このブログは元アダルトチルドレンサバイバーだった私が、
どのようにして重傷アダルトチルドレンから回復していったのか?
次世代の方にも伝え残しておきたいという思いから、
実際に経験したことを余すところなく綴っています。

ひたすら自分自身と向き合い続け、
虐待・ネグレクト・トラウマ・思い込み(呪縛)をケアして、
機能不全の連鎖を断ち切り、共依存から抜け出しました。

アダルトチルドレンと言っても、
育ってきた環境も、心に負った傷の深さも人それぞれ違います。
私の回復への道のりと、あなたの回復への道のりは、
同じような過程を進んでいくとは限りません。

ですが、道なき道を、先の見えない真っ暗なトンネルを、
一歩一歩進んでいくことになると思います。

私の体験談を綴ったこのブログが、
真っ暗なトンネルの中に灯る明かりになって、
ほんの僅かでもあなたの足元を照らすことができれば、
こんなに嬉しいことはありません。

 一人でも多くの方がラクに自由になって、
自分の人生を“自分らしく”生きられることを切に願っています。

 

 

 

 
 

 

 

 
 
 

ご訪問いただきありがとうございます♡

 

 

はじめまして、の方もいらっしゃるかもしれませんね。

このブログを見つけてくださってありがとうございます。

 

 

元アダルトチルドレンサバイバーである私が、

どのようにしてアダルトチルドレンから回復していったのか?

 

 

その場しのぎの対処療法ではなく、

根本的な原因に目を向けてメンタルをケアし、

一歩一歩回復していったその過程を余すところなく、

綴っているブログです。

 

 

答えはすべて自分の中にしかありません。

 

 

そして、その答えを見つけるのは自分。

答えを見つけられるのは自分だけなのです。

 

 

あなたの気づきのきっかけになれば幸いです。

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

自分がアダルトチルドレンだという自覚もないまま

私は、週に1度ぐらいのペースで、

カウンセリングを受けるようになりました。

 

 

カウンセリングと言っても、

セラピストさんが何か正解を教えてくれるとか、

こうした方が上手くいくよという、

ハウツーを教えてくれるわけではありません。

 

 

私がお話しする内容はいつも同じで、

夫への不満と息子が自分の思いどおりになってくれない…

そのような愚痴をこぼしていました。

 

 

セラピストさんはそんな私の愚痴を

うんうん、そうなんですね~と聞いてくれましたが、

話しの合間合間に嫌な質問をしてくるのです。

 

 

「その人にどんな感情を感じていますか?」

 

 

これが緊張するんですよね。笑

 

 

なぜなら「どんな感情を感じているか?」なんて聞かれても、

わからないんですよ。感情が。

 

 

だから言葉に詰まってしまって答えられないのです。

感情を感じていないから答えられない。

 

 

散々夫への不満を吐き出しているにもかかわらず、

自分が夫に激怒していることすら自覚できないんです。

 

 

「どんな感情を感じていますか?」と聞かれているのに、

「怒り…ですかね?」と逆にこちらが聞き返してみたりね。笑

 

 

なぜ、自分の感情がわからないのか?

それは「感情」を感じる感覚がマヒしていたからです。

 

 

喜怒哀楽を感じる「感情」がマヒしてしまって、

自分が怒っているのか?恐怖を感じているのか?不安なのか?

それが自覚できない状態だったのです。

 

 

アダルトチルドレンの人は、

感情マヒ・感覚マヒを起こしているので、

喜怒哀楽という感情が感じられない、

自分にとって快なのか?不快なのか?という感覚も感じられない…

 

 

感じられないからどうするかと言えば、

「思考」を使ってあれこれ頭の中で考えてしまう…

 

 

それがアダルトチルドレンなのです。

 

 

正しいか・間違っているか

良いか・悪いか

優れているか・劣っているか

損か・得か

 

 

そのように判断する「思考」で考えるしかないのです。

 

 

だからアダルトチルドレンは思考中毒です。

 

 

頭の中でぐるぐる考えることが止められないのは、

感情が感じられていないために、

思考中毒者になっているからなのです。

 

 

何か怒りを感じるような出来事があった時、

普通の人は、その時、その場で、ムカッ!と頭にきます。

 

 

ですが、アダルトチルドレンは違います。

その時、その場では、ムカッ!と感じることができないのです。

 

 

それは乖離して感情をスルーしてしまうから。

 

 

私が自分のことを「私は温和で平和主義」と思っていたのは、

別に温和でもなければ、平和主義だったわけでもなく、

乖離して感情をスルーしていただけだったのです。

 

 

乖離というのは、

瞬間的に自分の意識が飛んでしまうことです。

 

 

一瞬、頭が真っ白になった、

フリーズ状態になった、

そのような時は乖離している状態です。

 

 

乖離して意識が飛んでしまうと、

自分の気持ちを“感じる”ことはできなくなります。

 

 

意識が飛んでしまって、

感じることができないのですから、

じゃあどうするのか?

