このブログは元アダルトチルドレンサバイバーだった私が、
どのようにして重傷アダルトチルドレンから回復し、
「本当の自分」で生きられるようになったのか?

実際に経験したプロセスを余すところなく綴っています。

毒親育ち・アダルトチルドレンと言っても、
育ってきた環境も、心に負った傷の深さも人それぞれ違います。
私の回復への道のりと、あなたの回復への道のりは、
同じような過程を進んでいくとは限りません。

ですが、道なき道を、先の見えない真っ暗なトンネルを、
一歩一歩進んでいくことになると思います。

私の体験談を綴ったこのブログが、
真っ暗なトンネルの中に灯る明かりになって、
ほんの僅かでもあなたの足元を照らすことができれば、
こんなに嬉しいことはありません。

 一人でも多くの方がラクに自由になって、
自分の人生を“本当の自分”で生きられることを切に願っています。

 

 

 

 

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(朝露に濡れたローズガーデンをイメージしました)

 

 

 

ご訪問いただきありがとうございます♡

 

 

はじめまして、の方もいらっしゃるかもしれませんね。

このブログを見つけてくださってありがとうございます。

 

 

アダルトチルドレン回復への道のりシリーズ、

私が“経験”してきたことや“得られた気づき”を書いてきましたが、

あっという間に【第17話】となってしまいました。

 

 

あともう少しだけお付き合いいただくことになりそうですが、

ここから先の内容は、もう個人的無意識(メンタル)というよりも、

集合的無意識(スピリチュアル)の話しになっていきます。

 

 

アダルトチルドレンからは回復したけれど、

その後も自分自身と向き合い続けてさらにメンタルを掘り下げていったら、

スピリチュアルの領域に足を踏み入れてしまった…そんな感じです。笑

 

 

今日はいつにも増して長いです。

スピリチュアルが苦手の方はどうぞスルーしてくださいね。

 

 

あなたの気づきのきっかけになれば幸いです。

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

私は「何となく」という感覚を見過ごさないようにしています。

 

 

重傷ACで思考中毒状態だった頃は、

あれこれ考えることがやめられなかったので、

“何となく”という感覚に従ってみる…なんてことはありませんでした。

 

 

今ではこの“何となく”という感覚だけが頼りです。笑

 

 

その“何となく”という感覚をキャッチしたら、

私の中では即行動です。

 

 

何となく気になる

何となくやってみたい

何となく違和感がある。

何となくやめたい。

 

 

でも、この“何となく”という感覚だけで即行動してしまう私こそが、

とても私らしいことであり、本来の私の姿なのです。

 

 

YouTubeを始めたきっかけは、

風の時代について耳にしたからですが、

やはりこれも何となくやってみたいと思っていたから。笑

 

 

自分自身と向き合い続けてきて10年以上、

トラウマのケアも済んでいる状態ですから、

自分の生い立ちなどを語ることに抵抗もありませんでした。

 

 

もう今の私のメンタルの状態は、

隠しておかなきゃいけないようなことはありませんし、

自分の生い立ちが「恥ずかしい」とか「みじめ」とも思っていません。

 

 

地獄のような環境である機能不全の家に生まれて、

よく死なずに生き延びてきたサバイバー

 

 

それだけでも大変なことなのに、

今度はアダルトチルドレンから回復するのもまた地獄

 

 

そんな地獄のような苦しみを経験してきたこれまでの人生は、

決して“恥ずかしいこと”ではなくて、

この生き様が 私の“誇り”になっているのです。

 

 

私のYouTubeチャンネルは、

8ヵ月ほど配信した時点で更新をストップしておりますが(笑)

その8ヵ月の間にもいろいろな気づきがありました。

 

 

なぜかその頃、

無性に哲学者のニーチェに心惹かれましてね。

ニーチェの“ツァラトゥストラ”とかです。

 

 

本の内容がどうこうと言うよりも、

「あ、ニーチェも嫉妬で潰されちゃったのね…」と思いました。

 

 

ニーチェに限らずですが…

 

 

感受性が豊かで繊細な気質を持って生まれた人たち

歴史に名を残してきた音楽家や、画家や、小説家など…

 

 

素晴らしい感性を持った人たちが、

周囲の人たちに“嫉妬”されて潰されてしまった。

 

 

時代は変わっても人間は何も変わってないんだな…

 

 

な~んにも。

 

 

人間って何て精神性の低い生き物なんだろうか…?ショボーン

 

 

そんなお前も人間だろうが!と突っ込みが入りそうですが、

はい、そんな私も人間なんですよね…

 

 

 

 

 

 

以前【第14話】でも「人間」について、

私の中からブワーッと湧いてきた気づきを書きました。

 

 

愛があるフリをして人の尊厳を奪う人間が許せない。

人の尊厳を奪う人間なんて大嫌い。

だから人間である自分自身も大嫌い。

 

 

そして、今回は人間って何て精神性の低い生き物なんだろう…って!?

