懐かしのキハ183系「特急サロベツ」!

 

札幌~稚内間を5時間30分~50分で結んでいた、3両編成のロングラン特急でした。

「特急宗谷」と共に宗谷本線を支える看板列車で、2017年3月のダイヤ改正までは札幌~稚内間を1日1往復。

 

午後2時8分、稚内行「特急サロベツ」が旭川駅に到着。

 

停車時間は3分。ホームの自動販売機で飲み物を買い求める乗客さんがいますね。

ここで買わないと、稚内駅までの約4時間、飲み物補給の機会がないので大変です。

午後2時11分、旭川駅を発車!

※写真1~4:今は出会うことのないキハ183系「特急サロベツ」(2015年8月)

 

宗谷本線・完全乗車の旅は2017年7月なので、キハ183系の旅日記登場は考えてませんでしたが、同年7月から販売開始され、旅の想い出にたまたま美深駅で買った「JR北海道・わがまちご当地入場券」の表面が、何と「特急サロベツ」の列車交換シーン!

※写真5:貴重なツーショット!お気に入りの「JR北海道わがまちご当地入場券(美深駅)」

 

・・ということで、キハ183系「特急サロベツ」が今回登場しました。

 

「え? 僕も登場したい!」って? 

はい!それでは宗谷本線の兄弟のような石北本線で活躍する、キハ183系「特急大雪」君に登場していただきましょう。友情出演です。

(撮影時間:26秒(石北本線・中愛別~愛山))
 
時は流れ2023年4月1日・午後0時12分。
札幌発稚内行「臨時特急・サロベツ」がキハ183系・6両編成で、名寄駅に到着。
この勇姿も、これで見納めだな・・

5・6両目は、かつての国鉄色。午後0時20分、名寄駅を発車です。

※写真6・7:「特急オホーツク・大雪」の定期運行終了後、引退前に宗谷本線に勇姿を披露したキハ183系(名寄駅)

 

さて、話を完全乗車旅に戻し、これが美深駅。

※写真8:完全乗車旅の2週間後に立ち寄った美深駅(2017年7月22日)

 

美深駅で列車交換する稚内発名寄行普通列車は、まもなく美深駅に到着。

※写真9:森から抜け出し南へ進む稚内発名寄行普通列車(4324D)。稚内駅を午前5時20分に発車した、道内で一番早起きの普通列車です。(紋穂内(もんぽない)~初野)

 

午前8時22分、ほぼ定刻どおり列車交換。

お互い目的地に向かって美深駅を発車。

 

 

 

 

※写真10~14:名寄駅へ向かう4324D・稚内駅への心のバトン!確かにいただきましたよ。

 

旭川発稚内行普通列車(名寄駅までは321D・名寄駅からは4323D)は、午前8時26分、初野駅に到着。

 

この踏切はダンプカーが通るんです。

きっと宗谷本線のライバル「北海道縦貫自動車道(函館市~稚内市)」の工事車両なんだろうね。

※写真15~17:初野駅に到着・発車した4323D ~今旅5箇所目の板駅~

(※初野駅は2024年3月のダイヤ改正に伴って廃止となります。長年、高校生の列車通学を支えていただき、ありがとうございました。2023.12.12追記)

 

初野駅を発車した4323Dは森を通り、

進行方向左側に天塩川が迫る、山裾の曲線区間を慎重に走り、

※写真18・19:初野~紋穂内の様子

 

午前8時30分、紋穂内駅に到着。

何と表現したらいいのだろうか・・

幾何学模様のような駅舎だな~

※写真20:一度見たら忘れられない紋穂内駅。地元の高校生の通学などに長年貢献してきたが、利用者の減少に伴い、2021年3月13日をもって廃止。残念です。長い間、ありがとうございました。

 

紋穂内駅を発車した4323Dは、緑濃い森林地帯を北に向かって進む。

進行方向左側には、時折、天塩川の土手が現れ、

午前8時38分、恩根内駅を発車し

その後は畑が線路の両側に広がる。

警報器のない踏切!懐かしい~

 

※写真21~25:紋穂内~恩根内~豊清水の様子。なお、恩根内駅は2024年3月のダイヤ改正に伴い廃止となります。長い間、地域の方々を支えていただきありがとうございました。次々駅がなくなり残念です・・泣(2024.3.15追記)

 

午前8時43分、4323Dはまもなく、美深駅の「わがまちご当地入場券」の舞台となった豊清水駅に到着。

 

お~DBR600形ディーゼル機関車が、こっちを見ているね~こんにちは😁

取り付けているのは軌道草刈機。

自然豊かな大地を走る宗谷本線。列車本数が少ないので、夏は線路上に生命力の強い植物がどんどん伸びそうだ。

さすが多機能、お疲れ様です。

午前8時44分、豊清水駅に到着。

引き込み線もあるので、作業用車両が停車できる重要な駅。

 

ここでは稚内発旭川行「特急サロベツ2号」と列車交換のため5分停車。

いいね~プレゼントをもらった感じ。

早速外に出て撮り鉄開始!

 

キハ54とのツーショット!これは記念になるね~「冬の釧網本線・流氷編3」の北浜駅を思い出すわ。

お~来た~!

列車から降りてきた乗り鉄さんも、特急列車に向かってシャッターを切っている。

カタン・カタン・カタン・カタン~♪♪

走行音がどんどん大きくなり、「特急サロベツ」は大きな走行音を残して一気に通過!

さすがキハ261系!高馬力で高速だ。

あら? この「のりば表示版」は手作り感一杯だな~笑。これは記憶に残る。

※写真26~33:美深~音威子府(おといねっぷ)間の大切な列車交換駅として活躍してきた豊清水駅。しかし、この駅も2021年3月13日をもって廃止なんです。残念です。今後は信号場として、重要な役割を果たし続けるのでしょう。

 

次の写真は別な日の豊清水駅を通過する「特急サロベツ2号」。

※写真34:この日もキハ261系気動車は高速通過。

 

では、その後の「特急サロベツ2号」を動画でご紹介します。

(撮影時間:15秒・下士別~士別)

 

キハ183系に比べると、やっぱり速い。

(撮影時間:21秒・士別~北剣淵)
 

終点・稚内駅までは、あと141.5km&およそ3時間20分。

ここまで随分北上してきたが、距離的にも時間的にも、まだ半分も進んでいない・・

疲労感も出てきたし、どうしよう・・笑

 

 (つづく)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の宗谷本線完乗(完全乗車)編(旭川駅~稚内駅)をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

北海道も内陸部では、この10日間、最高気温が30度以上の真夏日が続き、一気に夏モード!

新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、できる範囲の中で鉄分補給したいですね。