 

 

アダルトチルドレンは、

思考を使って頭であれこれ考えるしかないのです。

 

 

そして、感じられずにスルーしてしまった怒りは、

消化されずに残ります。

 

 

よく「モヤモヤする」なんて言い方をしますが、

あれは感じられないために怒りの感情を消化することができず、

未消化のまま残ってしまった“怒り”の感情なんです。

 

 

感情は感じないことには消化できないのです。

 

 

感じられずに未消化のまま残った感情は、

時間とともにいずれ無くなる…ということはなく、

死ぬまでずっと自分の心の中に残り続けます。

 

 

心の奥にひたすら押し込めて、

それが蓄積されていくことになります。

 

 

ですが逆を言えば、

たとえどんな感情であっても、

きちんと適切に感じられれば消化して無くなります。

 

 

なんかモヤモヤする…

でもそれが何なのかわからない。

 

 

そのような人は、

自分が怒っているということを
まったく認識できていないということです。

 

 

ですから、後になってから頭であれこれ考えるわけです。

 

 

あれ?べつに私は間違ってないよね?

もう少し違う言い方ってものがあるよね…

あの言い方、人としてどうなの?

これって私が怒ってもいいことだよね?

 

 

そのように思考を使って、

正しい・間違っているをジャッチメントしてから、

やっと安心して?怒るのです。

 

 

普通の人は、その時、その場で、ムカッ!と怒りを感じますが、

乖離グセ・思考中毒のアダルトチルドレンは、

ムカッ!と怒りを認識するまでタイムラグがあります。

 

 

カウンセリングでは、

クライアントさんが自分の乖離グセ・思考グセを自覚し、

自分の感情というものに意識が向けられるように、

 

 

「どんな感情を感じていますか?」という質問がくり返されるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらずカウンセリングでは愚痴ばかりでしたが、

少しづつ効果が現れてきました。

 

 

何かイライラする…

カウンセリングを受けているのにイライラする…

 

 

夫に対してもイライラ

子供に対してもイライラ

とにかく腹が立ってしょうがないのです。

 

 

週に一度のペースでカウンセリングを受けているのに、

どうしてこんなにイライラするの!?

 

 

その時の私は、

自分では全く気づいていませんでしたが、

カウンセリングを受けることで、

感情マヒ・感覚マヒが徐々に改善されていたのです。

 

 

感情マヒ・感覚マヒが改善されるとどうなるか?

 

 

それまでカチコチに固まっていたメンタルが、

少しづつ緩み始めるのです。

 

 

これはメンタルに、

風穴を開けるようなものです。

 

 

それまで滞っていた感情が、

一気に流れ出てくるような感じになります。

 

 

本当は怒りを感じているのであれば、

その怒りをまともに感じてしまうことになりますし、

 

 

不安や恐怖の感情を感じているのであれば、

その不安や恐怖をまともに感じてしまうことになります。

 

 

そのため、

それまでは怒りをスルーしていた私が、

まともに怒りを感じるようになったからもう大変!

 

 

それはそれは

とんでもなかったです。

 

 

ちゃんと怒りを感じられるようになって初めて気づく、

自分の中に貯め込んでいた怒りは尋常ではない、と。

 

 

プチッと怒りのスイッチが入ったら最後、

怒りのコントロールができないぐらいに怒り狂う。

 

 

ギャーッと発狂して喚き散らす、

怒りを出して、出して、出しまくる…

 

 

子どもが素直に言うことを聞いてくれないことにブチ切れ、

躾という名のもとに、お尻を叩く。

 

 

自由奔放は許さない。

どうしてこんなに落ち着きがない子なんだと、

ヒステリーを起こして怒鳴り散らす。

 

 

叩くことだけは避けようと無理やり押さえたら…

今度は、イスを投げる、本を投げる、フライパンを投げる。

 

