アニメ『映像研には手を出すな』 | 奇は奇術師の奇

アニメ『映像研には手を出すな』

漫画が話題にもなっていて、実写テレビドラマや、

実写映画もやっているとは聞いていたのだけども、

全然興味のなかった同作。

NHKの深夜アニメでやっていたのも知っていたが、

映像も漫画もきちんとみたことがなかったのである。

 

ところが、以前に本ブログで絶賛した

『DEVILMAN crybaby』の湯浅監督ということで、

ならば見ないといかんなあと思っていて、

最近になって、Netflixで全12話をやっとこさで鑑賞。

 

映像研で様々な困難に見舞われながらも、

アニメ制作に意欲を燃やす三人の女子高生の物語。

 

と、描けばよくある話のように聞こえるのだけども、

いやあ〜参りました。

 

ものを創ることの意味。

アニメ制作の仕事。

プロとアマの違い。

想像を広げて創造することの素晴らしさ。

プロデューサーの大切さ。

 

などなどが、

誇張されつつも本質を突いて描かれていて、

思わず、唸ってしまった。

 

それにこれはアニメならではなのか、

主人公の想像の世界の中に入っていく

ダイナミズム。タッチの異る絵柄で、

作中の現実世界と、主人公の想像の世界が、

描き分けられて、その中に入っていく楽しさ。

 

数々の有名作へのオマージュ。

NHKだからこそだけど、

宮崎駿監督の『未来少年コナン』

から始まる第一話で、完全にノックアウト。

 

朝ドラ主演の伊藤沙莉さんが、

主人公の浅草みどりの声優を担当していて、

これがまたぴったりとハマっているのだ。

 

クリエーターや、物作りに従事する人に

すこぶる表版いいと聞くが、なるほどね、納得!

 

原作者、大童澄瞳さん、若いのにすばらしいなあ。

むちゃ原作漫画も読んでみたくなったぞ。

 

 

日曜日はOSMAND

 

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