険しい道ですが、ブレずに前に進むと決めました。
政界が慌ただしく動き始め、強大な流れが世間を覆う中、ここ数日、自分の進みべき道を熟考しておりました。
振り返れば、2006年の学生時代に民主党の門を叩いてから約11年。これまで民主党、民進党の仲間たちと共に良い時期も悪い時期も前を向いて政治の道を歩んで参りました。
そうした中、先日の両院議員総会で前原代表から、
(1)今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。
(2)民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請する。
(3)民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する。
という次期衆院選での対応方針が示されました。
誰かを排除するということではなく、理想の社会を作るため現政権に対する新たな選択肢を示すという趣旨の想いを拝聴し、共感するものがありました。
ここ一ヶ月間、民進党から希望の党に移籍された多くの先輩方からも一緒にやろうとお声をかけて頂き、ご厚情を賜りました。
こうした状況から私も民進党で歩んできた仲間たちと共に行動することを検討致しました。
しかしここ数日間、有権者の声にじっくりと耳を傾けていく中で感じたことは、極端なイデオロギーで政治を進めていく勢力が求められているのではなく、「穏健中道」から「現実的なリベラル」な思想を持つ市民一人ひとりの受け皿となるような政治勢力が求められているという現実でした。
選挙という一点で行動指針を決めるのだとすれば、凄まじい人気のある小池百合子東京都知事に縋って選挙を行うことが有利になることは百も承知です。
そして、政治家は選挙に勝たなければ何もはじまりません。
しかし、私はあまり器用なタイプではありません。
義理と人情そして浪花節を大切にして生きてきた人間です。
今まで、お世話になってきた方々に砂をかけるようなことはできませんし、自分自身が今まで言ってきた政策や理念を反故にすることもやはりできません。
こうした経緯から私、中谷一馬は希望の党への公認申請を行わず、”志”を貫く仲間たちと共に戦っていきたいと思います。
私は、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つという原点に立ち返り、「否定論理」や「排除の理論」ではなく、「未来志向」で「寛容」な政治を目指したいと思います。
そして、この世から「貧困」と「暴力」を根絶し、「平和」で「豊かな」社会を創るという私の理念を基軸とした政策を前に進めて参ります。
微力ですが、既成政党不信を払拭し、改革の新たな選択肢として国民の期待に応え得る政治を目指して今後も粉骨砕身精進をして参りますので、今後ともご支援ご協力を賜りますように宜しくお願い申し上げます。