🌹娘たちへの備忘録
最近、サグラダ・ファミリアの芸術工房監督、外尾悦郎氏の番組を数回拝見しました。
恩師は、彫刻家 (陶彫) の、 辻晉堂氏。
♡番組より6枚の画像をお借りしました
外尾氏は、お父様を6歳のときに亡くされたので、授業料が安い (年間18,000円!) 、京都市立芸術大学に入学なさったそうです。
同学年の夫が入学した国立大は、前年の倍の36,000円になったのですが、それにしてもいまでは考えられない授業料ですね 。
講演終了後、ホテルのロビーでお見かけし、厚かましくもお声掛けしたのですが、
「サグラダ・ファミリアで仕事をしていますと、神を感じますのでね、仏教徒からカトリックに改宗いたしました (ごめんなさい こういうニュアンスのお話でした) 」 とおっしゃっていたのが、とても印象的でした。
以前、宗教画などの参考に、仏文学の鹿島茂氏の守護聖人の本 「バースデーセイント366日」 を読んでいたので、
「守護聖人はどなたですか?」 とお尋ねしましたら、 「(聖) ル〇、です」 とのこと。
聖ル〇は、画家、彫刻家、医者などの守護聖人ですので、なるほど... と思ったことでした。
ハープに「弦が無い」のは鉄の弦では優しい
音色が出ないという外尾氏の強い思いから
1999年 (平11) には、
学校創立80周年記念として完成披露された、パティオの設計監修を担当。
作品は中国で加工されたそうですが、パティオの施工は、同窓生の会社です。
テーマは、万物を生成する5つの元素、五大 「地 ・ 水 ・ 火 ・ 風 ・ 空」 。
地(ち) 水(すい) 火(か) 風(ふう) 空(くう)
やや右奥に 「風」 が見えます
画像は、娘の入学式直後の写真です。 若かったね。(笑)
卒業式のときは 「一人ひとりが、小さな吊るし鐘を鳴らし、急ぎ足で講堂に入場」 するのですが、
その音色は、いまでも心に残っています。♪
風 (ふう)
同校は、アフガニスタンで偉業を成し遂げられた、故中村哲医師、
ノーベル生理学、医学賞を受賞なさった、大隈良典氏 (氏は部活の先輩だそう) 、
俳優の、故小松政夫氏 (12/7永眠) も卒業生なのですが、
長谷川法世氏の劇画 「博多っ子純情」 は、こちらの高校が舞台です。
そうそう、昔々から校舎内は土足です〜。
夫の昔話によりますと、年に数回、鯨の油脂でワックスがけしていたそうですが...
火 (か)
(在校生の制服とは違います)
2015年11月には、
外尾氏がコンクールで優勝なさった説教壇 (聖書台・信徒に話しをする時に使用) が、
フィレンツェの、あの 「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」 に設置されました!
枢機卿から 「これから君は、ミケランジェロと戦うんだね」 と声をかけられたそう。
ミケランジェロのピエタも、大好きです!
🌟「700年間、仮の説教壇だったため、7年に渡りコンクールが行われた。最終的に、イタリアの大巨匠との競合だったので、出品前日には、東洋人に優勝させましと、ひどい嫌がらせもあった。現地では、外国人に敗北したショックで、沈痛な雰囲気になったほどだった」。
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🌹2020年11月8日(日)
福岡県文化賞、外務大臣表彰、国際カトリック文化金メダル、ヨーロッパ建設金十字勲章などを受賞