 

 

あれ? あれれ?

私って人間嫌いなだけではなく、

人間を見下してバカにしているんだね???滝汗

 

 

う~ん…

人間である私が同じ人間を見下してバカにしてるんだ。

これが自分の本音だったとは…汗

 

 

自分の本音に何とも言えない複雑な気持ちになっていたら、

私の中から「負けたくない」という強い思いが溢れてきました。

 

 

過去に私は「偽り」に対する恨みがあって、

その恨みの感情が原因で「偽り」に執着させられて、

「酔わせてたまるか!」と吠えまくっていた時期がありました。

 

 

そんな経験から「負けたくない」という思いも、

これもまた執着なのか…?と思っていたら、

まさかのトラウマ反応!

 

 

しかもこのトラウマは、

親から傷を負わされたトラウマではありませんでした。

 

 

トラウマになっている原因の相手先が親でなければ、

いったい相手は誰なんだろう?滝汗

 

 

負けたくない!って思った相手は誰なの…?

 

 

ですが、トラウマなので記憶がすっぽり抜け落ちています。

いくら頭で考えたところでわかりません。

 

 

トラウマって記憶から抜け落ちているからトラウマであって、

それも記憶にないものほど、超ヤバいんですよね~。笑

 

 

この「負けたくない」がトラウマになっているということは、

トラウマになるような衝撃的な出来事があって、

その時に乖離してしまったということ。

 

 

「負けたくない」ということは、

誰かに攻撃された?  私、誰と戦ったの

 

 

本当に記憶になくて…思い出せない。

でも、自分の中から出てきたトラウマである以上ケアしました。

 

 

心のケアって“モグラ叩き”みたいです。

 

 

でも、ゲームのモグラ叩きとはちょっと違っていて、

あんなに間髪入れずに次から次へとは出てきません。笑

 

 

出てきたモグラ(トラウマ)をやっつける(ケアする)と、

次のモグラが出てくるんです。

 

 

飛び級はできなくて、

ひとつひとつ順番に出てきます。

 

 

「アダルトチルドレンからの回復は一歩一歩」と言うのは、

浅い傷からより心の深いところに封印してある傷へと、

ひとつひとつ順を追って退治(ケア)するからなのです。

 

 

そう言えば、毎週YouTubeを配信していた頃、

ある時ふと「夜と霧」が読みたくなったんですよね。

 

 

皆さんは「夜と霧」という本を読んだことはありますか?

 

 

心理学者でもあるヴィクトール・フランクルが、

ナチス強制収容所での体験を綴った本です。

 

 

あまりにも有名な本ですから、

その内容はだいたい知ってはおりましたが、

それまで「夜と霧」を読んだことがなかったのです。

 

 

なぜ急に「夜と霧」が読みたくなったの?と思いましたが、

私が「何となく」という時は無意識さんからの合図ですから、

さっそく本を読んでみることにしました。

 

 

あぁ…フランクルが強制収容所で経験したことは、

まさにアダルトチルドレンの人生そのものだ…!

 

 

最大級の犠牲者を出した強制収容所で、

なんとか生き延びたフランクル

 

 

他に逃げ場がないから耐えるしかない

過酷な機能不全の家の中で生き延びたアダルトチルドレン

 

 

共通しているのは、どちらも明日をも知れぬ身

そんな想像を絶する過酷な環境を生き延びた人です。

 

 

いやいや明日をも知れぬ身って…汗

機能不全の家と強制収容所では比べものにならないでしょ?

 

 

そのように思われるかもしれませんね。。。

 

 

精神科医であったフランクルでさえ、

極限まで精神が追い詰められて正気を保つのが大変だったそうです。

 

 

明日は自分が死ぬかもしれないという絶望の中で生きる。

 

 

なかには正気が保てなくなり、

自ら高圧線にぶつかって自死する人も少なくなかったそうです。

 

 

絶望の中では生きる気力もなくなってしまうのですね。

 

 

そんな極限状態の中でも、

フランクルはどうやって生き延びることができたのでしょうか?

 

 

それは結婚して間もなくして離れ離れになってしまった

愛する奥さんの幻想を見ることが心の支えになっていたそうです。

 

 

実際にはいない奥さんの幻想を見続けた。

愛おしい奥さんへの愛があったから生き延びることができた、と。

 

 

これはアダルトチルドレンがファンタジーの世界に酔うこと、

「幻想の愛」に酔うことで生き延びるのと同じことですね。

 

 

実際には愛はない。

 

 

でも、親から愛されていないという事実から目を反らし、

自分は愛されているんだと思い込むことで、

命からがら生き延びてきたのがサバイバーです。

 

 

さらにフランクルは、

自分が生き延びることができたのは、

強制収容所から出られたらここでの体験談を語りたい!

そのような希望を持っていたからだ、と。

 

 

他にも生き延びることができた人は、

自分の子供が私を待っている!

