人間とは何か?
人間は実在していません。
こう言うと皆さんは、肉体に触って、肉体を目で見て、
あるじゃないか、知花は変なことをいうと思われるでしょう。
宇宙は原子と電子が遍満しています。
この宇宙に遍満する原子と電子は、目に見えないミクロの存在です。
目に見える物質の世界は、
見えないミクロの存在の結果として存在するのです。
インドのサイババは、
不可視の空氣中に遍満している原子と電子の組み合わせで、
物質化を行っているのです。
原因の世界はミクロの存在で原子と電子は宇宙の全てに存在します。
宇宙空間にも、それから星々や全ての物質の中に存在しています。
原子と電子は無限にある存在なのです。
ミクロの結果であるマクロの世界が、物質の世界なのです。
イエス・キリストも魚やパンを空氣中から物質化して取り出しました。
魚やパンは原子と電子の仮の姿なのです。
人間もミクロの原子と電子から離れて存在できないのです。
見える世界は、見えないミクロの世界の結果にすぎないのです。
ですから、人間もこの目に見える肉体という、
姿・形はミクロの結果にすぎませんから、
人間の本源・本質はミクロの原子と電子なのです。
この原子と電子の人間は仮の姿にすぎないのです。
このミクロの存在である原子と電子が人間のいう神そのものなのです。
神はありて在るもの・すべてのすべてとは、
無限の宇宙に遍満する原子と電子のことをいうのです。
神は第一原因者です。
原因と結果は離れることが出来ないのです。
原因のない結果というものは存在し得ないのです。
神・即ち原子と電子は全てを創り、その全てに宿つているのです。
ですから、天と地は二体ではなく一体なのです。
釈迦の説く空と色は同じものなのです。
天と地の原因の世界は無限ですから、その結果も無限であるはずです。
あなたは個人ですか?
それとも無限ですか?
個人的な原子と電子はないのです。
また、この原子と電子も殺せない存在です。
ですから、年を取ることもありません。
原因の世界には、人生の四っの苦、生、老、病、死は存在しないのです。
釈迦は出家され(悟られ)て人間の観念、
概念の世界にのみ四苦はあるのであつて、
原因の世界には存在しないことを理解されたのです。
この悟りによって、宇宙即我の境地に達し、
至福感を得られ、不滅の仏陀となられたのです。
原子も電子も、これを破壊することが出来ないが故に死はないのです。
これを陽子、陰子と呼んでもかまいません。
この二つの関係を陰陽の法則と言っています。
原因の神(因子、陽子)を、
宿さないものは、この世に存在しないのです。
あなた方も、神に到達しなければなりまん。
自分の本源、本質を追究していくと、
誰もが原子電子という神に到達するのです。
結果の世界は、原因の世界に到達しなければならないのです。
(知花敏彦さん)
私たち人間はみな、「原子電子…神」だから、死というものはないんですね