夏の宗谷本線・完全乗車編(2017年7月)、再開です。
午前7時46分、旭川発稚内行普通列車(321D)は、名寄駅に到着。
名寄駅は2018年秋に屋根塗装などが行われ、昭和初期の外観に近い姿に改修。
夕方は青空とのマッチングがいいですよ~
※写真1:かつては名寄本線や深名線が接続し、鉄道交通の要所として活躍した名寄駅
停車時間は8分。早速、向かいのプラットホームへ行ってみよう!
3番ホームに停車しているのは音威子府(おといねっぷ)発旭川行普通列車。名寄駅からは「快速なよろ2号」に格上げ。
このサボは年季が入っているな~
今となれば、まさにお宝級!
午前7時50分「快速なよろ2号」が発車。
旭川駅に向かう最初の快速列車なので、乗車率も高い。かつて名寄本線で活躍した札幌行「急行紋別」の後継者と思う。
日によっては、唯一の「宗谷線急行気動車復刻色」車両=キハ40・1747が登場! 快速が似合うね~
321Dは切り離し作業が完了!
左側のキハ54だけが、日本最北の稚内駅に進む。
ここで見納めの321D・・名寄駅からは列車番号も4323Dに変わる。
稚内駅まで完走するのはキハ54・504。
あと4時間20分、お世話になりま~す。
※写真2~9:名寄駅に停車中の321Dと快速なよろ2号
キハ40とはエンジン音が違うな~
「普通列車、稚内行きです。」
また、この車内放送を聴きながら、旅に出たい・・
おや~このマークは何だろう?
これは宗谷北線運輸営業所のシンボルマークで、この車両は宗谷本線北部(名寄~稚内間)を主に担当していたんだね。
名寄駅からは山裾に沿って走る曲線区間が多く、冬は豪雪。その区間を任された車両は大変だったのだろうな~お疲れ様でした。
今は、その区別はないようです。
※写真10:北剣淵駅で発見!宗谷北線運輸営業所のシンボルマーク(キハ54・511)
名寄駅を発車する時間が迫ってきた。
キハ40が後方に移動開始。
いっしょに稚内へ行こうよ!
え~行っちゃうの? 寂しくなるね・・
旭川行の「快速なよろ」になるのかな?(321Dの運転席横にサボ発見!)
高校生の姿はなく、閑散とした車内。
稚内駅まで行く人は、他にいるのだろうか・・?
この日は朝から気温がうなぎ上り。北海道名物「首振り扇風機」も大活躍!
お~懐かしいな~この温度計。
車内温度は既に30度!頑張れ扇風機!
名寄駅とも、まもなくお別れ。2017年夏の名寄駅は、屋根が緑色でした。
午前7時54分、稚内行普通列車(4323D)は名寄駅を発車。
※写真11~21:4323Dが名寄駅を発車
名寄の市街地を過ぎると、列車は山裾の曲線区間を走り、
進行方向左側には、名寄川と合流し大きくなった天塩川が時々姿を現す。
※写真22・23:名寄駅からは、このような車窓の景色に出会うことが多い。(日進~北星)
午前8時7分。やっと着いた~!
ここは駅名にロマンを感じる北星駅。
プラットホームは板張りで、長さは車両1両分あるのだろうか・・
周囲の民家は1軒でとても静か。そして、駅近くには「熊出没注意」の看板!
文句なしの秘境駅!
スロープを上ってみると、直線区間にひっそりある駅。列車は一日上下4本停車なので、主に高校生の通学用なのだろう。
この写真は、下り列車では4323Dの次に停車する4327D(午後3時7分)。
おっ?車窓から真っ先に目に入るあの建物!あれは何だろう?
4327Dは駅に到着後、すぐに発車。
これが伝説の駅舎か?
凄い!参りました・・
※写真24~31:鉄道マニアに知られる北星駅。しかし2021年3月13日に廃止。
寂しいですね・・長い間、ありがとうございました。~今旅3箇所目の板駅です~
終点・稚内駅までは、あと170.1km&4時間。また魅力的な無人駅に出会うのが、とても楽しみです!
寝ないようにしなくては・・笑
乗り鉄旅は北星駅に来てますが、一度、名寄駅に戻って・・
いましたね!日本最北を走るキハ40。
午後4時36分名寄発、音威子府行普通列車(4329D)。主に高校生が乗ってます。
※写真32:いつまで続くのかな~日本最北を走るキハ40(名寄駅3番ホーム)
地域の貴重な足として、今日も定時運行、お疲れ様!
「普通列車、音威子府行きです。」
「3番ホームの列車が発車します。ご注意ください。」 はい、了解!
※追伸
「北海道ローカル線旅日記!夏の宗谷本線完乗編(完全乗車)編(旭川駅~稚内駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
北海道は初夏を迎えました。
新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、北海道の爽やかな夏をローカル線で鉄分補給したいですね。