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ご訪問いただきありがとうございます♡

 

 

今日はアダルトチルドレンから回復すると、

生きる世界が変わるというお話しについて書こうと思います。

 

 

私は元アダルトチルドレンサバイバーであり、

アダルトチルドレンから回復したスライバーです。

 

 

サバイバー(生き延びた人)からスライバー(回復した人)になると、

いったい何が変わるのかと言えば「心・意識」が変わります。

 

 

親もまたACだったために子供を愛することができず、

心に傷を負わされた心の負傷者ACの心の状態と、

 

 

愛のある家族の元で安心感に包まれて育ち、

自由に楽しく生きている心が健康な人の心の状態では、

 

 

まったく違います。

 

 

心に深い傷を負っている人は、

心が健康な人の気持ちや感覚がわかりませんし、

 

 

もともと心が健康な人は、

心に深い傷を負っている人の気持ちや感覚がわかりません。

 

 

人間は自分が経験したことしかわからないからです。

 

 

ですが、私はACから回復した人なので、

“心に深い傷を負っている人”“心が健康な人”

どちらの心理状態もわかるわけです。

 

 

実際に感じてみて(体感してみて)わかりました。

ハッキリ言って雲泥の差です。

 

 

ふんわり浮かぶ「雲」とグチョグチョの「泥」です。

 

 

それぐらい心・意識が違うだけで、

同じ時代に、同じこの日本で生きている同じ人間なのに、

生きている世界がまったく違うのです。

 

 

そんな大げさな…と思うかもしれませんが、

鳥かごの中で飼われている鳥と、

大空を飛んでいる鳥とではぜんぜん違いますでしょ?

 

 

見える世界も、

感じる感覚も、

その生き方さえも違います。

 

 

 

さて、前回の『回復への道のり』総集編のブログに、

アダルトチルドレンって生き延びるのも地獄ですが、

そこから回復するのも地獄ですと書きました。

 

 

でも、ほとんどのアダルトチルドレンの人が、

これまでの人生が「生き地獄」だったとは気づいていません。

 

 

頭では「いや地獄だったよ」と思っていたとしても、

感情マヒ・感覚マヒを起こしているので、

自分の感覚としてちゃんと実感できていないのです。

 

 

気づけないアダルトチルドレン

感じられないアダルトチルドレン

 

 

なぜ、ACは気づけないか?と言えば、

気づいちゃったら超キケンだから目を反らしたわけでしょ?

 

 

なぜ、ACは感じられないか?と言えば、

感じちゃったら苦しくて、

とてもじゃないけど耐えられないからでしょ?

 

 

そこから回復するためには、

気づけないアダルトチルドレンが、

気づいて、認めて、腑に落としていく必要があるし、

 

 

感じられないアダルトチルドレンが、

ジップ〇ックに入れて漏れ出さないようにしていた、

感情や感覚を開封して(感じて)いく必要があるのです。

 

 

だから回復も地獄です。

 

 

なぜなら、自分は虐待されていたとか、

愛がない親から精神的なネグレクトをされていたとか、

自分という存在(命)を歓ばれていなかったとか…

 

 

そんなことに気づき認めるわけですよ?

 

 

そして、自分でもうんざりするぐらい、

膨大な量の怒りの感情を抱え込んでいて、

まるで貞子みたいな恨みの感情が出てくるわけです。

 

 

それを出して、出して、出しまくるのです絶望

 

 

先の見えない真っ暗なトンネルの中を彷徨っている状態に、

もうイヤだ…早くラクになりたいと気持ちは焦り、

魔法のように回復する方法はないかと探し求めました。

 

 

何百万という大金をかけて、

スピリチュアル・〇〇メソッド・〇〇ワーク・セラピー等など…

魔法のようにコレさえやれば短時間でラクになる方法!

