川越キングスガーデンと台風19号復旧活動 NPO法人Happy Japan Project | 池永憲彦オフィシャルブログ

川越キングスガーデンと台風19号復旧活動 NPO法人Happy Japan Project

令和元年10月26日(土) 台風19号災害支援  活動報告書  

NPO法人Happy Japan Project 池永憲彦  

~支援の輪とキングスガーデン~

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10月12、13日に東日本縦断で記録的な大雨をもたらした台風19号は各地で河川の決壊、大規模な洪水被害をもたらせた。その中でも200人が孤立したというニュースで有名になった約100人の高齢者が入居する埼玉県川越市小坂の特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」の施設内周辺の復旧作業の応援に向かった。

このキングスガーデンはNPO法人Happy Japan Projectで東日本大震災支援活動を共にした気仙沼のキングスガーデンの友好施設なのでその関係として現地入りした。

 

メンバー:池永憲彦(HJP)/新見幸子(HJP)/永崎ひまる(絵馬師)/徳山真吾(飲食店経営)/伴義人(同飲食店メンバー)

ご寄附:浜中皮ふ科 院長 浜中和子様

末田守様

 

10月26日(土)朝7時半に五反田駅周辺のレンタカー店で待ち合わせし、川越に向かいました。まだ先方とつながっている訳ではなく、刻一刻と状況は変わっていくので今回は少人数で視察も兼ねての現地入りにしました。メンバーはNPO法人Happy Japan Project仲間と、恵比寿で飲食店経営をする徳山真吾氏とメンバー。そして今回応援に入った気仙沼チームや益城町チームの現地での宿泊場所の無償提供して頂いた川越氷川神社の宮司さんを紹介してくれた絵馬師の永崎ひまるさんと5名で向かいました。事前に気仙沼キングスガーデンの佐藤理事長とやり取りし、先方には伝えてもらいました。気仙沼キングスガーデンの畠山チーフ率いるチームも3日間復旧作業の応援に入っているので合流という形で向かいました。

 

川越市中心部は、いたって平穏でしたが、被災地帯の西北部の郊外に行くにつれて散乱したワラや荒れた田んぼなど、被害の跡が目立ってきました。川越キングスガーデンがある一帯に入ると突然景色が変わりました。

前日が雨というのもあり、まだ泥水が引いたばかりで、ぬかるみが舗装道を覆っていました。

今回はまだ公表の許可をもらっていないので割愛させて頂きますが、作業されてるボランティアの人にも喜ばれる応援グッズを協賛いただきました。ドリンクは絶対に必要なので10ケースを持っていきました。まだ現地状況がわからないのであっても邪魔ではないドリンクだけ持っていきましたが両方共大変喜ばれました。

支援の資金として東日本大震災から熊本震災、西日本豪雨災害、クリスマスチャリティコンサートなどで毎年支援し続けてくださっている尾道の浜中皮膚科の浜中先生が手を挙げてくださり、ご寄附を頂きました。そしていつもこっそり応援してくださっている東京のおじいちゃんの末田守さんに応援頂きました。そしてシンガーソングライターの鈴木あいさんの寄付金も含めてで継続して応援出来る体制を作りたいと思い、まずは最初に現地入りをするという目的が今回です。


特養ホームの中に入ると、山積みになったごみ袋と浸水した備品が目立っていました。A、B棟は水につかり、やや高い位置にあるC棟にも水が迫ろうとしていたそうです。C棟との連絡通路で6段ある階段の2、3センチ下まで水が迫っていて、増水の危険を察知し、A、B棟の方々をC棟に移動したそうです。しかし段々と水位が上がってC棟も床上浸水の恐れがあったので、利用者さん全員さらに2階に移動させたのが、今回犠牲者を一人も出さなかった要因だと思われます。途中で電気が止まり、エレベーターが使えなかったので、職員さんが利用者様を白い布で抱えて階段を上って運んだそうですが、これがとても大変だったと聞きました。image

現在はボランティアさんが毎日60名くらいが来てくれて、手伝ってくれているといいますが、まだ復活には時間がかかりそうでした。我々がお手伝いさせて頂いたのは、土砂で流された木くずを土嚢袋に入れて運び出すという作業でした。施設建物の前の土地に大量の木くずが流れてしまったのですが、そこの土地の持ち主が別の方ということで、優先してこれをどかさないといけないそうです。自分から見てもこの流れたのがキングスガーデンの責任とは思えなかったのですが、言われてしまったからやらざるを得ないという感じでした。

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木くずの除去は容易ではなく、スコップを使っても土砂と違って木が絡み合っている為、全く救えないです。スコップの重さに乗せれる木くずの量が合わないので結局手で少しずつ袋に入れていくしかなく、時間がかかりました。前日の雨を含んでいてかなり重くなっている為、運ぶのも大変な作業でした。

お昼が過ぎると、施設の方々が豚汁と炊き込みご飯を用意してくださっておりました。自分たちで食糧は用意していたのですがご好意として有難く頂戴いたしました。かなり美味しかったですが、これを毎日作っているかと思うと、受け入れも大変だと感じました。

施設利用者さんは、現在あちこちの施設にお世話になっていて、職員さんもそれに合わせて配置されてるそうです。一刻も早く利用者さんの為にも戻したいとおっしゃっていました。復旧には1か月以上はかかるのでその間施設としては収入がないので、経営的な問題も発生します。復旧には大量の備品の購入も必要となってくるので、寄付も必要と感じました。
渡辺圭司施設長と伊藤さんにご挨拶させていただいた所、気仙沼キングスガーデンの関係で来たことを伝えて大変喜んでくださいました。HJPで応援させて頂いた熊本県益城町の復興支援チームもいち早くこちらに入ってくださり、支援をしておりました。気仙沼と熊本、そして尾道は災害を通じて出来て絆があり、いざとなったら組んで支援しあう関係になっています。毎年必ず来ている災害に対してこれからの日本に必要な新しい繋がりと感じています。施設の伊藤さんもこの話に対して、「本当にボランティアの方々の人の気持ちに支えられた。我々が落ち着いたらぜひ支援の仲間に入れてほしい」と言ってくださいました。

今回の目的はまず繋がる事だったので、とても良い関係になれたと思います。引き続き応援したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 

                                  以上