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竹水とは?
竹から採取することができる貴重な水のことです。
なぜ貴重なのかというと、竹水は、若い竹が4月~5月にかけてにしか作らないからです。
(採取することができるのは、タケノコから竹に変わり始める5月から6月ころ)
成長期を迎えた若い竹は、地下に伸びている茎を通して水を吸い上げますが、それこそが竹水と呼ばれるもの。
そして、竹が幹の中に竹水を溜め込む期間は20日間程度しかないことから、一定の時期にしかとることができない貴重な水とされているのです。
成長期の若い竹は一晩で1メートル近くも伸びることがあり、とても生命力が強いことで知られています。
その脅威的な生命力の源が竹水だと考えられています。
どんな味がする?
竹水は飲料水として飲むことができるそうですが、どんな味がするのでしょうか。
竹水を味わった人によると、以下のような味がしたそうです。
「口に含んでいる間は特に違和感がなく、少しだけ甘い普通においしい水。飲み込んだ後は口の中に竹の風味なのか、ほんの少しだけ青臭さが残る」とのこと。
特定の時期の竹水は「神水」と呼ばれる
そんな貴重な竹水ですが、その中でも特定の時期にとった竹水は「神水」と呼ばれているそうです。
これは旧暦5月5日に採取されるものであり、神水は古くから薬を作るのに使われていました。
竹水を採取する方法
竹水を採取するためには成長途中の若い竹を見つける必要があります。
大体3メートルから5メートルほどの若い竹の先端部分を切り取り、あとはそのまま2~3週間ほど放置して待ちます。
その後、竹を左右に揺らしてみると、水がポチャポチャと音を立てるため、幹の中に水が溜まっているのがわかります。
あとは、ノコギリなどで竹を切って中に溜まっている水をとり出します。
竹水の恐るべき効果
竹水は飲料水として利用されることもありますが、多くは美容目的の商品に使われています。
竹水には肌の老化を防ぐ抗酸化作用のあるポリフェノール、肌の健康維持に欠かせないビタミンB群などが含まれています。
また、保湿効果のあるアミノ酸や糖類なども含まれているので、肌に良い水なのです。
そのため、ただ肌に塗るだけでもツルツルサラサラになるそうです。
(5年くらいたった古い竹も同じようにして竹水が採れますが、少し濁りがあるとのこと。飲用にするには、今年の竹がいいようです)
https://ddnavi.com/serial/727922/a/
若い竹だとすぐに竹水が採取できるんですね
竹の命の源「竹水」
採取したら、大切にいただきたいですね