あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

それでは乗り鉄旅を続けましょう。

 

まずは北浜駅の展望台に上り、網走行き「流氷物語2号」を見送る。

「流氷物語号」用に青色ラッピングされたキハ54・508は、冬のオホーツクの風景に映えますね。

※写真1:北浜駅を発車した「流氷物語2号」(午前10時10分・北浜駅展望台)

 

北浜駅展望台は約5mの高さだが、いつも来る人を満足させる人気スポット。

今日の眺めもいいね~視界がよく、遠くの知床連山がはっきり見える。

向かって右側の海別(うなべつ)岳をズームして見ると、流氷もはっきり!

綺麗だな~ここでしばらく眺めていよう。列車来ないかな~?

※写真2・3:青と白の世界・冬のオホーツク海と知床連山(北浜駅展望台)

 

午前10時46分、網走発釧路行「快速しれとこ」が北浜駅を発車。

ここで降りたお客さんなどが、写真を撮っているね。

 

実は展望台も観光客で一杯・・

さすが釧網本線!

※写真4:釧路行「快速しれとこ」を利用すると標茶駅から「SL冬の湿原号」に乗り換えられるので人気あり(北浜駅展望台)

 

北浜駅展望台の夏の景色は、これです!

オホーツク海に一番近い駅・北浜駅!

夏もいいですよ~

※写真5:夏は波の音をのんびり聞きながら・・魅力一杯!北浜駅展望台

 

それでは北浜駅の駅舎内へ。

全国から北浜駅にやって来た旅人が、来駅記念に名刺などを壁に貼る文化がいつしか根付き、それが北浜駅の名物。

※写真6:旅人の思い出が一杯・北浜駅

 

待ってました!午前11時、私の大好きなレストラン「喫茶・停車場」が開店。

店内は格子窓越しにオホーツク海が見れる贅沢な空間。

※写真7:この風情を楽しみたい(北浜駅・喫茶・停車場)

 

早朝から休みなしで行動したので、さすがにお腹がぺこぺこ・・

 

早速楽しみにしていた、この時期限定のスペシャルメニュー「しじみのスープパスタ」を、いただきま~す!

これは凄い・・しじみがでかい!

さすが「寒しじみ」で有名な地元・涛沸(とうふつ)湖産。

しじみの濃厚なスープも最高! 冷えた体が温まるわ~

※写真8・9:麺の下に大きいしじみが隠れている「しじみのスープパスタ」

 

お腹も心もすっかり満足。

心地よいので、ここで少し休みたい・・

でも・・午前11時44分発網走行「快速しれとこ」に乗らなければならない。

 

そろそろプラットホームに出て「快速しれとこ」を待つことにしよう。

天気がいいね~本当に気持ちがいい・・

観光バスが来ているので、観光客かな? 結構、人がいる。

あっ!「快走しれとこ」がやって来た。オホーツク海・海別岳とのスリーショット!

「快速しれとこ」のヘッドマークは、流氷が浮かぶオホーツク海と冬の知床連山、そして大空を舞う国の天然記念物「オオワシ」。知床らしいね。

※写真10~12:北浜駅での楽しいひと時

 

今日は天気に恵まれ、本当に素晴らしい旅になった。

しかし、もし運悪く吹雪になると、このようになります。

※写真13:吹雪の中から急に姿を現す「快速しれとこ」(北浜駅)

 

あとは「快速しれとこ」で網走駅まで行き、そこから「特急オホーツク」に乗るだけ・・

※写真14:「快走しれとこ」到着

 

ところが予想外の事態が発生!

何と1両編成の「快速しれとこ」が首都圏の通勤電車並みに混んでいる。

 

北浜駅で10人程度降りたが、その倍以上の人が乗ろうとしている・・

これは大変だ!はたして全員乗れるのだろうか?

 

※写真15・16:何とか進む乗車の様子(北浜駅)

 

私も列の流れに身を任せ、車内通路に押し込まれ・・通路もデッキも人でびっしり。網走駅までは14分。鹿などが線路上に現れないことを祈る。

※写真17:両腕を上に伸ばしパチリ!

 

そうだ・・ストレス回避のため違うことを思い浮かべ、この時間を過ごそう。

それはやはり1年前の北浜駅・・「流氷ノロッコ号」のラストランだ。

※写真18:多くの方々に惜しまれ引退した「流氷ノロッコ号」(2016年2月・北浜駅)

 

午後0時過ぎ、網走駅に到着。

「快速しれこと」の混雑があまりにも強烈だったので、それまでの美しい風景の記憶は吹き飛んでしまった。(笑)

※写真19:ほっと一息・・網走駅無事到着

 

網走駅からは午後1時26分発札幌行「特急オホーツク6号」に乗車。

1年前の鉄道旅でも乗ったお気に入りの特急列車で、石北本線(網走~旭川)の車窓の景色を楽しむことができる。

 

でも・・残念なことに3月3日をもって廃止になるので、これがきっと最後の「特急オホーツク6号」。

 

札幌までは約5時間20分。長旅に備え大好きな駅弁(かに・いくら丼)を買って、楽しい旅にしよう。

 

※写真20・21:網走駅の名物駅弁・磯宴(いそうたげ)

 

午後1時5分、改札が始まった。

車両側面の「特急オホーツク・札幌」の行先表示も、これで見納めかもしれない。(3月4日からは網走発旭川行き「特急大雪4号」になります。)

 

先頭・1号車。

 

最後方・4号車。

 

※写真22~25:特急オホーツク6号(網走駅1番ホーム)

 

先頭車(1号車・自由席)に一番乗りし、進行方向右側の一番前の席を確保。これで前方も眺めることができ、楽しみが一つ増えた。嬉しいね~

 

※写真26・27:「特急オホーツク6号」1号車の車内

 

発車まで時間があるので、向かいのプラットホームから「特急オホーツク6号」を撮影。

 

「特急オホーツク」の先頭車と最後方車は3種類の車両があるけれど、引退が囁かれているスラントノーズが一方に編成されていてよかった。

 

※写真28・29:流氷観光で1両増結された「特急オホーツク6号」(網走駅)

 

これは「流氷物語2号」の車内販売で買った記念シート。

よく見ると、運よく、今冬の旅ですべての車両に出会うことができた。笑

※写真30:下の右から2番目の車両が希少価値の高い「白坊主」・・きっとここが完全制覇のポイント!

 

午後1時26分「特急オホーツク6号」は網走駅を発車。

車窓の景色を眺めながら今回の旅の光景を思い出すが「このような素晴らしい旅に、今後出会うのだろうか?」と思えるほどの満足感や達成感がある。

 

「日本初のプレミアム・フライディで何かをしよう!」とトライした旅だったが、すべてのことに恵まれ、忘れることのない旅になった。来てよかった!

 

最後に、その後購入した「JR北海道わがまちご当地入場券」をご紹介します。

北浜駅展望台からの流氷の風景と網走駅の「特急オホーツク」の写真が印刷されていて、今回の旅にピッタリ!

私にとっては、とても大切な入場券となりました。

※写真31:網走駅の「JR北海道わがまちご当地入場券」

 

 (終わり)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!冬の釧網本線・流氷編」をご訪問いただきまして、ありがとうございます。釧網本線・石北本線の列車ダイヤは改訂されておりますので、鉄道旅をされる際はご留意願います。