弁える | 鬼ですけど…それが何か?

鬼ですけど…それが何か?

振付師KAZUMI-BOYのブログ


先程、伊丹空港で、同じ便に乗り合わせる中国人の4人家族と、カップルを見掛ける。

家族達もカップルも、楽しそうに笑い、大声で話していた。

違和感・・・

中国人を嫌悪している訳ではない。

しかし、周りを見渡すと、私と同じ様に違和感を感じた日本人達は、そんな彼等をシラケた目でチラチラと見ていた。

旅行中・・・

そりゃあ楽しいだろう。

しかし、自国が大変な事になり、旅行中の日本でもウイルス感染者が見つかり、日本中が戦々恐々としている中、彼等の態度は、我々の神経を逆撫でしている様なものである。


日本政府が入国を許しているのだから、計画通り、日本旅行を楽しむ彼等は、決して悪くはないのだ。


我々日本には、『弁える(わきまえる)』と言う言葉がある。

場や状況を見て判断し、気を使い、神経細やかな行動をする事を美徳としている我々日本人にとって、先程の中国人達は・・・

『弁えの無い人々』と言う事になってしまうのだ。

少し以前の話になるが、コンビニエンスストアで働く知人が嘆いていた。


「中国人観光客のマナーの悪さに、毎日困っている。」と・・・。


理由を訊くと、弁当を買った訳でもないのに、レジの脇にある割り箸を、鷲掴みにして取って行こうとしたり、コーヒーを買った訳でもないのに、コーヒーカップを大量に自分のバッグの中に仕舞い込んだりするのだと言う。

割り箸もコーヒーカップも、商品の一部であると言う事を理解して貰えない・・・

しかも、一度バッグの中に仕舞い込まれたコーヒーカップは、商品として戻せないので、全て破棄するしかない。


日本にはまた・・・

『郷に入っては郷に従う』と言う言葉もある。

日本に興味を持ち、そして旅行先に選んでくれたなら、日本の文化、生活と常識のポイントを、少しでいい、学んで来て欲しいと思う。

旅行なのだから、公共の場所ばかりを廻る事だろう・・・。

キレ易い日本人もいる。

そんなキレ易い連中に絡まれたりしない事を祈る・・・。