インドへ来て、９日。
今日はプリーの火葬場へ行って来た。
インドに３週間来るのに、プランは
インドのバラナシへ行くこと以外は
全くノープランだった。
バラナシ滞在後、プリーではバラナシよりも
リアルな火葬を見れると聞き、遠いし、
帰国する飛行機が飛ぶデリーとは反対に
位置するプリーに足を伸ばしてみた。
今日までの記録はおいおい
書いていきたいと思う。
僕は今まで散々死について
考えて来たつもりだ。
17歳の時に自分で死ぬことを
本気で考えていた。
人の死体の写真なども腐る程
今までには見てきた。
バラナシの火葬場では
包まれた遺体しか見れず、
ガンジス川につけるときだけ、
頭の部分が少し出て、
また布をかけられて
火葬されているようだった。
しかし、プリーは違う。
そのまま包まずに火をかけて焼くのだ。
場所はプリーのサンタナという宿から
リキシャーで1５分くらい
行ったところにある。
ゴールドビーチというところのすぐ横だ。
本当にレジャースポットと
場所がわかるか心配だったが、
行ったら、煙が出ていたので
すぐに分かった。
遺族以外がどこまで入っていいのか、
伺いながら入る。
（一応他の日本人からはどこまで入っても
OKで写真もOKとは聞いたが ）
薪がくべてあり、
キャンプファイヤーの
ようになっている。
少し進んでみると、、、
見えた。
思いっきり、
２本の足が出ている。
しかも、ふくらはぎのあたりは
もう骨が出ている。(脛骨や腓骨)
しばらく見ていて、
またあたりを見渡すと、
ポツポツとそれらしきものがある。
(写真は頭と足の部分は編集でカット済)
次に見たのは若者。
思いっきり顔が出ていた。
燃やし始めのようで
仰向けで背部から火が当たっている。
足と顔が薪から出ている。
もちろん隙間からは手なども見える。
見ていると段々と骨が見えて来て、
途中、「 ボンッ！！！！ 」と
破裂音もする。
多分、
内臓が破裂していたのでは
ないだろうか。風船が割れる音は
「 パン！！ 」という音、
あれより少し重い音だ。
また、頭部では、
顔はなかなか焼けない。
肉の少ない頭頂部、頭の後ろから先に
中の骨が出てくる。
(グロかったらすいません。
僕の中で死は当たり前のことで
十代から生きるか死ぬかの瀬戸際で
常に生きてきました。
そのため、死について考える事は
とても多く、
死はごく自然な普通なこと。
セックスもそうですが、
両方とも特別視することでは
無いのです。)
人間の身体が焼くとどうなるかは
鳥や豚、牛を焼くのとあまり変わらない
と思います。
気づいたら、６遺体くらいが同時に
転々と違う場所で焼かれていた。
お年寄り、若者、中年、
年齢も様々だ。
出口らしきところに向かうと
５体の遺体が順番待ちをしていた。
この日だけで10体以上の遺体を
見たことになる。
さらに人だかりができている足元には
白い破片。
よくみると骨だ。
その場にいたインド人に聞いた。
「 そうだ 」と彼は答えた。
完全に骨。
ポテトチップくらいの
大きさのものもある。
普通に踏んでいる人もいる。
この火葬場とビーチは本当に隣。
道路１本挟んで隣なのだ。
海で楽しく遊び、
バカンスをしている人が沢山いる。
その海まで歩いて3秒。
僕が遺体を見て何を感じたのか？
そもそも僕は普通の人より
本当に多く死を意識して来たつもりだ。
人の体が焼かれたらどうなるかなども
インドに来る前から考えたことがあり、
大体は想像の通りだった。
（ 一部違うところもあったが。）
僕は死に対して
「 悲しい 」
という意味づけをしていない。
自分では地獄のような人生を
生き抜いて来たと思っている。
想像を絶する、
生き地獄を生き続けるよりは
死んだほうが楽なことは
間違いないと僕は思う。
死の意味づけ、
これは人によって様々だと思う。
17歳の時、
毎日悪夢と金縛りに合い、
自殺未遂、
人を殺そうとまで思った僕は
その地獄のような日々の中で
その時に気づいたことがあった。
それが
「 全てのことに意味はない 」
ということだった。
17歳の僕が本なども全く読まずに
気づいたことだ。
この考えは今でも変わらない。
世界で起こる全ての出来事に
ある特定の決まった意味なんてなく、
それを見た人間が
勝手に解釈と意味づけをし、
意味をつけているだけだ。
（あとあと自己啓発の本で読んだが、
本を読む前に気づいたいた。）
本当はただその事実があるだけだ。
ただ、その現象が
偶然起こっただけだ。
と僕は思っている。
でなければ、世の中の
悲惨すぎる出来事の
説明ができない。
僕が生まれて来た家庭環境も
説明はできない。
もちろん、
愛している人が死んだら
もう会えないという寂しさはある。
悲しみももちろんあるだろう。
しかし、誰でも死ぬ。
また、沢山の命も食べる。
ほとんどの生き物は
死からは逃れられない。
どれだけ生きている命を食べようとも、
死から逃れることはできない。
なぜならそれが宇宙のルールであり、
自然界のルールだからだ。
それが自然なのだ。
偉そうに書いているわけでもなく、
本当にそう思っている。
僕は死んだら火葬ではなく、
土葬（土の中の生き物に食べてもらう）か
鳥葬（鳥などに食べてもらう）、
海に離してもらい、
海の生き物に食べてもらう。
などがいいと思っている。
燃やして死ぬのは自然の循環とは少し
違うかもしれないと思っているからだ。
（燃やすと大気の中に成分が飛んでいくので、
そういった意味では循環してるのかも
しれないが ）
沢山の命を散々僕は食べて来た。
魚、豚、牛、子供の羊、鳥、卵、
食べて来た命の数はもう、数え切れない。
散々、命をもらって来たから
僕も生物の命の一部になり、
貢献したいと思う。
今のところ
本来はそれが生き物の自然な姿
だと思うから。
なんだか今日はシリアスな話で、
描写など、人によっては
怖いと思ったかもですね（笑）
あえて書きましたが。
明日以降、また、珍道中の記事を
UPしていきますので、
今日みたいに怖い話ではないと思うので
懲りずに見てくださいね（笑）
最後は可愛い動物で！
インド珍道中から体調を崩し、
インド修行中に変わって
回復傾向の（きっと！）
とくちゃん渡部和光でした。
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