私は目が悪い。
視力も低く、乱視である。
小学生の高学年辺りから、毎日べらぼうに本を読み漁り始めた頃から、段々と視力が落ち、乱視にもなった。
最近、視力を計っていないので、現在、私の視力が如何程なのかは判らないが、舞台稽古などの場に眼鏡は必需品である。
コンタクトレンズは・・・
怖いので、1度も装着した事がなく、日頃は裸眼である。(←目の中にレンズを入れると言う作業が怖い!)
よって・・・
クラス中も、後方に陣取っている生徒達の顔認識は不可能💦
エクササイズの間に歩き回り、その際にはじめて『あぁ!キミだったか!』となる訳である。
先日も、宝塚での稽古を終えてホテルに戻ると、ロビーで、コチラに向かい笑顔を見せる女性の姿が前方に・・・
目が悪い私にとっては、最も気を付けなければならない状況である。
先ずは後ろを振り返る。
私以外に誰も居ない事を確かめねばならない(私に向かって笑顔を見せているか否かが定かではないからだ💦💦)。
その時、私の後ろには誰も居なかった。
・・・と言う事は・・・
『あの女性は、明らかに、私に対して笑顔を見せているのだろう』
・・・となる(白い歯が見える・・・と言う事は笑顔・・・の筈だ・・・と言う程度の認識💦💦)。
その女性が『誰』であるか?を認識出来る距離まで進む・・・
「あぁ!みりお(明日海)!」
・・・とまぁ・・・
ある距離にまで近づかないと、花組のトップスターすら認識出来ないくらい目が悪い💦💦
前置きが長いな(´Д`)💦💦
そんな私が、先日の『東山魁夷展』の初回に、眼鏡を忘れて行ってしまった。
裸眼でも鑑賞は可能だが・・・
細かいタッチを確認したい場合は、絵に、かなり顔を寄せる必要があるし、引いて観る場合は、絵の輪郭がボヤけない程度にしか下がれない。
絵画展に行く場合、私はいつも、裸眼状態と、眼鏡装着状態とを分けて楽しむ様にしているのだが、初回は裸眼のみの鑑賞となってしまった。
世界観の『差』を楽しむ事が出来ない💦💦
同じ位置から、裸眼で観るのと、眼鏡を装着して観るのとでは、明らかに『世界観』が違うのである。
作品によって・・・
『裸眼で観る方が素敵に見える🎵』
『あぁ!眼鏡をかけて観ると、全く違う!!』
等々の『違い』を楽しむ事が出来るのだ。
初回は裸眼での『楽しみ方』しか出来なかった・・・と言うか・・・
『裸眼での距離感』しか楽しむ事が出来なかった。
絵を引いて観る時の距離感の『様々』を満喫し損ねた訳である。
先日の2回目の鑑賞日。
私はしっかりと眼鏡を持って行った。
別世界が見えた。
私が好む鑑賞方法で、東山魁夷展を楽しむ事が出来た。
会場は芋を洗う様な状態だったが、私は大満足🎶であった。
出来れば・・・
永遠に眺めていたかった程だ。
カレンダー、買っちゃった(*^^*)⤴