というものを探しましたけれど…

 

 

見つけることはできませんでした。

 

 

見つけることが出来なかったと言うよりも、

その頃には幻想の酔いからはかなり醒めていたから、

何にもハマることができなかったのです。

 

 

なぜ、ACがスピリチュアルや宗教にハマってしまうかと言うと、

偽りの愛に酔わされてファンタジーの世界を生きているから。

 

 

耳障りの良い言葉『愛』や『大いなる存在』や『女神』などで、

ファンタジーの世界へと誘われてしまうのです。

 

 

人間は愛がなければ死んでしまうのに、

アダルトチルドレンが生まれたところは愛のない機能不全の家。

 

 

でも、愛がないなんてことをまともに感じちゃったら、

生命の危機にさらされて超危険注意絶望

だから幻想の愛を創り出してファンタジーの世界に酔うわけです。

 

 

幻想なの、ファンタジーなの、実際には無いの。

だから実感が伴わないのですよ。

 

 

リアルな現実とかけ離れちゃうのです。

 

 

スピリチュアルが嘘などと言ってないですよ?

見えない世界だってあるものはあるという事は知っています。

 

 

でもね、幻想の酔いから覚めていない人のスピリチュアルは、

幻想の酔いファンタジーの世界の延長でしかないです。

 

 

それにね、私たちが「これが自分だ!」と思っている自分は、

本当の自分ではないですよ?

 

 

自分が育ってきた機能不全家族という環境の中で、

親・祖父母・親戚・先生などから入れられてしまった“暗示”によって、

そうなってしまった幻想の「自分」なのです。

 

 

入れられてしまった“暗示”とは何か?

 

 

それは良い、それはダメ!

お母さん(父)が正しい、あんたは間違っている!

あの子はすごい、あんたはこんなことも出来ないの!

 

 

そのような「評価・ジャッジメント」を受けながら、

私たちは『自分』を創りあげていくのです。

 

 

親や祖父母など身近な人から、

あなたは一人の人間として価値ある存在ですよと対等に接してもらえず、

見下されて、否定されて、虐げられて育てば、

自己価値観が低くて自信がない『自分』になります。

 

 

でも、それは『本当の自分』ではなく、

勝手に親の歪んだ価値観で評価・ジャッジメントされて、

ネガティブな暗示を入れ込まれたことにより、

創りあげられてしまった『偽りの自分』なのです。

 

 

本当の真心に育まれて成長すれば、

本当の自分・ありのままの自分で生きられるけれど、

 

 

偽りの愛を愛だと思い込まされて育てば、

無自覚のまま『偽りの自分』で生きることになるのです。

 

 

偽りの自分で生きているアダルトチルドレンは、

自分の感覚で自分の人生を生きていません。

 

 

ですから「他人軸」です。

 

 

全てに於いての基準が自分ではなく“他人”になるので、

軸が定まらない状態でブレブレです。

 

 

それは『基礎・土台』のない家と一緒です。

 

 

偽りの自分で他人軸で生きている人は、

基礎がない家なのです。

 

 

どんなに立派な上物が建っていたとしても、

ちょっと強い風が吹けば家が揺れ、

地震がきたら倒壊します。

 

 

ですから基礎がない家は、

ポツンと一軒家ではありません。

 

 

基礎がない家ほど、

ひとり孤立する恐怖に怯えています。

 

 

家が倒壊しないように、

隣近所の家と密集することで、

お互いにもたれかかって建っているのです。

 

 

共依存という状態ですね。

 

 

では、本当の自分で、

自分の人生を生きていくにはどうすれば良いのか?

 

 

真の調和にはね、

一度家を破壊する必要があるのです。

 

 

基礎・土台のないところに建てた「偽りの自分」という上物を壊して、

まっさらの更地に戻すのです。

 

 

それもビルを破壊するように、

ダイナマイトでドッカーンとは出来ません爆弾

 

 

人間がそれをやったら精神が崩壊しますから。

 

 

少しづつ少しづつ、

気づいて腑に落とすことで壊していくのです。

 

 

これがアダルトチルドレンの回復ということ。

 

 

幻想の酔いから目を覚まして、

本来の自分を思い出すということです。

 

 

