思想書や哲学書は今自分がもっている知識では読めないものが多いです。自分の知識に照らして読もうとしても読み進めません。その分野の独特な言葉使いや考え方、どれをとっても自分の実感から遠いものばかりです。
私たちは今までとまったく異なる世界を求めているわけですから、それは当然なことかもしれません。「なぜ、こんな言い方をするのか」、「なぜ、こんな考え方をするのか」と頭を悩ましながら、著者の考え方を学んでいくと、自分の思考も徐々に拡大していきます。著者の考えに慣れてくると、思考の硬さもほぐれて新しい世界が見えてきます。
写真は島根県の「八重垣神社」です。