🌹娘たちへの備忘録

 

最近、サグラダ・ファミリアの芸術工房監督、外尾悦郎氏の番組を数回拝見しました。
恩師は、彫刻家 (陶彫) の、 辻晉堂氏
 
 
番組より6枚の画像をお借りしました
 
 
外尾氏は、お父様を6歳のときに亡くされたので、授業料が安い (年間18,000円!) 、京都市立芸術大学に入学なさったそうです。
 
同学年の夫が入学した国立大は、前年の倍の36,000円になったのですが、それにしてもいまでは考えられない授業料ですね 。
 
 
 
 
サグラダ・Fは、構造という骨格が2026年に完成予定ですが、その後も、彫刻などで肉や表情をつけていかれるので、建築はまだ続くのだそう。
 
 
サグラダ・Fには
「実験場や資材置場あるのですね
 
 
教会の外尾氏の作品、天使像15体のうち2体は、東洋人にも天使はいるとの外尾氏の考えから、東洋人の顔立ちだそうです。
 
 
 
十数年前になりますが、娘と夫が、外尾氏と高校が同じだったこともあり、ホテルで開催された講演会に娘を誘い行ったことがありました (夫はクラスが違う・娘は高校生だった)。
 
外尾氏、とってもダンディーな方!  ちなみに奥様はピアニスト。
生家は、〇〇質店さんです。ご両親の、恋愛時代の微笑ましいエピソードもありました。
 
 
 
 
講演終了後、ホテルのロビーでお見かけし、厚かましくもお声掛けしたのですが、
 
サグラダ・ファミリアで仕事をしていますと、神を感じますのでね、仏教徒からカトリックに改宗いたしました (ごめんなさい こういうニュアンスのお話でした) 」 とおっしゃっていたのが、とても印象的でした。
 
以前、宗教画などの参考に、仏文学の鹿島茂氏の守護聖人の本 「バースデーセイント366日」 を読んでいたので、
 
守護聖人はどなたですか?」 とお尋ねしましたら、 「(聖) ル〇です」 とのこと。
 
ル〇は、画家、彫刻家、医者などの守護聖人ですので、なるほど... と思ったことでした。
 
 
ハープに弦が無いのは鉄の弦では優しい
色が出ないという外尾氏の強い思いから
 
 
1999年 平11) には、
学校創立80周年記念として完成披露された、パティオの設計監修を担当
 
作品は中国で加工されたそうですが、パティオの施工は、同窓生の会社です。
 
テーマは、万物を生成する5つの元素、五大」  。
 
 
(ち) (すい) (か) (ふう) (くう)
 やや右奥に 「風」 が見えます
 
 
画像は、娘の入学式直後の写真です。 若かったね。(笑)
 
卒業式のときは 「一人ひとりが、小さな吊るし鐘を鳴らし、急ぎ足で講堂に入場」 するのですが、
 
その音色は、いまでも心に残っています。♪
 
 
風 (ふう)
 
 
同校は、アフガニスタンで偉業を成し遂げられた、故中村哲医師、
ノーベル生理学、医学賞を受賞なさった、大隈良典氏 (氏は部活の先輩だそう) 、
 
俳優の、故小松政夫氏 (12/7永眠) も卒業生なのですが、
長谷川法世氏の劇画 「博多っ子純情」 は、こちらの高校が舞台です。
 
そうそう、昔々から校舎内は土足です〜。
夫の昔話によりますと、年に数回、鯨の油脂でワックスがけしていたそうですが...流れ星
 
 
火 (か)
(在校生の制服とは違います)
 
 
2015年11月には、
外尾氏がコンクールで優勝なさった説教壇 (聖書台・信徒に話しをする時に使用) が、
フィレンツェの、あの 「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 設置されました!
 
枢機卿から 「これから君は、ミケランジェロと戦うんだね と声をかけられたそう。
ミケランジェロのピエタも、大好きです!
 
🌟「700年間、仮の説教壇だったため、7年に渡りコンクールが行われた。最終的に、イタリアの大巨匠との競合だったので、出品前日には、東洋人に優勝させましと、ひどい嫌がらせもあった。現地では、外国人に敗北したショックで、沈痛な雰囲気になったほどだった
 
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🌹2020年11月8日(日)