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娘と私の物語82
まずは、送別試合についてのお話です。
娘はやはり、5年生以下のチームメイト達よりも、頭ひとつ大きかったです。
娘は、メチャメチャ背が高いという訳ではありません。
当時160cm前後ですかね。
5年生以下がちびっ子たちでしたので、やはり目立ちました。
そして精神面、体力面、技術面全てにおきまして、娘は本当に大きな成長をみせてくれました。
1年前の娘とは、本当に別人のようでした。
まず精神面では、1年間の辛いスケジュールを乗り越え、そしてキャプテンをつとめた事が娘の自信となり、堂々とした、たくましい姿を私達にみせてくれました。
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娘と私の物語83
続きまして、体力面のお話です。
入部当初の娘は、通常の練習メニューをこなすだけでも、四苦八苦しておりました。
当時は一般小学生全体の、平均レベルの体力しか持ち合わせておりませんでした。
その娘が、徐々にハードな練習をこなしていけるようになり、
いつの間にかチームで一番と言ってもいいくらい、コート中を走り回っておりました。
その娘の姿をみて、私は本当にうれしかったです。
私と二人のバスケ生活では、嫌々とチンタラチンタラプレイしていた娘が、いつの間にか全力でコート中を走り回る選手に成長しておりました。
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娘と私の物語84
最後に、技術面についてのお話です。
1年前と比べますと、こちらも別人のように成長いたしました。
当初は素人同然の動きをしていた娘だったのですが、すっかりとバスケットボールプレイヤーの動きになっておりました。
ただ技術面では、やはり回りの子供達と比べますと、
正直平均以下でありました。
長年ミニバスをやっている子供達と比べますと、格段と言ってもいいくらい、技術面では劣っておりました。
私の想像していた以上に、現在のミニバスのレベルは高かったです。
でも娘は、私達に大きな期待を持たせてくれました。
それだけ、娘は急成長いたしました。
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娘と私の物語85
「たった一年でこれだけ急成長を遂げたのなら、この先バスケを続けていけば、いったいどれ程の選手になれるのか」といったような期待を、両コーチから、チームメイト達やお母様方から、そして私と妻からも、大きく抱かされる選手に成長いたしました。
送別試合、感無量でありました。
続きまして、映像鑑賞のお話です。
体育館のステージに幕をおろし、その中で、皆で映像鑑賞をいたしました。
チームのお父様方とお母様方に、娘のために素晴らしい映像を、製作していただきました。
娘と妻を私は、特等席で鑑賞させていただきました。
暗闇の中、映像がスタートいたしました。
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映像は、動画と静止画を組み合わせて、10分程のものでした。
娘の1年間の思い出がめいいっぱい詰め込まれた、素晴らしい映像でした。
製作したいただいた方に、本当に感謝です。
私は映像を製作していただいた方に、もちろん何も注文していなかったのですが、
私の見たかった映像が、たくさん詰め込まれておりました。
それは、娘のシュートシーンの静止画です。
様々な角度からの、娘のシュートシーンの静止画が盛り込まれておりましたのですが、私が一番感銘を受けたのが、シュートを放った直後の娘の静止画でした。
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娘と私の物語87
娘は私から教えられた通り、身体の中心から、左右両手のバランス良く、しっかりとアーチをかけて頭上にシュートを放った直後、しっかりとフォロースルーしている瞬間の真後ろからの静止画が、私にとりましては最高の映像でありました。
背負っている番号は、もちろん「4番」です。
私の感動した気持ち、皆様にもお分かりいただけますよね。
私が長年をかけて娘に教え込んできた美しいシューフォーム、そして思いもよらない展開から、キャプテンとしてチームを率いる立場となった娘。
私の想像していた以上に成長した娘の姿が、この静止画に凝縮されておりました。
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そして最後に、娘の引退セレモニーを開催していただきました。
まずは私から、言葉を述べさせていただきました。
両コーチ、チームメイト達、お父様お母様への感謝の気持ちを、きちんとお伝えいたしました。
続いて妻。
私と同じく、皆様への感謝の気持ちをお伝えいたしました。
そして、娘の番です。
娘は前日から、何を述べようか一生懸命考えておりました。
自分なりに、精一杯皆様への感謝の気持ちを、お伝えする事ができました。
娘は本当に、立派に成長いたしました。
続きまして、記念品の交換をいたしました。
そして最後に、両コーチからのお言葉がありました。
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まずは年少担当の、優しいコーチからのお言葉でした。
娘も最初の2カ月程は、こちらのコーチにお世話になりました。
入部当初は基礎が全然なっておらず、習得させるのに苦労したこと、そしてその後は飛躍的に選手として成長したことなど、ありがたいお言葉をいただきました。
そしてセレモニーの最後に、鬼コーチからのお言葉をいただきました。
鬼コーチもこの日ばかりは、娘の成長を称えてくれました。
辛い練習も歯を食いしばって頑張り、唯一の6年生として、そしてキャプテンとして1年間頑張ってきた娘を、鬼コーチは褒め称えてくれました。