砂糖(甜菜糖)を作ってみた | レモン社長ブログ 池永憲彦

砂糖(甜菜糖)を作ってみた

すそんなつもりではなかった。
尾道の粉末清涼飲料の会社「今岡製菓」さんとやり取りしてた時に、甜菜糖が沢山あるの羨ましいと言った事がありまして。
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それは、国産原料にこだわる今岡製菓さんは砂糖も北海道産。上のレモネードはがんこ屋イベントでも一週間で1000パック以上売れるすごいやつ。これも砂糖が北海道産で、しかも俺が一番好きな甜菜糖なのですよ。高いからドバドバ使えないので(使ってるけど)それが沢山あるのが羨ましいと。
そしたら、その方が「送りましょうか?」と!

まじですか!!!??

もちろんぜひお願いします!!!と。
ある日電話かかってきて、「送りました。でっかいけどびっくりしないで下さいね(笑)」みたいな悪戯っ子みたいな声でおっしゃるが、でかいってことは甜菜糖いっぱい入ってる!!??

腐るものじゃないから、とう当分砂糖買わなくていいかも!!!なんて嬉しい!!

ワクワクして待ってたら、ある日待望のピンポンが!!
物凄い大きな箱で届いた!さすがにこの量は半端ない!でも持つとそこまで重くない。
あれ??

開けてみたらびっくり。開いた口が塞がらないとはこの事であります。
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え??
え??え???
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え????えっ???砂糖??これ大根??

なんと!送られてきたのは、甜菜糖の原料の甜菜!!!ビーツじゃないですか!!!
初めて見た(笑)
この面白さに笑いが止まらず、せっかく送ってくれたのだからと、砂糖にすることを決意(笑)
※写真はまだ現実を受け入れられないけど、決意した表情
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さて、早速皮を剥き、角切りにします。
少し水に浸けておいておき、その間に水に火入れをします。水から煮たらダメです。
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70度になったら、入れます。ここからが大変この70度を維持しながら一時間この中で大根から甘味を引き出します。
いやはや、すでに大変です。
携帯で、何か為になる作業をしながらじゃないとめちゃくちゃ時間もったいないです。

一時間経つと、ビーツを網ですくってあげます。その残った砂糖水をこれから煮詰めていきます。
これもかなり時間かかった。最初は強火で、だんだんと煮詰まっていったら白っぽくなるので、そうしたら俺は鍋を別に移し、弱火にして混ぜながらさらに煮詰ていきます。
いやー、すでにかなりの時間使ってます。
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だんだんととろみが出てきます。この時点でなめてみたら仰天の美味しさ!こんなに美味しい砂糖初めて!作りたてはやはりうまいんだね!







白くなったら火を止めてまた、回し続けます。いつになったら解放されるのでしょうか。
かなり固まってきたら、移し替えます。熱いままだとラップに落とすの微妙なので冷めてから。

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はい!固まったら砂糖の出来上がり!!!
あとはカチコチに固まるのを待つばかりですが、量、、少な!!!!!!

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うん。これ、確実に買った方が安い(笑)
送料かけて送るなら、絶対に買う方が良い!と、思ってしまいますが、食べてみたら最高にうまいんです!

でっかい箱いっぱいに甜菜糖もらえると思ってた自分が急に恥ずかしくなってきたのと、
物を作るというこは、凄い事だと思いました。
昔は砂糖が貴重で高いので、おもてなしで使われていたのも、このちょっとしか出来ない量見て納得です。 そしてこんな最高の原料を当たり前のように使ってる今岡製菓さんに改めてエールを送りたい!

さて、めちゃくちゃ時間かけて作った砂糖。何に使わせてくれようか!(^ω^)

使いきった大根の角切りは、甘くて使えないといいますが、ごま油で炒めて醤油と酒で味付けして、いわし削り節とあえたらめちゃ美味しかった。
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