2026年3月31日の最終列車が深川駅に到着すると、歴史の幕を閉じる留萌本線(深川~留萌~増毛・66.8km)。

 

1921年11月に全線開通して以来、地域の大切な交通手段として走り続けてきましたが、海沿いを走る増毛~留萌間(16.7km)は2016年12月5日、峠を越える留萌~石狩沼田間(35.7km)は2023年4月1日に廃止。田園地帯を走る石狩沼田~深川間(14.4km)も姿を消すので、車窓の景色を目に焼き付けるため、先日、乗り納めをしてきました・・泣

 

それでは旅日記の始まりです。

 

ここは2026年3月3日午前9時50分の札幌駅10番ホーム。

最初に乗るのは、午前10時に札幌駅を発車する旭川行「特急ライラック11号」。久しぶりの電車特急だな~

乗る車両は6号車自由席。朝の通勤で岩見沢駅まで乗った「特急ライラック3号」を思い出す。その節は大変お世話になりました。🙇‍♂️

実は特急自由席も3月14日に廃止。勝手気ままな旅を愛する者としては、自由席は必需品。とても残念です・・泣

それで今回は、同日廃止となる自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)で旭川駅まで行って、まずは特急列車の旅を楽しむことに。いつも座る進行方向左側の窓側席を確保。それでは出発進行!

札幌駅を発車した列車は、札幌駅から江別駅まで続く都市部を過ぎ、只今、石狩平野を疾走中。

キハ好きとしては、ディーゼルエンジンの重厚感溢れるサウンドが車内に響かないのが物足りないが、ロングレールを走る電車特急はとても静かで快適だ。

あとは空模様。天気予報は「くもりのち晴れ」。早く青空が見たいね・・

札幌~旭川間では楽しみにしているポイントが数カ所あり、列車はその一つ「空知(そらち)川鉄橋」(砂川~滝川)にやってきた。

鉄橋通過シーンは、動画でどうぞ。

【撮影時間:56秒】

 

札幌駅を発車して約1時間。列車はまもなく函館本線と留萌本線の分岐点・深川駅に到着する。嬉しいね~!北(進行方向左側)の空が晴れてきたぞ!

おっ、信号を発見!留萌本線は住宅街の前を通って深川駅に接続する。早く乗りたいがここは我慢・・

列車は深川駅の次の駅・納内(おさむない)駅を通過。真っ白な雪原と青空のコントラストは、いつ見ても美しい。

空知管内は美味しい道産米の一大産地。夏は緑豊かな田園地帯が広がる。

列車はその後、神居古潭(かむいこたん)のトンネル群と旭川市内を流れる石狩川(ここは川が二つに分かれています)を通過し、

市内中心部に来ると高架橋を進み、午前11時25分、旭川駅に到着。

この時間帯の特急列車は空いていて、S切符で気軽に乗るにはうってつけ。

車窓の景色も楽しめたので、とてもいい旅でした!

※写真1~10:S切符の旅・前編(札幌駅→旭川駅)

 

旭川駅の滞在時間は約40分。時間がないぞ~!急ぎ駅内外を散策。

到着記念でいつも撮影する旭川駅南口をパチリ。楽しみにしていた「駅そば」はパス・・残念

その後切符を買い、

駅改札口に到着。

次に乗る列車は、午後0時4分発(留萌本線)石狩沼田行きの普通列車(4925D)。

この列車は、かつて旭川~深川~留萌を結んでいた「急行・るもい(1日2往復)」の唯一の後継列車。以前から一度乗りたいと思っていて、今日、やっと乗ることができました!笑

「改札中」の表示が出たのでゴー! 

最初の階段を上ると、雪だるま君がカウンターで待っていた。お疲れ様です。

※写真11~15:いつものことだが、慌ただしかった旭川駅

 

その後プラットホームに続くエスカレーターに乗り、ホームに出ると・・

え~これはビックリ!キハ54のツーショットではないか!

