奇は奇術師の奇
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プロとアマ

恐ろしいことに、アマチュアの頃の私は、

『マジックにプロもアマもない、うまいマジシャンとヘタなマジシャンが居るだけだ』

なんて思っていたのだ。前世紀後半の頃である。

自分が目にする日本のプロマジシャンと称する人たちが、テレビで放映していたFISMやIBMのコンベンションに出演しているマジシャンと比べて、『しょぼい』マジックをやっているように思えたのだ。

なさけない話、世間知らずの理屈だけ男。物事の一面しか見ていないことに全く気付いていなかったのだ。

 

ところが、実際プロとなってみると、自分の考えがいかに独りよがりであったのかに気付かされる。

『プロとアマの差は歴然としている、どうあがいてもアマはプロにかなわない』

と、心底思うようになる。己の考えの甘さが骨身に染みることとなるのだ。

 

仕事でマジックを見せるということは、全く知らない人々の集まりに、突然飛び込んでいって、その環境を支配して、マジックを見せて、楽しんでもらわなくてはいけない。マジックの嫌いな人も、タネを暴いてやろうと躍起になる人も、女の子を口説くのに一生懸命な人も、酔っ払いも、借金で首が回らなくなっている人も、全部ひっくるめて、楽しませるように働くのだ。

さらに会場もきちんとしたステージであることは少なく、お店の片隅で、ショッピングモールの広場で、野外のお祭りで、約熱の海岸で、極寒の雪まつりで、などなど、マジックをゆっくり楽しむような環境でない場合も多いのだ。

 

つまり、あらゆる現場、あらゆるシュチエーションに対応する力が、仕事でやるには必要になるのだ。そのためには場を支配する力、パフォーマンス力が不可欠である。そのような能力は、本や映像を見て、机上で考えていても身に付かない。長い年月をかけて、様々な現場で失敗を繰り返し、経験値を上げていかないと、モノにはならないのだ。

さらにマジック だけでなく、多くの芸人との競争に打ち勝って仕事を獲得し、金銭の報酬を得て生活していかなくてはならないのだ。

 

そうしたことができた上で、演目にオリジナリティを投入していく。特にお客様から求めていられなくても、自分の芸というものを作り上げて行かないといけない。プロだというならば、己の芸の追求に人生を捧げていかなくてはならないのだ。それでないと、いつまで立っても、変えの効く芸人となってしまう。そして薄利多売の商売から抜けでることはできないのだ。

 

プロとして生きることはまさにミッション・インポッシブルな人生なのだ。

たまの発表会やコンベンション、身内や知り合いの会合で見せて、アマチュアだからと多めに見てもらえるショーで、いくらウケたからといって、簡単にプロの現場に出れるものではないのだ。

 

と、いうことは事実なのだが、今世紀の初めからちょっと様子が変わってきた。

それは『クロースアップ』というマジックの新興分野が出現して、プロの敷居が際限なく低くなってしまったのだ。

この件に関してはまた回を改めて考察しよう。

 

ともかくプロとアマは根本から違わなくてはいけない。

その真理とは、

『アマは自分が楽しむためにマジックをやり

プロはお客様が楽しむためにマジックをやる』

このことである。

 

都内某所からうっすらと富士山が見えた!

 

 

今月末は名古屋で会いましょう。

 

 

 

 

 

 

クラブの新年懇親会

月一のつづきマジッククラブでの新年懇親会。

最初に私とHitomiちゃんがマジックを見せて、その後会員の皆様のマジックショー。

皆様、講習で習った事を自分なりに頑張って稽古して披露してくれるのが、とても良いのだ。

その後の懇親会も、皆様大いに楽しんで写真も撮り忘れるほど。あっという間に時は過ぎていくのであった。

 

こちらのクラブも丸2年が過ぎた。幾分試行錯誤しながら様々なマジックを教えてきた。結果、大真面目にマジックを教えるというよりは、マジックの楽しさ、人前で演じる喜びを感じてもらう事を第一に毎回猛襲するのが良いと思うよになった。皆さんアマチュアだから、ガチガチにやていても仕方ない。全部できるようになる必要もない。『楽しむ』ことができたならば、それが最高なのだ。

 

もちろんこれはアマチュアの話であって、プロはそんなことではいけんのだ。

その辺のことは追々と。

 

都内某所から見た新宿。やはり高層ビルは建て込んでいるのだなあ。

 

うっすらと富士山も見えて、感激。

 

月末は名古屋でね。

 

稽古場新年会2

2026年度稽古場新年会第二弾。

今度は少人数だったので、Hitomiちゃん、ごっちくん、は再度参加。

 

 

 

久しぶりのKeikoさんと、超久しぶりのMASAOさんも一緒に、

前回さとまつさんらが置いていってくれたおつまみと、今回もグルテンフリーのたこ焼き。

私はお酒はやめているので、お茶と炭酸水で、脳内麻薬物質を発散させて、テンション上げる特技がすっかり板についたのだけど、これがね、二日酔いみたいに次の日まで残ってしまうのだ。

あかんなあ。

 

たこ焼きに喜ぶkeikoさん。

 

リアル酔っぱらいのごっちくん。

 

二回連続のHitomiちゃん。

 

何のことはない無駄話、ワイワイガヤガヤ良い加減な話に付き合ってくれて、みんなありがとう。

相変わらず調子こいてしまうのだけど、今年も、行けるところまでは、行こうと思うのであった。

 

 

月末は名古屋で、

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