母がよく言ってた、我慢は美徳じゃありません!
美しいワガママでいるのよ、人を思いやり尽くして、愛して努力しても、どんなに働いて頑張っても、上手に自分を甘やかす時間ぐらい作れるものよ…
夫の居ない間に自分の好きなコトするの、家事の合間に好きなコトするの、仕事の合間に好きなコトするの…
賢くそういう時間を作る工夫をなさい、母はそう言っていた。
母と私、ロマンスカーで箱根へ…

若い時は馬力で突破出来ていた、テンションアップでシャカリキに出来たことも、だんだんそうはいかなくなるもんね。
ああ、成る程ねと母の言ってたことが、身に沁みます!
母は大変な手のかかる夫だから、自分にそう言い聞かせてたのだと思います。
どんな時も、必ず鏡台の前に座って綺麗に身繕いして、いつでもオシャレしていた母は、たぶんそれが自分の好きなコトで、癒される時だったのでしょう。
幼稚園入園前、学校の運動会に行った時…母と私

身綺麗にするのよ、どんなに仕事が忙しくても、子育てしてても…
鏡台の前に座り、落ち着いてお化粧して身繕いをさせてくれる様な人と結婚なさい…と母は言っていたけど…
残念ながら、私は父似で丈夫で男っぽいからドタバタ働くのが好きで、なかなか優雅に身繕いなんか出来ないけど、師匠を超えて上手に自分を甘やかすのは上手いです…じゃないと、この過酷な仕事は出来ないもの。
母は専業主婦だったけど、黒澤明の奥さんだからね大変だったよね、身体が弱くて神経質で迷信深いキチンとさんだったから、美しきワガママと言いながら身をすり減らしていたのじゃないかと、今なら分かるのに…
ドタバタ働く、30代の私…

だから幾つになっても私は、男には強気なのに女性に弱い…
華奢で壊れ物みたいで気い使いシイの母だったから、ついつい女子は労らなくてはというスイッチが入る、女性は大事にしなければ、庇護しなければというプレッシャーが凄いんです(笑)
男性には大統領でも教皇でも噛み付けるけど、女性だと幼稚園児でも、十代の女子でもオロオロするんです…ある意味、恐怖症(笑)

今日の夕食は、牛丼シラタキ玉ねぎ豆腐入り、大根の柚子入り浅漬け自家製、ドジョウインゲンの胡麻和え。