こんにちは。

 

表題通り、私約10年間、読書の旅をしておりました。

 

ようやく昨日、その長い旅を終えました。

 

本日はそのお話について、書き記していきたいと思います。

 

その「旅」とは、私が通っている「図書館」の作品を、読み続ける旅でした。

 

私、「図書館」が大好きなのです。

 

本に囲まれているだけで、本当に幸せな気持ちになれます。

 

もちろんそれまでにも、自分のお気に入りの作家さんは何人もいたのですが、自分の世界を広げるために、この旅を始める事にいたしました。

 

もちろん、図書館全部の蔵書を読破した訳ではありません(笑)

 

ある条件を元に、本を読み進めていきました。

 

条件とは、

 

「貸出可能で(一般)の部類に属する本(主に小説、エッセイ)」

 

「日本人作家」

 

「蔵書が5冊以上ある作家さんの作品を1作品」

 

といったところです。

 

このルールを元に、「あ行」の作家さん名の作品から読み始め、昨日ようやく、最後の作品を読み終えました。

 

数えてみましたら、全部で「587冊」ありました。

 

10年間で読んだ数でいえばたいした事ないと思うのですが、私一応毎日新聞に目を通しておりますし、上記以外にも友人からお借りしたり、自分で購入した本も読んでおりますし、月一で発売されるバスケットボール誌にも目を通しておりますしで、たくさんの文章を読んでいる方だと思います。

 

あと、「僕とバスケとパニック障害」執筆中の約5年間は、ほとんど本を読んでおりませんでした。

 

自分の作品の事で頭がいっぱいで、ほとんど本を読む余裕がありませんでした。

 

私の生活は、睡眠、仕事、運動、車とバイク、文章を読む、書き記すで、たぶん9割くらい占めていると思います。

 

お話を元に戻しますが、本当に素晴らしい旅でした。

 

様々な作品に触れ合う事によって、自分の世界が本当に広がりました。

 

ただ、作家さんには本当に申し訳ないような気持ちでおります。

 

私が図書館でお借りして作品を読んでも、たぶん作家さんにとりましては「1円」にもならないのだと思います。

 

本当に、申し訳ございません。

 

それから、どうしても私には合わない作品にも出会いました。

 

私、「グロい」のダメなのですよ。

 

開始早々気分が悪くなって、挫折した作品もありました。

 

あと、頑張って本を読み進めてみても、どうにも面白く感じられない作品にも出会い、これもまた挫折いたしました。

 

全部で十数作品くらいかな。

 

完読できませんでした。

 

たくさんの素晴らしい作品に出合ったのですが、特に印象に残っている作品を書き記していきます。

 

作者名は、敬称略で。

 

浅田 次郎 シェラザード(上)(下)

 

石田 衣良 池袋ウエストゲートパーク

 

伊集院 静 白い声(上)(下)

 

乾 ルカ プロメテウスの涙

 

内田 康夫 靖国への帰還

 

太田 忠明 月読

 

川上 健一 翼はどこまでも

 

川田 弥一郎 江戸の検死官 闇女

 

金井 貴一 消えた密書

 

垣根 涼介 ワイルド・ソウル

 

梶 よう子 一朝の夢

 

北上 秋彦 火炎都市

 

北森 鴻 蜻蛉始末

 

黒川 裕行 暗礁

 

小杉 健治 裁判員

 

小池 真理子 ストロベリー・フィールズ

 

今野 敏 果断

 

五條 瑛 エデン

 

白石 道 終着駅

 

志水 辰夫 約束の地

 

新堂 冬樹 忘れ雪

 

雫井 脩介 犯人に告ぐ

 

真保 裕一 天使の報酬

 

高橋 克彦 ゴッホ殺人事件

 

長沢 樹 消失グラデーション

 

東野 圭吾 容疑者Xの献身

 

百田 尚樹 海賊とよばれた男(上)(下)

 

福井 晴敏 亡国のイージス

 

真山 仁 ハゲタカ

 

麻耶 雄嵩 隻眼の少女

 

村上 春樹 1Q84

 

横溝 正史 雪割草

 

横山 信義 故宮奪還

 

米村 圭伍 おんみつ蜜姫

 

和田 竜 村上海賊の娘

 

です。

 

「ミステリ」「ハードボイルド」「ミステリ」「恋愛物」「時代物」その他諸々で、なんでもあり状態ですね(笑)

 

たくさんの作品と出会う事によって、本当に自分の世界が広がりました。

 

もちろん、素晴らしい作品はもっともっとあるのでしょうが、私が通っている図書館に蔵書してある作品で、たまたま私が手に取った作品の中から、特に印象に残っている作品を、書き記しておきました。

 

そして最後に、奇跡が起きました。

 

私が587冊目の最後に手に取ったのが、「綿矢りさ」さんの、「生のみ生のままで」という作品でした。

 

私、あまり涙もろいタイプではなく、本を読んで涙を流す事はほとんどありません。

 

実際それまでに読んだ586冊の作品でも、目頭が熱くなる事は多々あったのですが、涙を流した事は無かったと記憶しております。

 

その私が、587冊目最後の作品で、思わず涙を流しました。

 

それだけ、素晴らしい作品でありました。

 

これって、「奇跡」に近いですよね(笑)

 

10年に渡る長い旅の終焉、587冊目の最後に、最高ともいえる作品に出合える。

 

本当に、幸せでした。

 

「綿矢りさ」さんの「生のみ生のままで」、本当に素晴らしい作品でした。

 

もちろん、全体的に素晴らしい作品だったのですけれども、特に最終盤は、涙無しには読み進める事ができませんでした。

 

長い旅路の最後に、本当に素晴らしい作品に巡り合う事ができました。

 

もちろん、これからも読書を続けていきます。

 

新しくファンになった作家さんの作品を多数買い込んでおりますし、図書館にもまた足を運ぶ事になると思います。

 

あと、実は私自身もまだ、書き記したい事がたくさんあるのですよ。

 

構想はいろいろと、すでに頭の中にあります。

 

しかし、モチベーションが・・・(笑)

 

「僕とバスケとパニック障害」が全然売れておりませんので、モチベーションが上がりません(笑)

 

私の趣味の「読書」「運動」「車とバイク」と「執筆活動」って、両立難しいですよね。

 

約1年半前に「僕とバスケとパニック障害」を出版したのですが、それまでの約5年間本をほとんど読めていなかったので、その分まで現在読みまくっているような感じです。

 

バスケを再び始めて運動量も増え、車とバイクも相変わらず乗り回しております。

 

もちろん、お仕事も毎日のように行っておりますので、なかなか執筆活動再開する気になれません(笑)

 

しばらくこのまま本を読み続け、モチベーションが上がったら、また自分の作品に取り掛かってみたいなどとも、考えております。

 

長くなってしまいましたが、本日はこのあたりで。

 

それでは、失礼いたします。