今日の神戸は梅雨明け間近の暑さと高い湿度で
ウゲー(;´Д`A
って思わず声がでせうな一日でした。
そのような中でも、昼間に神戸第2埠頭で行われていた第15回神戸港祭りに行きましたよ、てくてく歩いてね。
でも、
その会場には、すっっっごい数の人がいて
さらに、すっっっごい数の屋台が出ていて
ウゲーーーって感じの暑さの中で
とてもじゃありません(ギダの私感ですよ、あくまで)
明日から仕事ですから、ここで何か食べて、運悪くお腹を壊すのもイヤだしね(そのへんはプロの自覚ってヤツですが)
一通り会場を眺めて、直ぐに三ノ宮まで引き上げました。
んで、涼しいところでランチを食べ、三ノ宮センター街のジュンク堂で本を買い、そこからですよっ!
元町に向けて帰る道、たまたま細い路地を選ぶでもなし入ったところにっ
あっ!( ̄◇ ̄;)
ビストロジロー めっけた
(写真は、夜に撮影したものです)
実は神戸に転勤してきてから、ずっと探していたお店なんですよ。
なんせ三十年前に出張で来ていた伊丹から、休みの日には仲間とちょくちょく食べに行ってたお店でして
あの頃は、決まってタンシチューを注文してましたわー、当時は単品で2千円くらいだったかな?月に一度か二度の贅沢でした。
チョ〜懐かしい。
早速、夜の予約を入れてから、近くのスタバでお茶しつつ、記憶の確かさをwebで確認します
_φ( ̄ー ̄ )
すると・・・
評価、低っく〜〜(-。-;
ヤレ、スープの味が薄いだの
カニクリームコロッケが、油で揚げてなくて残念だの
味の割りに値段が高くてコスパ悪いだの
だの〜だの〜 だっのぉ〜〜
こんなん食べる前に読んだらショージキ予約取り消しですよフツー
ただ、これらの中にある店内の情報を分析すると、ギダの記憶がほぼ間違いではないとわかりました。
ありがたやm(_ _)m
でっ、予約の10分前に入店しましたよ。
狭い間口のドアを開け、急な階段を上って、さらに左のドアを開けて、10席くらいのカウンターテーブルに紙ナプキンが用意された予約席へ腰掛けます。
カウンターの中には、失礼ながら初老のオバちゃまが居て、優しい声でメニュを案内してくれます。
ギダは、期するものがありカニクリームコロッケをセットで注文し、一緒に来た連れの二人はハンバーグステーキと煮込みハンバーグにワインとビールを注文しました。
お店の中には柔らかなBGMが流れていて、その音源が、懐かしい光を放っているのが見えます。
いや、違うな、コレは無かったな〜
んなことをボンやり考えつつ、料理を待ち
会話も当時のことを・・・ノスタルジーな時間が緩やかに過ぎて行きます。
でっ、長過ぎず短過ぎず
程よい感じで料理が出てきました。
先ずはセットメニュのコーンスープ
以前、東京のキューバ料理店へ行った際、店主のアレックスに「これがこの店のキューバ料理って言うオススメ料理をお願いします」で出された豆料理と本質は変わらない。
これがシェフの想う料理
誰にも媚びず、競争もしない。
開口さんの口を借りれば、「何も足さない、何も引かない。」
この店の味に賛同できるお客さんが、これを良しとして来てくれるなら、それでいい。
というスタンス
とかく僕達の味覚は濃い口競争に巻き込まれ、塩甘苦旨油を感じるしきい値が、随分と引き上げられている。とギダは考えるのです。
その上で、皆さんコスパを絡めて評価なさる。
売り手も客を逃すまじと味付けにコスパを絡めて商売なさる。
結果、同じ値段で他所より濃い口を作る為のワケワカランモノが、扉の向こうで入れられる世の中になっちゃいました。
最終的には、食は脳を造るのですから大変です。
これからの世の中、大変な輩が増えてコマルってことにならなきゃいいけど、って、もう遅いか〜
ハハ( ̄◇ ̄;)
コーンスープを一口すすって、ギダは何文字書くんだよ!
って、お怒りのアナタ。
この濃さが、当ブログの味付けなので、悪しからず。
ってね、上が煮込みハンバーグ。
んで、下がカニクリームコロッケです。
何れの料理とも、フツーに美味しい。
本来の素材が持つ味を感じ、美味しさを引き立てるだけの味付け。
これが巷でいうハンバーグやカニクリームコロッケの味で、ウチのは濃いでしょ〜じゃない味
カニクリームコロッケには、ギダが好きなシナモンの風味を感じました。
これがシェフの言う浅間丸のカニクリームコロッケなのですね。
食後にカウンターのオバちゃまから、「ウチのカニクリームコロッケは、油で揚げずに衣をオーブンで焼いてますから、どちらかと言うとカニクリームグラタンチーズ風味なんですよ〜」とありました。
食べる人の健康を考えて、32年の年月も、震災も乗り越えて守り通したビストロジローの味
ギダは好きです。
それ以外、ありません。
また、来ます。