夏至とは、一年のうちで、最も昼の時間が長い日のこと

 「この日から本格的な夏が始まるよ!」という日。



夏至には浄化効果があります。
夏至は太陽からのエネルギーが「陰」から「陽」へと変わる転換期です。 それまで溜まっていた「陰」のエネルギーが発散されるタイミングでもあるということです。 太陽のスピリチュアルエネルギーを最も多く受け取れる夏至は、そんな「陰」エネルギーを私の身体の隅々から追い出してくれます。






   










清水友邦さん投稿より


夏至ましておめでとうございます。

2024年6月21日は1年で太陽が最も高く上がる夏至の日です。


1年に2回、地球の自転軸が太陽に対して最も傾く瞬間が「至」と呼ばれます。
太陽側を向いた北半球では昼が1年で最も長くなる夏至で、反対の南半球では夜が1年で最も長くなる冬至となります。

自然に対する畏敬の念を持っていた先住民族は、太陽のリズムである冬至・春分・夏至・秋分を、特別に重要な日として祈りを捧げる儀式をおこなっていました。

夏が終わると植物は枯れて朽ち果て、死をイメージする冬がやって来ます。

そして春には再び新芽がふき、植物はよみがえります。

古代の人々は、死と再生を繰り返し、豊かな実りをもたらす大地の女神に、畏怖の念を持ち祈りを捧げました。

夏至の日は異界の扉が開き、妖精や魔女が現れる神話のもとになっています。


ヨーロッパでは、魔女が自然の力を得る重要な儀式「サバト」の日でもあります。

北欧の夏至祭は最も重要なお祭りの一つで広場の真ん中に立てられた夏至柱(ミッドサマーポール)の周りで輪になって歌ったり踊ったりします。
生命力を持つ樹木はゲルマンやケルトで精霊が宿る神として神聖視されていました。

夏至は一年の中で恋愛が許される日とされています。
夏至の夜に枕の下に7種類の花を置いて寝ると、夢で将来の夫に会うことができるとされています。

十九世紀までのヨーロッパの町や村では、夏至になるとたき火が焚かれ、その火の周りで歌い踊り、火を飛び越えたりしました。
そして燃え残った炭を、家内安全、悪霊退散、子孫繁栄、豊作祈願の護符として持ち帰りました。

ペルーの夏至は南米三大祭りの「インティライミ」開催日となっています。


人間の体の経絡と同様な大地の経絡を、西欧ではレイ・ライン、アボリジニはソングライン、中国では龍脈と呼んでいます。

そして、大地の経穴にあたるのが聖地です。

日本では、エネルギーが充電される場所をイヤシロチと呼んでいます。

聖地がある遺跡の地下は、断層のところが多く、そこでは放射線と磁気異常を示していて、通常の場所とはエネルギー環境が大きく異なっています。

霊的な力を持った古代の聖地でシャーマンは、イニシエーションをして精霊を呼び出したり、メッセージやヴィジョンを受け取ったりしました。

先住民のアボリジニは、延々と続く砂漠の道を地図もコンパスもなく、道に迷う事なく目的地にたどり着きます。

丸一日知らない道を、5~6歳の子どもが歩いても、迷わず自分の村に帰ると報告されています。

現代人は退化してしまいましたが、先住民と渡り鳥の驚異的な方向定位能力は地磁気を鋭くキャッチする鋭敏な知覚を持っていることを示しています。

人間の脳細胞には、地磁気に同調するマグネタイトが組み込まれていて、半導体のようにエネルギーを伝達します。

その波動により、おのおの場には異なる電圧と電流の方向性が生じ、膨大な情報がコード化されます。

この波のようにうねるエネルギーの場は生命体をその環境と結びつけています。

聖なる場所では、岩石の結晶構造の組み合わせと、太陽と月惑星の位置によって、場のエネルギーの増減が起きるようになっています。

特別な聖地で瞑想をすると、無意識の中から深い感情が湧き上がり、強い高揚感とリラックスが同時に起きてきます。

聖地は、自我の境界が溶けだす変性意識状がおきやすいのです。

大地のエネルギーが充電されることにより、意識の底に眠っていた母なる地球の記憶が活性化します。

ワイオミング州のビッグホーン山脈にあるメディスン・ホイールは、円周上の六つの石のうち二つの石は夏至の日の出と日没の場所を示しています。

そして他の位置にある石は、それぞれ牡牛座のアルデバラン星、オリオン座のリゲル星、シリウス星を示していました。

ニューメキシコ州チャコ・キャニオンにある岩壁のらせん状に彫られた絵は太陽の光が正確に夏至の日を示します。

アメリカ先住民のラコタ族は、夏至の時期に聖なる山で太陽をたたえる舞踏を行なってきました。

アイルランドの新石器時代の遺跡は重要な日に太陽の光がレーザー光線のように入り口から石室の壁を正確に照らします。

ストーンヘンジでは ヒール・ストーンと呼ばれる高さ6mの玄武岩と、中心にある祭壇石を結ぶ直線上に夏至の太陽が昇ります。

日本のストーンサークルも夏至の日の出と日没の方向に石が置かれていました。

夏至の日に古代インカの遺跡やアイルランドの石室の中で、ヒゲを生やして長く白いローブを身にまとって白い光を放った人々が現れ、その真ん中で一人の女性が横たわっているヴィジョンを見た人がいます。

太陽の力が強くなる特別な日になると、シャーマンは聖なる場所で歌い踊って変性意識状態に入りました。

魂の旅で神々や精霊と出会い無限の光に溶け込み、古い自分が死んで新しい自分に生まれ変わったのです。

それが古代のイニシエーションでした。

人間と母なる地球は、特別な力で繋がっています。

「おれたちは、母親の胎内にいるような感じで地球を感じている。だから、肝心の地球の具合が悪くなったり、汚染されたりすれば、健康でなんかいられなくなる。自分の体を癒したいなら、地球を癒さなきゃだめなんだよ。逆にいえば、地球を癒したいなら、自分自身を癒さなきゃだめなんだ」アボリジニ呪医

良い夏至を。




ストーンヘンジ(Stonehenge)

夏至の朝に太陽はヒールストーンの付近から昇り、太陽の最初の光線は馬蹄形の配置の中にある遺跡の中央に直接当たる。

ストーンヘンジはロンドンから西に約200kmのイギリス南部・ソールズベリーから北西に13km程に位置する






日の出

秋田県鹿角市大湯の環状列石ストーンサークル


秋田県鹿角市大湯の環状列石ストーンサークル直径52メートルの万座遺跡と、130メートル離れた直径44メートルの野中堂遺跡の二つの遺跡の中心部を結んだ線上に、冬至の日の出と夏至の日の入りが起きるようになっていた。





   





太陽の恵みに感謝します晴れ