あれ?銭形警部!

茶内駅入口にはルパン!

実は「ルパン三世」の生みの親、モンキー・パンチさんは茶内駅のある浜中町の出身。

※写真1・2:皆さんを出迎えるルパンと銭形警部(茶内駅)

 

映画「ルパン三世・カリオストロの城(1979年・宮崎駿・映画初監督)」は、40年経った今も忘れません。

ルパン、次元大介、石川五エ門、峰不二子のルパンファミリーと、銭形警部が見事に描かれ、極めつけは銭形警部とヒロイン・クラリスとのラストシーン・・

 

銭形警部:「くそ~一足遅かったか・・ルパンめ、まんまと盗みおって。」

クラリス:「あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったんです。」

銭形警部:「いや、ルパンはとんでもないものを盗んでいきました。それはあなたの心です!」

クラリス:「はい!(笑顔)」

 

いいね~ 銭形警部は素晴らしいし、やっぱりルパンになりたい!笑

※写真3:浜中町に縁が深いルパン三世の主役たち

 

さて、現実に戻って・・

 

ここで予想外の展開!

いっしょに列車から降りてきた外国人観光客さんが、ルパンを見て大喜び!

英語で聞いてみると、日本のアニメ好きで、何と銭形警部も知っているとのこと。

 

さすがに、これには驚いた。

すぐに親しくなったので、記念撮影のお手伝いをしたり、なぜルパンが茶内駅に現れたのか?を説明したり・・

わずか10分の国際交流ですが、記憶に残る茶内駅となりました。

 

釧路行普通列車がやって来ましたね。

私たちも列車に乗りましょう。

運転士さんに「全員乗車(7名)」を伝達。まるでツアーガイドのよう・・笑

※写真4:午前9時33分・釧路行普通列車・茶内駅到着

 

午前9時35分、根室行・釧路行、共に発車!

ここから根室駅まで列車交換がないので、しっかり見ておこう。

 

※写真5~7:列車交換終了(茶内駅)

 

次の写真は、2017年冬、釧網本線で「観光列車・流氷物語号」がデビューした際に、運用車両として青色にラッピングされたキハ54・508。

白色ラッピング車と共に、花咲線でも活躍。夏の列車交換です!

 

 

 

 

 

※写真8~13:釧路行「快速はなさき」。以前はヘッドマークがあったと思います。(2019年8月・茶内駅)

 

茶内駅でひと休みした列車は、一気に加速。東に向かって快走を続けている。

 

※写真14・15:好天が続く道東の冬は、旅人にはとてもありがたい。(茶内~浜中)

 

午前9時42分、浜中駅到着。

おっ、ルパン参上!

今日は降りないので、後日、駅を訪問。

次元、五エ門は見つけたが、

不二子ちゃんは、どこにいるのだろう?

 

あ~!いた~!!

さすが和製ボンドガール!

列車に乗り遅れるかも?・・笑

 

ルパンたちが浜中町の魅力を、紹介してますね。このルパン・・めんこい。

※写真16~19:浜中駅のルパンファミリー

 

駅前には「浜中町宝島MAP」が設置。

すべて巡りたいが、時間がないので人気スポット「霧多布岬」へ行こう!

(上の看板ではルパンの右側、下の看板では不二子ちゃんの上に位置します。)

※写真20:お宝はどこにあるのかな?(茶内駅前の看板)

 

浜中駅から車で約15分、霧多布岬到着。

 

お~これは絶景だ・・

西日に映える岬と灯台。

風もなく、波打ち際の波音だけが聞こえてくる。

夕陽がとても綺麗・・

カモメの鳴き声が、旅愁を誘うな~

誰もいません・・落日まで佇んでいこう。

※写真21・22:お宝級の風景が待っていた霧多布岬(夏は霧が多い)。近年、ラッコさんも見かけます。

 

「呑み鉄本線日本旅・夏の花咲線」で、ここを訪れた六角さん、「まるでイギリス・・アイルランドのようだ」と語っていましたね。

 (撮影時間・30秒)

 

浜中駅に戻ってきました。

浜中駅のJR北海道「わがまちご当地入場券」の写真は、茶内駅の列車交換。やはりこのシーンか・・1日上下各6本の列車が、すべて列車交換する駅は他にはないので。

※写真23:風光明媚な浜中町。お気入りの入場券です。

 

乗り鉄旅、再開です。

午前9時42分、根室行普通列車、浜中駅を発車。

※写真24:厚岸~根室間に時々姿を現すキハ40(5635D・14:52撮影)

 

花咲線と言えば「ルパン三世ラッピングトレイン(通称:ルパン列車)」は外せない。

地元自治体が沿線活性化のため、2012年4月から運行している人気車両で、現在、花咲線や釧網本線で活躍。

拳銃を構える姿がカッコいいね~

今日はどこを走っているのかな?

 

※写真25・26:ルパン三世ラッピングトレイン

 

このエリアは、日本有数の酪農地帯。

原生林や鉄道防雪林が途切れると、広大な牧草畑が目の前に広がる。

 

※写真27・28:ほぼ同じ場所です。(浜中~姉別)

 

根室行普通列車は、厚床駅手前の踏切を通過し右に曲がると、まもなく厚床(あっとこ)駅に到着する。

次の写真は、そこをあっという間に通り過ぎた「快速ノサップ」。

 

 

※写真29~31:通称「厚床踏切」通過(姉別~厚床)

 

午前9時58分、釧路発根室行普通列車(5629D)は厚床駅に到着。

 

※写真32・33:国鉄・標津線(1989年廃止)との分岐点・厚床駅到着

 

釧路駅から厚床駅までは90.5km。花咲線(135.4km)の2/3までやって来ました。

海・湖・川・湿原など、車窓から豊かな自然が広がる花咲線。

ここからは、どのような出会いがあるのかな?

 

 (つづく)

 

*追伸

「北海道ローカル線旅日記!冬の花咲線(釧路駅~根室駅)」をご訪問いただきまして、誠にありがとうございます。

 

大好きな「ルパン三世」を世に出していただいたモンキー・パンチ様、また、モンキー・パンチ様を勇気づけた赤ひげ先生に、感謝の意を表するとともに、モンキー・パンチ様のご冥福を心からお祈り申し上げます。