)

午前11時49分、4325Dは抜海駅を発車。

遠くに宗谷丘陵が見えますね。この地形は珍しいですよ。

※写真19~24:鉄道ファンに人気の高い抜海駅

 

旭川駅を発車して約6時間。

さぁ~いよいよ利尻富士の絶景ポイントがやって来る!

 

左カーブは日本海に続くルート。まもなく目の前に大海原が広がるはずだ。

 

ドキドキしてきた・・今日はどんな姿を見せてくれるのだろうか・・

※写真25~27:利尻富士まであと少し(抜海~南稚内)

 

列車は減速し右にカーブ。

いよいよだな!カメラを手に持ち、レンズを少しズームできるよう準備しよう。


目の前に日本海が広がってきたぞ~!

そして左側後方に視線を送ると・・・

きた~!2018夏の利尻富士!

今日は幻想的だな~

 

わずか10秒程度の出会いだけど、旭川駅から普通列車に乗ってここに来ると、6時間待った分、嬉しさも倍増だ。

ちなみに2017夏・完全乗車旅の利尻富士は、こうでした・・惨敗・・泣

それが心残りで、その2週間後、キハ54で稚内~兜沼間を乗り鉄旅した時の利尻富士は、これです!窓を開けてパチリ!

※写真28~30:絶景!宗谷本線から眺める利尻富士!(抜海~南稚内)

 

2017夏・稚内~兜沼間の旅の様子は「北海道ローカル線旅日記!夏の宗谷本線」をご覧ください。

 

宗谷本線・最後のハイライトを終え、列車は曲線続きの丘の間を走り、今、終点・稚内駅へ向かっている。

 

稚内駅までは、あと約10km&約10分。

いよいよ完全乗車の旅も、最終章を迎えます。

 

 (つづく)

 

*追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の宗谷本線・完乗編⑬(旭川駅~稚内駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 

次回は最終回。雪が降る前に、稚内駅にたどり着きたい。