和太郎がまた、
「正直、数学と物理以外を勉強する意味がよくわからない。」
と言っていた。
夫も同じようなことを言うし、弟もそうだったかもしれない。
弟は小さい頃から理工系っぽいことを好んでいたし、
夫も義母から話を聞くと似たような感じだと思う。
父は、数学以外勉強する気がなかったと言っていた気がする。
会話していても、小学校に入学してから本当に算数・数学しか話聞いてなかったんだろうなと、
子どもに思わせる雰囲気だった。
歴史の話をこの人に聞いてもダメだと小学生の頃に思った記憶がある。
だから、そういう人たちはそうなんだろうなと思っていた。
だけど、小学生の頃、音楽とか国語とか歴史とかも好きだった和太郎が、
こんな風になるとは。いや別に良いんだけどさ。
私の周りの男性がそんな風だから、予想してはいたけど、
見た目と雰囲気も父(似てほしくない人)に似てきたので、
なんか微妙な心境になるこの頃。
遺伝は強いなと感じる。
話は変わるが、小学校低学年くらいのころ、
二宮金次郎がなぜそんなに有名になっているのか、よくわからなかった。
何をした人なのかわかりにくいし。
偉人の話を批判的に読む、かわいげの全くない子どもだった。
ブログでその子孫という方を知り、その方のおかげで、
二宮金次郎はきっと、皆が自然と尊敬してしまうような、
圧倒的存在感がある方だったのだろうと思うようになった。
ブログが本当なのかは確かめようがないけど、
その方の存在のおかげで、幼少期の疑問は解消され腑に落ちた。ありがたい。
遺伝の力(たぶん)で知る偉人のすごさ。
普通にWikipediaをサラッと読むだけで、大人になった今は偉人となるのもわかるけどね
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偉人の話のついでに。同じく小学校低学年の頃、
キュリー夫人が寒すぎて椅子を布団の上にのせるっていう話が腑に落ちなかった。
挿絵が確か、普通の木の椅子っぽかった気がする。記憶がはっきりしないけど。
椅子を布団にのせてもあたたかくならないだろうと
親にしつこく聞いていた記憶がある。実験もした。
弟を寝かせた上に椅子をのせて母に怒られた記憶もある。
当時は、重さであたたかくなるんじゃないかと丸め込まれたが、
椅子はたぶん、布か革張りの椅子(もしかしたらソファかも)
を想定しているんだろうね。フィクションかもしれないし。
・・・と、テレビで椅子のはりかえの仕事をしている女性の話を見て、
ふと思い出し納得した。
ただこれ、何年か前に気づいて納得した気もするなと、あとで思い出した。
子どもの頃のことは不思議なほどよく覚えていることもあるけど、
最近のことは覚えられない気がするこのごろ。
70過ぎたころにアルツハイマーだと騒ぎながら100歳まで生きた祖母も、
同じことを言ってたから怖い。健康で長寿が遺伝しますように。