またレンズを買った。

キヤノン RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM

このレンズ、多くはキットレンズ(ボディとレンズのセット販売)として売られている。
キットレンズというのは「初心者向け」という意味合いが強く、軽く見られる傾向にあり、結局あまり使わないままレンズだけ売ってしまう人が多い。
だから中古が豊富に出回っている。中古というのは需給バランスで値段が決まるので、供給過多の場合、当然値段は下がる。

このレンズ、新品だと50,380円(キヤノンオンラインショップ価格)なのだが、新品同様の中古が3万円ほどでたくさん出回っている。
こういうものは中古で買った方がお得なのだ。

ヤフーオークションで探した結果、元箱と保証書付き(保証期限は切れている)の未使用品を、21,600円で入手することが出来た。

このレンズの特徴はズームでありながら、軽くてコンパクトなこと。使う時には鏡胴を伸ばす必要があるが、収納時には単焦点の標準レンズ並のサイズとなる。

僕がよく使っているRF 35mm F1.8 MACRO STMよりも小さいほどだ。



F4.5-6.3ととても暗いレンズなのだが、IS(手ブレ補正機能)付きなのでボディ側との協調制御で7段くらいの手ブレ防止効果があり、スローシャッターも手持ちで行ける。

実はこのレンズはホームパーティのために買ったのだ。リビングルームで10~15人くらいの集合写真を撮る場合、35mmの画角では狭くて、最低28mmが欲しい。
24mmだとかなり左右に余裕を持たせた集合写真が撮れる。そして左右は適当にトリミングする。そうするとInstagramにアップした時に都合がいいのだ。

暗いから背景をぼかすような写真は撮れないが、集合写真はF8やF11に絞って四隅まできっちりピントが合っていることが必要だから、暗さは欠点にならないのだ。

もちろん集合写真だけでなく、パーティー中のスナップもこれで行ける。

既にホームパーティで3回使ったのだが、写りにも不満は無い。安物のズームといえども、発色が良くて、キヤノンレンズの美点を持っている。
望遠端を50mmに留めると設計上も無理がないので、安くてもそこそこの高画質レンズが出来るという見本である。



安いので気軽にガンガン使えるし、保護フィルターなどもしていない。

僕にとってこれは「趣味レンズ」ではなくて「お仕事レンズ」なので、これでいいのだ。