ご存じのようにノバティーながの北館は、西友・南海の撤退で一時期ゴーストになっていました。

現在はサンプラザが入り、洋服のシマムラやマツモトキヨシなど有名店が入り、やや盛況を取り戻しています。

しかし、5階の大半は開き床のまま、市ではここを借り受け、子育て支援センターを設置する案を提案しました。


改造費に2億円、毎年の賃料などランニングコストも1億円をこえるようです。

今日の予算委員会で、まず最初にこの設計料、1100万円が補正予算として議事にあげられます。


今のノバティーながのの集客を見ていると、とても子育て支援センターが入ったからと言って再生できるとは思えませんし、最初から子育て支援センターが望んだ移転でもありませんから、小成功はあっても大成功はありえないと思います。

議会でも申し上げたのですが、理事側がいう非常に立地条件が良いというのは間違いで、車社会の本市では駐車場から離れているノバティーながの北館は決して利便性が良くないのです。

乳母車を押したお母さんが、階段や陸橋などを渡ってビルの5階まで通うことを考えると利用者が爆発的に増えるとは考えられません。


小手先の開発事業をするのではなく、南館南にある、平面駐車場に民間企業のアイデアと知恵をお借りし、福祉や医療サービスの提供できる高齢者専用住宅を中心に、スポーツジム・パークアンドライド方式の駐車場、その他市民ニーズに合った複合施設を民主導で建設し、そこに住みついていただくことを考えなければ根本解決にはなりません。


この方式は、坂道だらけのニュータウンに住めなくなり、都会のマンションに転出していく高齢者を本市に留めることも視野に入れています。


財政厳し折、無理な税金投入でなく、PFI(公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間資金、経営能力及び技術力を活用して行う新しい手法)の導入、定借、売却も含め考えるべきです。


したがって、午後1時からの予算委員会では、私の主張に賛同していただける議員とともに、設計料1.100万円を除いた修正案を提出する予定です。