 

そうなんです。

 

 

ヒステリーを起して怒り狂う姿は、

母親と一緒。

 

 

自由奔放な子どもを許さないのは、

母親と一緒。

 

 

躾という名のもとに手を上げるのは、

母親と一緒。

 

 

嫌だ嫌だと思っていた母親そっくりの自分。

カウンセリングを受けているのに自己嫌悪。

 

 

まるで母親の人生をそっくりなぞるように、

自分が受けたトラウマを逆再上演していたのです。

 

 

トラウマの逆再上演とは、

自分が親から受けた心の傷トラウマ

それを今度は自分がやってしまう側になること。

 

 

自分がやられたことを

今度は我が子や他の人にやってしまうことを言います。

 

 

それまで私は「良い人」の仮面を被っていたので、

自分の心にがっちり蓋をしめていました。

 

 

カウンセリング受けることで、

がっちり閉めていたはずの蓋がゆるゆるになり、

開いてしまったのです。

 

 

とうとうパンドラの箱を開けてしまった叫び

 

 

自覚がないまま溜め込んできた怒りが、

大爆発を起こしてものすごい勢いで噴き出したのです。

 

 

温和なタイプで平和主義なんて大ウソで、

本当は尋常じゃない怒りを腹に抱え込んでいた私。

 

 

感情マヒを起こしていたから自分では自覚なし。

本当にわからないし気づけなかった。

 

 

でも、今の自分は感情がコントロールできず、

人のいない床に向かってではありますが、

イスを投げる、本を投げる、フライパンを投げる恐ろしい母親。

 

 

何でこんなことに。。。

 

 

自分の怒りのエネルギーにヘロヘロになりながら、

毎回「助けてください」という思いでセッションを受けました。

 

 

この頃は、週に1回のセッションでは足りず、

週に2回・3回という時もありました。

 

 

いつ暴れ出すかわからない自分の怒りの感情

そのような時は即セッションの予約が取れるようにと、

下の娘を保育園に預けることにしました。

 

 

それまでは、

子どもや夫が変わってくれたら、

私はもっとラクになるのに…と思っていました。

 

 

これぐらい察してくれればいいのに…

普通はこれぐらい気づくだろ!と夫に怒っていました。

 

 

ですが、いよいよ気づいてしまいました。

 

 

おかしいのは自分の方だ… 普通じゃない

 

 

いろいろ調べて、

どうやら自分は「アダルトチルドレン」なのかもしれない…

 

 

おかしいのは自分の方だという気づき、

自分がアダルトチルドレンであると認めたのは、

セッションを受け始めて1年半ぐらいたった頃です。

 

 

自分がアダルトチルドレンだって認めるのに1年半ですよ?

毎週1回~3回セッションを受け続けて1年半。

 

 

信じられないかもしれませんが、これ事実です。笑

 

 

セラピストさんは、私が自分で気づくまでは、

「あなたはアダルトチルドレンです」などとは言いませんでした。

 

 

言われたところで反発したでしょうし、

私の心は自分がアダルトチルドレンだなんて、

とてもじゃないけど耐えられる状態になかったのです。

 

 

そのため、

1年半という時間を要しました。

 

 

1年半という時間をかけて、

カメの歩みでも少しづつ回復してきたから、

やっと認めることができる状態までになったのです。

 

 

もうどんだけ…

 

 

本当に無自覚。 自分では気づけない。

重傷な人ほど自分がどれだけヤバイ状態か自覚できない。

 

 

それがアダルトチルドレン。

 

 

何度も言いますが、

自分がアダルトチルドレンだと気づくまで1年半です。(しつこい)

 

 

怒りの感情を出して、出して、出しまくり、

週に3度もカウンセリングを受けてヘロヘロになりながら、

 

 

相手がおかしいのではなくて、

自分がおかしかったのだと気づいた。

 

 

問題があるのは相手ではなくて、

問題があるのは自分(の心)

 

 

アダルトチルドレンの回復は、

感情を感じて、気づいて、認めて、腑に落とす

 

 

ひたすらこのくり返しです。

 

 

自分はアダルトチルドレンなんだと…

これは本当にヤバイ状態なんだと自覚できた日

 

 

ここからは、

いよいよ本格的にトラウマと向き合い始めることになります。

 

 

横綱級アダルトチルドレン

超リアル過ぎる“心の回復への道のり”は続く…

 

 

 

To be continued♡