21日の 23:00に 1階にいる母から携帯に電話が。

「具合が悪い」とだけ言う。

階段を降りながら 悪い予感がした。

ベッドに座って、バケツをかかえ 嘔吐している。

いつから?

激しい めまいがするのね。

片方だけ頭痛がある。

トイレに行きたい⁉️ それは無理やろ。

晩ご飯のあと 何か食べた?

脱水か?

体温は平熱やね。

どうしてもトイレに行きたいと訴えるので、

ゆっくりと介助しながら便座に座らせる。

救急車を呼ぶよ と言っても、

老母は 「呼ばんでもいい」の一点張り。

夜更けに悪いが、京都の姉に電話し、

スピーカーで 母を説得してもらう。

娘2人の説得に観念して、救急車を呼ぶことをイヤイヤながら承諾。

トイレでのすったもんだに、やっと、夫が気がついてくれて、

私が救急の電話をしてる間、夫は、トイレで嘔吐している母の面倒を見ていてくれ 助かった。

救急隊員が到着し、いろんな質問を母にしながら、

バイタルチェック、意識レベルの確認もしながら、

救急対応している病院の案内など、

私たちへの提案もしてくれる。

私は、もしかして病院へ行っても検査などして、帰宅となるかもしれないから、

自分の車で追走しますか?と言ってみるも、

隊員さんは、「いや、それは無いでしょう」と断言。

とりあえず 救急車に私も乗って、帰りは家族に迎えにきてもらうことに。

救急車内で、母への聞き取りがまた始まるも、

答える母の方言が強くて、隊員さんに通じない。ので、私が通訳。

母もツライのに いつまでも質問されるので、あとには答えなくなり、

隊員さんが、私に、伝えてください。私が言うと、母は答える という 失礼千万な時間もあった。

近くの総合病院の当番医が、脳外科医であることもあり、

搬送も受け入れしてくださり、5分で病院に着く。

隊員さんは、母の移動、私を病院の夜間受付へ案内など、きめ細かい配慮もしてくださり、

最後には、これで失礼しますと挨拶にもきてくださり、

こちらが大変にお世話になりましたと感謝する次第。

その後は、一人きりの夜間受付待合室で2時間ほど待ち、

担当医の説明では、CT、MRIの画像では、

初期の脳梗塞の疑いがあること、頭痛、めまいがあるので、入院となる。

午前3時 冷房で冷やされた身体で外に出ると、

気持ちよさまで感じる夜風にあたりながら、

寝ているであろう夫に電話すると、

やはり何度目のかのコールで、寝てました な返答の声。

申し訳ないけど 迎えに来てもらう。

入院準備、書類記入し、持病の服薬を持って、午前6時には また病院へ向かう。

くも膜下出血など脳内に出血していなくて、ひとまず安心したものの、

これからの再脳梗塞も覚悟しなければならず、

中高年から長い生活習慣病の母、やはり見逃されることはなかった と感じる。

脳の病気は、ある日突然起こるのね。

注意しようがないのだけど、私にできることは、

食べ過ぎないこと、

歩くこと、(秋になったら)

ストレスを溜めないこと くらいかな。

人生で二度目の 救急車に乗る日となったが、

自分自身のことでは 乗らないでよくなるよう

やはり日々の心がけは必要だね。