途中になってしまっている研究成果を世に出したい!

 

 

そのような【希望】を持っていたそうです。

 

 

私はこの「夜と霧」を読んで、

生き延びることができたアダルトチルドレンサバイバーの人は、

幻想の愛に酔うだけではなく何かしらの「希望」があったのだと思いました。

 

 

そう言えば…

 

 

なぜか子どもの頃から「私は本を書く」と思っていました。

 

 

本を書きたい!ではなくて、

ただ漠然と何となく「本を書く」と思っていました。

 

 

それにこうして今、

ブログ・YouTube・stand.fmなどで、

アダルトチルドレン回復への体験談を発信しているのも…

 

 

もしかすると私もフランクルと同じように、

生き延びてここから(共依存)出られたらその体験談を語りたい!

それが私にとっての「希望」だったのかもしれないな…と思いました。

 

 

自分ではそんなこと思ってもいませんでしたので、

無意識さんの計らいだと思いますが。笑

 

 

そんなことに気づきましたので、

その後、YouTubeでも「アダルトチルドレン」をテーマに配信しました。

 

 

ちょっと順番としては前後するかもしれませんが、

曖昧な記憶をなんとか遡ってみると、

YouTubeにもそろそろ慣れてきたな~という頃だったと思います。

 

 

記憶が甦ったというよりも感覚的に“気づき”が起こりました。

 

 

私は肉体を持った人間だけど…私の魂は人間ではない、と。

 

 

それまでも薄々は感じてはいました。

でも… どうしても認めることが出来なかったのです。

 

 

「酔わせてたまるか」と吠えまくっていたのに、

それが急に「私の魂は人間ではない」だなんてどの口が言うの?

 

 

それに自分がカウンセラーであるということも、

少なからず影響していたかもしれません。

 

 

自分が酔わせてどうするの?

これじゃあ「あの人たち」と一緒になっちゃうじゃないか…

 

 

私のいう「あの人たち」とは、

自称インディゴチルドレン・自称ライトワーカー・自称スターシード

そのような人たちのことです。

 

 

私はあれほどスピリチュアルの講座に参加しまくっていたのに、

愛とか、魂とか、宇宙とか、高次元…

そのようなワードを口に出すことにとても抵抗がありました。

 

 

抵抗があると言いますか、

本当に喉が詰まったり声がかすれて言葉にできないんです。

 

 

どうして口に出すのに抵抗があるの?

酔わせたくないから…?

私がカウンセラーだから…?

 

 

自分自身に自問自答してみたところ、

出てきた答えは「一緒にされたくない」でした。

 

 

一緒にされたくないと怒ってる。

でも、これは羨ましいという嫉妬なんですね、きっと。

 

 

私、何の躊躇もなく口に出して表現できる人たちが羨ましいんだ…

 

 

そんなことを思っていたら、

過去に受けたある個人セッションでのことを思い出しました。

 

 

私は様々なスピリチュアルの講座や個人セッションを受けてきましたが、

ほとんどの場合は怒って帰ってくるんですね。笑

 

 

そして、帰ってきてから、

その怒りの原因と向き合わされる…ということを繰り返していました。

 

 

でも、あるヒーラーさんのヒーリングを受けに行った時は違いました。

 

 

ヒーリングがメインなのに、

なぜか最初にイメージワークから始まりました。

 

 

目をつぶってください。

幼い子どものあなたが見えますよ。

何歳の自分が見えますか?

 

 

ヒプノセラピーの簡易版みたいだな…なんて思いながら、

ヒーラーさんの誘導に従って答えます。

 

 

私:2歳ぐらいの私がいます。

 

 

2歳のあなたの近くに誰かいますか?

 

 

私:父がいます。

 

 

お父さんは何をしていますか?

 

 

私:父は…私を羽交い絞めにして私の首を絞めていますえーん

 

 

お父さんに首を絞められている2歳のあなたは、

いったい何を言いたかったのですか?

 

 

私:(しばらく泣いて言葉にならず)

  

 

私は… 私は… 私は愛ですと言いたかったんです。

 

 

自分の口から出てきた言葉に自分でも唖然として、

何だかよくわからないけど涙が止まりませんでした。

 

 

それから私は1時間半ずっと泣き続け、

こんなに泣き続けることができるんだと自分でも驚くほど泣いて、

肝心のヒーリングは20分ほどしか受けられませんでした。笑

 

 

実際には、

私は父親から首を絞められたことはありません。

 

 

実際にはやられていません。

 

 

でも、私は父親から首を絞められていました。

それは「意識」の深いところでやられていたことです。

 

 

支配者である父親に邪魔をされて、

私は「本当の私」をすっかり忘れていました。

 

 

そうしないと…生き延びれなかったからです。

 

 

 

私の魂は人間ではありません。 

 

 

そして、私は愛です。

 

 

 

私はもう酔っていません。素面です。

 

 

 

 

To be continued♡