どうでもいい話③ | 鬼ですけど…それが何か?

鬼ですけど…それが何か?

振付師KAZUMI-BOYのブログ



今朝、自宅マンションのエレベーターに乗り込んだ所、ネギの匂いが充満しており思わず眉を寄せた私…。


ふと床に目をやると、ちぎれたネギの青い部分が落ちている。


まさか、これっぱかしの青ネギの破片によって、これ程までに匂いが充満したのか?と、訝しく思った私。


誰かが大量にネギを買い込んだのか?



まぁ…とにかく私は家を出た早々、強いネギ臭の歓迎を受けた訳である。





エレベーターと言うのは、とかく『残り香』の温床になる。


時と場所によって違いはあれど、様々な匂いが残っている物だが、これはあまり気持ちのいい物ではない。



香水の匂いならまだしも、体臭や加齢臭、時間帯によっては酒気が残っていたり、季節柄、汗臭かったり…と、匂いの宝庫!




最悪は『屁』の匂い!


これは、匂いで嫌な思いをするだけならまだしも、とんだ濡れ衣を着せられる時すらあるから堪らない。




何処の誰が残したか分からない『屁』の匂い程、気持ちの悪い物はない。


更に、自分が『屁の残り香』満載エレベーターに乗り込んだ後に、別の階から他の誰かが乗り込んで来た日にゃあ…


後から乗り込んで来たその人の、厳しくも軽蔑した様な視線は、確実に自分に向けられるのだから、冗談ではない!




『私じゃないですよ!』


などと、間抜けな釈明をする訳にも行かず、屁の匂いと共に『気まずい空気』までが漂う事になる。




同じ様な現象は、たまにタクシーの中でも起こるが、こちらの場合は匂いの正体と出所が明確だ。




いつだったか…


乗り込んだタクシーの運転手が屁をこいた。



これがまた…



『おい!おい!一体何喰ったんだ!?あんた!?』



と言いたくなる様な、何とも強烈なモノであった。



生理的自然現象であるから、仕方ない。



しかし…


季節は真冬で、車内は暖房が効いている…しかも…外は雨が激しく降りしきっており、窓も開けられない。



拷問である…。




運転手自身も勿論、自覚がある訳で、恥ずかしさから耳の周りが真っ赤になっている。



彼も気の毒と言えば気の毒だが、私としては金を払って他人の屁を嗅がされているのだから、堪らない…。



せめて『すみません』の一言でもあれば、場をしのげたのだが、彼は黙秘を続けた為に、私も無言を決め込むしかなかったのである。



目的地に着くまでの間、私はさりげなくハンカチを鼻に当て、屁の匂いが充満した『拷問車』に揺られているしかなかったのだった…



チーン!