ノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶佑 京都大学 特別教授との意見交換
衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 視察にて、ノーベル医学・生理学賞の受賞された本庶 佑(ほんじょ たすく)京都大学 高等研究院 副院長・特別教授からご講演を頂き、その後意見交換をさせて頂きました。
下記に詳細を記載させて頂きますので、ご興味のある方はよかったらご高覧ください。
==以下、本庶先生からのお話し内容と資料抜粋==
■日本の生命科学の将来
◆イノベーションとは何か?
創造ではない
既知の技術の組み合わせ
(安上りで高付加価値)
組み合わせで新しい商品(iPhone)
日本に必要なのは、イノベーションよりクリエーション
研究所は金食い虫だという発想は逆転し、創造を重ねる企業を延ばすべき
◆生命科学はまだ解らないことの方が多い
ブルドーザー型→巨大プロジェクトの理工系
アイディア型→いろんなことを試してみる生命系
登ってみないと解らないのが、生命系の化学
◆基礎研究から新規医薬品が誕生するまで
◆かつて息の長い基礎研究により、新しいがん創薬の概念が誕生した
◆日本の生命医科学研究を活性化するには?
シーズをニーズに
◆研究・開発の本当の”死の山”は基礎研究の衰退である
AMEDの問題
◆日本の生命科学分野の若手研究者の三重苦
◆研究費配分改革
◆科学研究費の少額のバラマキをやめる
◆産学連携のエコサイクルを活性化すべき
◆日本のアカデミアと日本の製薬企業の関係
◆本庶佑有志基金
◆寄付税制の改善