そして、まっさらな更地に戻したら、

やっと基礎・土台作りからのスタートです。

 

 

まっさらな自分に戻った『本当の自分』が、

基礎・土台から自分の感覚で自分好みの家を建てていく…

 

 

台風や地震に強く、

ちょっとやそっとで倒壊しない快適な我が家です。

 

 

それが『本当の自分で生きる人生』です。

 

 

自分の人生を生きている実感だって感じられるし、

本当の自分で自分らしく生きている人生は、

生きている意味や歓びを感じられる人生になりますよ。

 

 

もちろん時間もかかるし大変ですけれどね。

 

 

偽りの自分から本当の自分で生きるということは、

生きながら生まれ変わるということです。

 

 

長い長い人類の歴史の中でも、

今までの時代はそんなことできませんでした。

 

 

でも、これをスピリチュアル的な表現をすれば、

生きている次元も、ステージも、

生きている世界そのものが変わりますよ。

 

 

これ本当です。

生きている世界が違うのです。

 

 

心・意識が変われば

生きている世界も変わります。

 

 

しつこいぐらい何度も書いていますが、

私は重傷なアダルトチルドレンサバイバーでした。

 

 

生まれる前から存在を否定されて、

生まれたら親はアルコール依存で、

ネグレクトも虐待も受けて…

 

 

同じ親に育てられた妹は、

怒りとストレスを抑圧し過ぎて、

29歳の時に脳の血管が切れてクモ膜下出血で倒れました。

 

 

そんな重傷アダルトチルドレン

同じアダルトチルドレン同士で地獄の底辺で這いつくばって、

お互いに足を引っ張り合いながら泥沼の中で生きてきました。

 

 

生き延びるためにね。

 

 

これが、今から15年前の私が生きていた世界です。

 

 

でも今はもう、違う世界を生きています。

 

 

15年前と同じ家に住み、夫とも離婚せず、

両親はいまだに健在で我が家のお隣に住んでいます。

 

 

でも、心が変わりますとね、

本当に生きている世界が変わるのですよ。

 

 

生きながら生まれ変わるために私がやってきたことは、

自分自身と向き合うこと。

 

 

自分の感情に気づいたら、

そこに心が反応したのはなぜか?と自問自答すること。

 

 

内省とも言います。

 

 

私の感覚で言えば、

24時間365日 自分と向き合っています。

 

 

今でも向き合っていますし、

たぶん死ぬまで向き合い続けるでしょうね。笑

 

 

15年前に初めてカウンセリングを受けてから数年間は、

週に1~2回、多い時で週に3回のセッション。

 

 

そのために下の子を保育園に預けました。

 

 

4年目ぐらいを過ぎた頃から週に1回になったかなぁ?

セラピストの仕事をするようになった頃から2週間に1回。

 

 

そして、ここ数年ですね。

月に1回というペースになったのは。笑

 

 

おそらくカウンセリング回数は400回ぐらいです。

 

 

「闇」への恨み

「偽り」への恨み

「評価」への恨み

 

 

恨み3連チャンをケアしたのが大きかったかな。

これで私が体感している「感覚」がゴロンと変わりました。

 

 

回復への道のりは一歩一歩ですが、

アダルトチルドレンは諦めなければ回復できます。

 

 

誰かに恨みや怒りを投影することがなくなるので、

夫婦関係や人間関係が良好になり“悩みや問題”がなくなります。

 

 

人からどう思われるかをコントロールする必要もないし、

嫌われることや見捨てられる不安に怯えることもありません。

 

 

心の傷をケアするということは、

傷だらけのメガネを外してクリアな視界になるということ。

 

 

傷だらけのメガネを通して見ていた世界とは違って、

自分の感覚で感じるこの世界は美しいです。

 

 

そして…とても優しい世界です。

 

 

 

今までも、これからも、無意識さんとともに♡

 

 

 

 

 

偽りの愛によって入れられてしまったメルヘンの世界

その幻想の世界(ファンタジー)から目を覚まして、

今は現実の世界をメルヘンにしています。笑

 

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