皆さん、こんにちは。
少年野球チームの審判のお手伝いをすることになったお父さん審判さんたちに少しでもご参考になればと実戦での審判ぶりから色々お話をさせていただいています。 ←たまにソロキャンプブログになっていますw(小声)
元少年野球お父さん審判、原付50ccバイクソロキャンパー の KAZ-G です。← カズ爺さんの略ねw
みなさん、こんにちは。 KAZ-Gです。
大谷翔平選手のLAドジャース入団会見がありましたね。
愛犬のお名前が、デコピンって(笑)
勝ちにこだわる気持ちが随所に出ていましたね。
・・・ ちょっと勘違いして欲しくないのは、少年野球の監督、指導者さんたち。
少年野球は、勝ちにこだわりすぎる勝利至上主義では絶対にダメですよ~ 監督さん、指導者さ~ん。← 個人の感想です
それこそデコピンものです(笑)
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さて、ムツカシイ野球規則、毎日のお勉強が大事です。 「競技者必携 2023」のお勉強の続きです。
質疑応答(P175) 6.00 反則行為
69 【問】
【問】セットポジションをとった右投手が、自由な足はそのままで、軸足を外すのと同時に両手を離して三塁へけん制球を投げた。ボークか。
【答】ボークである。投手が自由な足を踏み出さないで、対面する塁にけん制球を投げるとき、軸足を外すのと両手を離すのが同時の場合はボークとなる。(5.07(a)(2)【注6】、規則適用上の解釈(40))
70 【問】
【問】走者がいるとき、投手板についている投手に捕手がブロックサインを出した。それを受けた投手は、うなずいて投球した。ボークではないか。
【答】ボークではない。投手がブロックサインを見ただけの場合は、ペナルティはない。(6.02a(8)、規則適用上の解釈(11)関連)
71 【問】
【問】前問で、捕手のブロックサインを、投手がブロックサインで受けたときはどうなるか。
【答】ボークである。また、投手が投手板をはずして同行為をしてもボークである。
(6.02a(8)、規則適用上の解釈(11)関連)
72 【問】
【問】野手がブロックサインを出したときはどうなるか。
【答】投手が自らブロックサインを出したり、野手からのサインをブロックサインで受け答えをしたときはボークとなる。(6.02a(8)、規則適用上の解釈(11)関連)
・・・ 少年野球では変化球は禁止ですから、キャッチャーとのサインのやりとりはほとんどありません。
緩急をつけるためのチェンジアップを入れるときとか、
サインプレイでランナー1塁、3塁のシチュエーションで1ランナーが盗塁した場合、キャッチャーの送球をカットするかとか、
2塁けん制の際にショートかセカンドのどちらが入るかなどのサインでしょうかね。
小学生はプロ野球選手に憧れていますからね、サイン交換みたいなことはやりたいんですよね(苦笑)
73 【問】
【問】走者のいるとき、ボールを持たない投手が投手板に立った。どう処置されるか。
【答】ボークが宣告される。ボールを持たないで投手板をまたいでも。投手板を離れて投球するまねをした場合も、ボークが宣告される。(6.02a(9))
「連盟」では、隠し球のとき、ボールを持たない投手が投手板のすぐ近くでサインを見るような動作をした場合は、隠し球は無効としボークが宣告される。(規則適用上の解釈(36))
74 【問】
【問】投手が投手板に触れているとき偶然落球した。どう処置されるか。
【答】走者がいるときは、故意、偶然を問わずボークが宣告される。(6.02a(11))
・・・ これ、少年野球あるあるなんですが、投手板に触れているのか、外しているのか微妙な場合も多く判断に迷う場合があります。
ボークって躊躇して間ができちゃうと宣告しずらいですよね(汗)
75 【問】
【問】守備側が満塁策をとったとき、片足を捕手席の外に出して立っている捕手に投球した。どう処置されるか。
【答】投球が捕手の手を離れてから捕手席を出ることは差し支えないが、その打者に対して故意の四球が企図されたことが明らかな場合には、投手がボールを離す前に、片足でも捕手席の外に出した場合はボークが課せられる。(6.02a(12)、規則適用上の解釈(14))
・・・ でも、なんで、故意四球(敬遠)のときだけボークなんですかね?