まったく予想外の出来事。うわ~どうしよう・・

そうだ、発車シーンを動画に収めよう。後方に移動だ!急げ~

【撮影時間:39秒】

 

そうか!宗谷本線の始発列車「321D(稚内行+名寄行)」の名寄行が名寄駅から折り返し(3322D)、旭川駅に到着した後、このタイミングで旭川運転所に回送されていくんだ。間違いかもしれないが、そう理解しておこう。

 

さて・・少し心を落ち着かせて、ここからは4925Dモード。

石狩沼田の行き先表示も、函館本線を走るキハ54も、3月13日まで。貴重な一枚になるね。

隣のホームに停車しているのは石北本線・上川行の「H100形気動車・宗谷線ラッピング車」。この車両も久しぶり、ラッキー!

では4925Dに乗りましょう!

車内の座席は空いているが、特等席(デッキ立席)をゲット。右側(北側)のドア越しには旭川の中心街。次に来る時は中心街を散策したい。

前方の眺めは、もう何も言うことなし。ワクワクが止まらない・・笑

信号が青に変わり、列車は午後0時4分、旭川駅を発車! この列車に乗るのも最初で最後・・どんな旅になるのか楽しみだね。

旭川駅を発車すると高架線を走るが、キハ54は前方をワイドに眺めることができる。特急列車では味合うことのできない眺め。これだけでも乗った甲斐がある。

高架線を降りると石狩川に架かる鉄橋を通過。留萌本線に架かる雨竜川鉄橋に似ているね。乗っている車両はキハ54-527。ご無沙汰していま~す。お元気でしたか?

鉄橋を通過すると列車は左にカーブしながら近文(ちかぶみ)駅に到着。近くに高校があるので高校生の利用が多いと思うが、これも初めて見るシーン。駅の理解が深まる。

近文駅を発車するとキハ54は馬力の強さで一気に加速。神居古潭のトンネル群へ突入する。

およそ10km続くトンネル群を通過し、列車は石狩平野の北部・北空知地区にやってきたが、あれ?こちらはまだ曇天。

午後0時22分、列車は納内駅にやってきた。

 JR北海道名物・ホーロー看板と電化区間を走るキハ54。

このツーショットも見納めだね。

納内駅に到着。(前日撮影)

午後0時23分、納内駅を発車。今冬は曇天が多いな~

電化区間の函館本線を走る唯一のキハ54。3月14日のダイヤ改正で、このスジの普通列車は姿を消す。その改正からも「急行・るもい」の後継列車だったことがわかるような気がする。

ここから深川駅までは動画でどうぞ。 

列車は雪原を疾走し、深川市の市街地へ。

【撮影時間:57秒】

 

その後減速し線路の切替ポイントへ。

左右にガタンゴトン揺られながら、深川駅到着を告げるキハ54の貴重な車内放送が入り、跨線橋の手前でATSがジー、キンコンキンコン♫鳴らす。いろんな音が流れるな~

子どもの頃、中標津駅(国鉄・標津線)、標茶駅、釧路駅など大きな駅に到着する時の楽しみは、まさにこれだった。

【撮影時間:50秒】

 

午後0時30分、列車はキ~キ~とブレーキ音を響かせながら、深川駅4番ホームに到着しドアが開く。

ありがとうございます!お陰様で音鉄をたっぷり堪能することができました!笑

【撮影時間:56秒】

 

次の停車駅は「きたいちやん」。

停車時間が1分のため降りることはできないが、列車の様子はきっとこんな感じなのだろう。

(深川~石狩沼田を往復した後、撮った写真です)

※写真16~34:旭川発石狩沼田行・キハ54の旅が始まりました!(旭川~深川)

 

列車はここから留萌本線を走る。

いよいよだね!笑

 

 

(つづく)

 

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!さよなら留萌本線&特急自由席(札幌~石狩沼田)」をご覧いただきまいて、ありがとうございます。

 

あとわずかで廃止となる留萌本線。きっと今日も全国から多くの人が留萌本線を訪れ、乗ったり、撮ったりして別れを告げているのでしょう。


なお、夏秋の留萌本線の様子は「北海道ローカル線旅日記!夏秋の留萌本線(深川~増毛)」(2019年9~12月投稿)でご紹介しています。