敗北感の歴史 | 鬼ですけど…それが何か?

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振付師KAZUMI-BOYのブログ


もう随分前の事だけれど、ダンスがホントに好きになり始めた頃・・・

『3歳からバレエやってる』

『5歳からバレエ始めた』

・・・と言う周りの人達を羨ましいと心底思い、自分のそれまでの人生を呪わしく思った事がある。


『なんでもっと早くにダンスに出会わなかったのか!?』


・・・と地団駄を踏みたいくらいであった。



そして、それは私の中で『引け目』『劣等感』として心の奥深くに巣食ったのである。


幼子の頃から踊り始めた連中との歴史を埋める事など出来ない・・・。


しかし既に、後にも引けない。


叶わない連中に囲まれながら、先へ進んで行くしか無かった。


浅く、取って付けの経験など、彼等の前では『無』に等しい。



負けず嫌いな性格だけで太刀打ち出来る部分ではない。


積み重ねて来たものの歴史が違うのだから・・・。



言わば、私のダンス人生は・・・



『敗北感を背負った歴史』である。



今でこそ『敗北感』は感じないけれど、当時、心の奥に深く巣食った『引け目』『劣等感』は、そのままである。




それでも『続ける』と言うのは凄い事で・・・


『俺が3歳からバレエをやっていたら、恐らく・・・良くも悪くも此処には居ないだろうな(笑)!』


・・・と思える様になった(笑)。




B.D.C.にも居なきゃ、芸能界の振付も無く、宝塚にも出没せず、今ある出逢いの全ては無かっただろう・・・と。



もしも私が3歳から踊っていたら、現在は何処に居るだろうか?など見当も付かない事であり、考えるだにバカらしい!


そう思える様になって来た。



出会うべくして、出会う時期に、私はダンスと出会えたのだ!と思える様になって来た。









もしも私が、こんなダンサーだったら・・・


間違いなく・・・


















日本にすら居ないだろうね(笑)!



彼↑凄いね!誰( ̄▽ ̄;)?