もう10年も経ってしまったんだな~
只今、2016年2月26日(金)の午後5時20分。
仕事を午前中で切り上げ着替えをして、やって来ました札幌駅7番ホーム。これから午後5時30分・札幌発網走行「特急オホーツク7号」に乗り込む。久しぶりのキハ183系・スラントノーズ。わくわくしてきたぞ・・笑
終着・網走駅に到着するのは午後10時58分。約5時間半の長旅なので、好物の駅弁を買っていこう。
今回の旅の目的は、釧網本線の冬の人気列車「流氷ノロッコ号」が2月28日を以って運行終了となるため「ノロッコ」を楽しむこと。
できれば流氷が接岸した時に乗りたくて今日までチャンスを待っていたが、流氷の接岸がほぼなく今日から旅に出ることに・・泣。 まぁ、流氷は一夜でいきなり接岸することがあるので、まずは行く。ノートライ、ノーチャンスなので。
ポカポカの車内と心地よい「ガタン~ゴトン~ガタン~ゴトン~♬」。
半ばうたた寝状態となったが、頭の中は釧網本線で一杯!どんな旅になるのだろう?
「特急オホーツク7号」は定刻どおり網走駅に到着。列車を降りると、ぶるる! 今夜の網走は、しばれるわ~(=厳しい寒さだわ~)
列車のお顔も吹き上がるサラサラ雪で「雪化粧」。石北本線の列車泣かせの難所、「北見峠」「常紋峠」を越えてのロングラン。本当にお疲れ様でした。
さて、駅前のホテルに直行し、大浴場♨に入って明日に備えよう・・おやすみなさい・・
おはようございます!
只今、2月27日(土)午前6時。網走は快晴無風で、かなりのしばれ! きっと内陸は氷点下20度ぐらい。やっほ~道東らしくていいね!ぶるる・・
駅の改札口にやってきた。乗るのは「普通・6:41・釧路行・2番ホーム」。
改札後、列車に一番乗りし、まずは車両最後方の進行方向左側(海側)窓側席を確保。その後、プラットホームに降りて駅名標を記念撮影。
跨線橋からもパチリ。左側が釧路行のキハ54(4725D)。右側が石北本線・金華行普通列車で、この日はキハ54とキハ40の2両編成。身体が二つあれば両方に乗りたい・・
発車時間が迫ってきたので列車に戻ったら、乗客は8名程度。
もっと混むのかな?と思っていたが、予想に反して余裕の車内。しかも車両後方には乗客がいないので、自由に楽しむことができる。これは楽しい旅になりそうだ!
実は網走駅から「流氷ノロッコ号」に乗る場合、午前10時25分発の「流氷ノロッコ号1号」に乗り、午前11時22分・知床斜里駅に到着。その後、午前11時54分・知床斜里駅発の「流氷ノロッコ号4号」に乗り、午後0時55分・網走駅に到着。
このパターンが人気があるようなのでそれは避け、この列車(4725D)に乗り、釧路管内との峠の手前にある「緑駅」で降車。緑駅で列車交換する釧路発網走行普通列車(4726D)に乗り知床斜里駅で降車。そこから「流氷ノロッコ号2号」に乗る。まぁ、何でもいいんです。できるだけ乗客がいないガラガラ列車に乗れれば幸せなので・・笑
午前6時41分。旅への期待も乗せて、キハ54は網走駅を発車。
次の桂台駅を発車し、トンネルを抜け、右にカーブすると、進行方向左側に朝日に輝くオホーツク海が広がってきた!
うわ~美しいな~ !
空気が冷え切っているせいか、視界がとてもスッキリしている。
あれ?車から降りて朝日を眺めている女性がいる。何を思っているのかな? きっと、いつまでも心に残る風景になるのでしょうね。
私も窓を少し開けてパチリ!
でも、10秒もしたら指が凍えて思い通りに動かない。撮影終わり、即窓閉めです。
午前6時53分に藻琴(もこと)駅を発車したキハ54は、「寒しじみ」で有名な「藻琴(もこと)湖」につながる藻琴川を通過するが、オホーツク海に流れる川面は凍てつき、今朝の厳しい寒さを物語っている。
いいね~この景色!北国の冬は風情があって最高だ。
キハ54は寒風を切り裂くように海岸近くの直線区間を力走し、まもなく北浜駅に到着する。
また、少し窓を開けて前方を見ると、素晴らしい景色が待っていた!
後方もパチリ。流氷は接岸していないが、それを上回るような絶景。今日、この列車に乗って大正解!
また前方を見ると、本当に綺麗・・
午前6時57分、キハ54は北浜駅に到着。
車体に朝日が反射するのは、ステンレスボディのキハ54がなせる技!
海の表面は寒さで薄く凍っているのかな? 波の音がまったく聞こえない、静寂なオホーツク海。幻想的だな~
後方もパチリ。防雪柵を越えて積もる雪。朝日に映えていい感じだ。
北浜駅の停車時間はわずかなので、翌日(2月28日)朝に撮影した写真で、北浜駅をご紹介します。
これが北浜駅。奥に見える展望台は超人気スポット。高さ5m位ですが、
こんな風景が広がります。
いいでしょ・・釧網本線に来たらここは外せません。
表示板の表面が寒さで霜が付きわかりずらいですが、遠くの白雲が晴れれば、このような知床連山を望むことができます。
愛用のコンパクトデジカメでズームして海を眺めると、遠くに流氷帯を発見!
強い北風が吹けば彼らは北浜の岸に近づいてきますが、北西や西からの季節風では知床半島には近づくが、北浜の岸には近づいてきません。エンジンがないので仕方ないよね。残念。
只今、午前9時2分。釧路発網走行普通列車(4726D)がやってきた。
この旅では緑駅で乗り換える列車で、
この季節は2両編成。
水平線に丸みがあって地球を感じる。
ドアが開き3名が降り、
ドアが閉まり発車です。
週末なのにあまり乗っていない。何故、2両なのだろう?
こちらは網走方面。
後方のお顔は少し雪化粧。
いってらっしゃ~い!
夏の北浜駅展望台からの眺めは、ご覧のとおり。夏もいいでしょ!(2022年6月下旬)
やって来たのはヘッドマークが誇らしげな、網走発釧路行「快速・しれこと摩周号」。4726Dの折り返し列車です。
午前6時57分、釧路行キハ54(4725D)は北浜駅を発車。
以上、オホーツク海に一番近い駅「北浜駅」でした!(2024年2月)
ちなみに流氷が接岸すると、このような絶景が広がります。
午前7時15分の北浜駅。やって来たのは私が乗っている4525Dが浜小清水駅で列車交換する、知床斜里発北見行普通列車(4722D)。
氷点下15度ぐらいでしたが、一期一会の美しい瞬間に出会えて本当に幸せでした。(2024年2月)
北浜駅を発車した4722Dを後方からパチリ。
※写真1~37:心に残る釧網本線・網走~北浜間
冬の釧網本線は、魅力が一杯!
乗って、撮って、素晴らしい景色に出会えて、本当に最高ですね。
(つづく)
※追伸
「北海道ローカル線旅日記!冬の釧網本線・2016キハ54&流氷ノロッコ号(網走~緑)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
釧網本線は子どもの頃から一番馴染みのある鉄道なので、旅日記を書いていると里帰りしたような気がします。
今回の旅はもう10年前の旅ですが、当時のメモ、時刻表、写真を見ると、いろんな記憶が蘇りますね。
鉄道旅を始めた頃なので動画はほぼ撮影していませんが、写真でお楽しみいただければ幸です。


































