午前7時11分に北剣淵駅を発車した旭川発稚内行普通列車(321D)は、直線区間を進み鉄橋を通過。
真っ青な空は、気持ちがいいね!
※写真1・2:先頭1両目はキハ54(右側)・2両目はキハ40(左側)(北剣淵~士別)
鉄橋通過シーンを動画でご紹介します。
列車は名寄発旭川行普通列車(324D)。
北剣淵駅に停車するので、鉄橋ではスピードダウン。その分、ゆっくり見ることができ、また、日替わり編成も324Dの魅力です。
※写真3・4:鉄橋を通過する324D(北剣淵~士別)
午前7時15分、321Dは「羊のまち」士別駅に到着。
今日は土曜日だが高校生がいますね・・
部活動かな? 平日は、どれくらい通学生がいるのだろう?
可愛い羊がお出迎え。
和寒駅や剣淵駅などから乗車した高校生の多くは、士別駅で下車。
いいね~列車通学。高校時代を思い出す・・胸がキュンとしたあの頃に、もう一度戻りたい!無理・・笑
駅で素晴らしいポスターを発見!
鉄道を大切にしていることや、鉄道に関わる方々への感謝の気持ちが、よ~くわかる。
士別翔雲高校生徒会の皆さんが中心となって作成したんだね。
きっと列車通学生が多いのだろう。
わたしたちの駅・・いいフレーズだ。
ラッセル車とのコラボとは・・凄い。
厳冬での熱い取組、お疲れ様!
次のツーショットは、士別駅・午後の一コマ。右側が旭川行「快速なよろ」で、左側が名寄行普通列車。まるで双子のように見える。
高校生がキハ40に乗り、家路につく・・
そのような日常が、長年、繰り返されてきた宗谷線。キハ40が第一線を退くと、もうこの光景には出会えないが、新型車両(H100系)が、しっかり後を引き継ぐと思う。
※写真5~11:士別駅での出会い
午前7時16分、新たに通学生などを乗せて、321Dは士別駅を発車。
和寒駅まで静寂だった車内は、和寒駅からは高校生の元気な声が聞こえ、明るい雰囲気!
皆さんのパワーをいただき、寝ぼけ眼がシャキッ!笑
※写真12~14:高校生で賑わう321Dは士別駅を発車
宗谷本線の次のハイライトは「北海道遺産・天塩川」。
川の長さは256kmで国内第4位(北海道第2位)を誇り、河口から約150kmは川の流れを遮る工作物がなく、自然の姿が多く残っている川としても知られている。
天塩川は士別市から名寄本線に寄り添うように北に流れていくが、どのような姿を見せるのか、とても楽しみだ。
士別駅を発車して約3分。列車は天塩川を渡る宗谷本線唯一の鉄橋にやって来た!
※写真15:穏やかな流れの天塩川(士別~下士別・進行方向左側)
これは321Dの鉄橋通過シーン。
初夏の爽やかな青空を背景に、321Dは最北の地へ走り続ける。
続いて次の名寄行普通列車・323D。
※写真16・17:今日も活躍!宗谷本線を長年支えるキハ40とキハ54(士別~下士別)
321Dの鉄橋通過シーンを、動画でご紹介します。
午前7時22分、321Dは下士別駅に到着。
床はコンクリート張りだが、柵もなくシンプルな無人駅。
でも・・駅舎は個性的!
まるで小さな民家のようだ。笑
そして、左上の駅名看板!小さな子どもが書いたような文字は、めんこいね。
※写真18~20:残念ながら、2021年3月13日で廃止となった下士別駅。この駅舎は、その後、どうなるのだろう?
下士別駅を発車すると、列車は直線区間を走り続ける。
「ガタン~ゴトン~ガタン~ゴトン~」のテンポも速くなってきた。
321Dを後方からパチリ!
1両目・キハ54の車内です。平日は高校生で、かなり混むのだろうね。
午前7時41分、列車は東風連駅に到着。
高校生が次々降りますが、名寄高校へはこの駅で降りるのが最短。でも1.5kmはある。冬はどうするのだろう・・?
大変なこともあると思うが、皆さ~ん、充実した高校生活を送ってくださいね!
※写真21~25:321Dは高校生の通学を、サポートしています。
なお、東風連駅は2022年3月、名寄駅側1.5km の所に移設し「名寄高校」に改称。高校の目の前なので、野球部の練習の大きな声が聞こえますね。
午後0時38分、旭川発名寄行「快速なよろ1号」が到着。名寄高校駅になってから1日上下8本の「快速なよろ」が停車するようになり、かなり便利になりました!
車両はH100形・富良野線ラッピング。
※写真26~28:道内唯一!高校の名称が駅名となった「名寄高校駅」(2024年5月)
名寄駅が見えてきた!
3番ホームに列車が来るのかな? 結構、人がいるね。
午前7時46分、321Dは名寄駅に到着。
名寄駅は旭川駅・稚内駅に次ぐ大きな駅で、かつては名寄本線(名寄~紋別~遠軽・1989年廃止)と深名線(名寄~深川・1995年廃止)が接続し、東西南北に繋がる鉄道交通の要所でした。
停車時間が8分あるので、プラットホームに降りて駅ブラ開始!
名寄本線と深名線が接続していた時の看板が見たかった・・
午前7時48分、音威子府(おといねっぷ)発旭川行普通列車(名寄駅からは快速なよろ2号)が、3番ホームに到着。
よし、向かいのホームに行ってみよう!
跨線橋の窓から稚内方面を見ると、このようになります。
昔はホームが長かったのかな?
かつて活躍した「寝台急行・利尻」(札幌~稚内)は、
・客車7両(うちB寝台2両)
・荷物車3両(一部・郵便車)
の10両編成だったので・・
見納めの321D。列車の切り離し作業が進んでいます。
名寄駅からはキハ54の1両編成。列車番号も321Dから4323Dへ。
高校生が降り、身軽になったキハ54。
ここからは曲線区間が増える宗谷本線ですが、特急列車に近い馬力があるので、終点・稚内駅まで力走するのだろう。
まだまだお世話になります、ヨロシク!
※写真29~34:321D・名寄駅到着!
終点・稚内駅までは、あと183.2km&4時21分。
もう少し名寄駅で、ゆっくりしたいな~
ホームに降りてゆっくりできるのは、約3時間後の幌延駅なので・・泣
(つづく)
※追伸
「北海道ローカル線旅日記!夏の宗谷本線完乗(完全乗車)編(旭川駅~稚内駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
北海道は今、曇天続き。いわゆる「蝦夷梅雨」の季節です。本州の梅雨が明けると蝦夷梅雨も終わりを告げ、いよいよ北海道らしいカラッ!とした爽やかな夏が訪れます。
その季節までに、新型コロナウイルス感染症の状況が改善し、3密回避など基本的な事項を守りながら、ある程度、旅を楽しめるようになることを願っています。