理由が明確に説明されていないところが、野球規則のムツカシイというか不親切なところでもありますね。
野球規則
野球規則5.07 投手
(a) 正規の投球姿勢
投球姿勢にはワインドアップポジションと、セットポジションとの二つの正規のものがあり、どちらでも随時用いることができる。
投手は、投手板に触れて捕手からのサインを受けなければならない。
(2)セットポジション
投手は、打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ、他の足を投手板の前方に置き、ボールを両手で身体の前方に保持して、完全に動作を静止したとき、セットポジションをとったとみなされる。
この姿勢から、投手は、
① 打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)に外してもよい。
② 打者への投球動作を起こしたならば、中断したり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。
セットポジションをとるに際して "ストレッチ" として知られている準備動作(ストレッチとは、腕を頭上または身体の前方に伸ばす行為をいう)を行うことができる。しかし、ひとたびストレッチを行ったならば、打者に投球する前に、必ずセットポジションをとらなければならない。
投手は、セットポジションをとるに先立って、片方の手を下に下して身体の横につけていなければならない。この姿勢から、中断するこなく、一連の動作でセットポジションをとらなければならない。
(a)ボールを両手で身体の前に保持し、(b)完全に静止しなければならない。審判員は、これを厳重に監視しなければならない。投手はしばしば走者を塁に釘づけにしようと規則破りを企てる。投手が "完全な静止" を怠った場合には、審判員は、ただちにボークを宣告しなければならない。
【注6】ワインドアップポジションとセットポジションとの区別なく、軸足を投手板に触れてボールを両手で保持した投手が、投手板から軸足を外すにあたっては、必ずボールを両手で保持したまま外さなければならない。また、軸足を投手板から外した後には、必ず両手を離して身体の両側に下ろし、あらためて軸足を投手板に触れなければならない。
野球規則6.02 投手の反則行為
(a) ボーク 塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。
(8) 投手が不必要に試合を遅延させた場合。規則適用上の解釈(10)投手の軸足が、投手板上か投手板をはずしたかに関係なく、本来の守備位置にいる野手に送球した場合に、その送球がけん制と見られない場合は、ボークが宣告される。(規則6.02a(4)(8))
(9)投手がボールを持たないで、投手板に立つか、これをまたいで立つか、あるいは投手板を離れていて投球するまねをした場合。
(11) 投手板に触れている投手が、故意であろうと偶然であろうと、ボールを落とした場合。
(12) 故意四球が企図されたときに、 投手がキャッチャーズボックスの外にいる捕手に投球した場合。
ペナルティ
(a)項各規程によってボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、1個の塁が与えられる。ただし、ボークにかかわらず、打者が安打、四球、死球、その他で一塁に達し、かつ、他のすべての走者が少なくとも1個の塁を進んだときには、このペナルティの前段を適用しないで、プレイはボークと関係なく続けられる。
規則適用上の解釈(11)
走者がいるとき、軸足を投手板に触れている投手が捕手(野手を含む)にサインを出すか、あるいは受けるなど、手を動かして肩や胸等に触れる動作をした場合は本規則に違反するボークとなる。
また、軸足を投手板からはずして同様な動作をした場合いは遅延行為とみなされボークとなる。(規則6.02a(8))
規則適用上の解釈(14) 故意四球と捕手の位置(規則5.02a、6.02a(12))
審判員が " 故意四球 " が企図されたと判断する場合には、捕手があらかじめ捕手席内で立ち上がって投手の投球を待つ姿勢をとり、しかも誰が見ても作戦上その打者を敬遠するという守備側の意図が明らかな場合に限られる。
たとえば、三塁に走者がいて、スクイズプレイを防ぐためのウェストボールを投げさせようとして、捕手が腰をかがめたままで投球を待つようなときはには、片足を捕手席の外に出しても、投手にボークを課さないものとする。
規則適用上の解釈(40)
投手が自由な足を踏み出さないで、対面する塁にけん制球を投げる場合は、軸足を投手板の後方にはずした後に両手を離さなければならない。
軸足をはずすのと、両手をは離すのが同時の場合はボークとなる。(5.07a(2)【注5】)
ではでは。
少年野球の審判をすることになったお父さん審判さん、審判を始めたのだけれども・・という方達に少しでもご参考になればと実践での審判ぶりから色々お話をさせていただいています。けっして審判さんの判定を否定しているものではありません、また主に軟式少年野球審判のお話しをしていますので、ご理解お願いします。