『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 | 奇は奇術師の奇

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

なんか私の周りで、

無茶苦茶評判が良いので、

鑑賞することに。

 

鬼太郎の誕生って、

深夜アニメでやっていた

『墓場鬼太郎』(2008年 フジ)が、

貸本時代の原作に沿って作ってあったので、

なんで今更と思ったのだけど、

 

第一話は公式で無料配信中。
ものすごく素敵!
 
これが貸本時代の原作の復刻版!
 
今回は目玉親父の若き頃の話なのね。
いやあ見てびっくりした。
 
ネタバレになるからあまり描かないが、
こりゃあまったく犬神家の一族じゃん。
 
犬神家のミステリー要素を妖怪にした感じ。
 
それで面白くないのか…というと、
そんなことなくて、無茶苦茶面白かった。
 
何よりも、水木という主人公の設定。
昭和31年という時代背景。
ゆうれい族の設定。それらが生かされていること。
 
そして原作者水木しげる氏の反戦と
現代資本主義社会に対する風刺精神が感じられる
ところが泣かせてくれました。
 
ほんまに、鬼太郎は物凄いと思う。
世代を超えて愛されるキャラだし。
おおよそ10年に1回アニメ化されているという。
今まで6回のアニメ化。
 
手塚先生のようにディズニーの影響下でなく、
日本独自の世界を構築しているのが凄い。
 
日本人ならば、
ネズミの国で遊びほうけるのでなくて、
ネズミ男の生き様を見ろってんだ!
 
ホンマやで。
 
ひとつ注意。
ドラえもんのようにテレビの映画化と思って、
子連れで見にいくと、大変なことになるから、
気をつけて。
 
R12指定よりR18ぐらいにしないとあかんなあ。
 
きたろうが好きな大人にはお勧め。
 
 
 
来年はこちら、