スライハンド・マジシャン | 奇は奇術師の奇

スライハンド・マジシャン

ショー&レクチャー+サイン会

ということで告知している今度の日曜日の催しだが、

昨年の11月に京都レクチャーを開催したことでもあるし、

その際の内容とは異なる物にしようと考えて、

今回は、掲載内容を基にしてのサロンマジックショーを、

最初に30分演技して、それら全てを解説するという方向にしたいと考えている。

 

そもそも、本書

『カズ・カタヤマのマジックの世界』に掲載しているのは

ステージやサロンで最も頻繁に演じているレパートリーである。

 

だから、それらの現場のマジック、スライハンドを

中心に持ってこなくてはいけないと考え、

 

今回は、サロンマジックに、いくつかのマニピュレーションもプラスして

音響、照明には難があるのだけども、披露したいと考える。

 

稽古の時間がないのだけどね。

 

最近は絶滅危惧種に指定されそうな

『スライハンド・マジシャン 』であるが、

英語圏で同じ意味の

『マニピュレーター』とはちょっと語感が違う。

まあ、『スライハンド』が和製英語なのだから、

そうなるのは当然なのかもしれないのだけども、

 

『ラーメン』と『中華そば』

『サーモン』と『サケ』

みたいに受け取るイメージが違うのだ。

 

『マニピュレーター』って、

いかにも超絶技巧を披露するマジシャンと感じるのだけど、

『スライハンド・マジシャン』とは、

そこまで技巧を前面に

押し出してはいない気がするのだ。

 

どちらかというと、『技巧を隠して用いる』という点に

特化している感がする。

あくまで個人見解だけど。

 

そして、そのような技術のあり方こそが、

マジックの真のテクニックの用い方であると

私には思えるのである。

 

そこに見えてくるのは

『味』

いや味覚の方でなくて、

芸の味=まといつく付く空気とでもpいうもの。

 

これこそは、長年のキャリアと実績から生まれる物であり、

そこをお客様に楽しめるように、

絶妙な『味付け』を楽しんでもらえるように

頑張るのだ!

 

まだ少し席はあるので、

時間のある方はぜひ!

 

精一杯、尽くさせてもらいます。

 

 

稽古の時間が…