デフレが長いと、なかなか物の値段は上がらなくなる要因は、企業努力で安いけど良いものが時間を追ってでき始める事も1つだろう。
安いものが溢れていると、前は平気で使っていた金額が高く思えるようになってくる。
溢れているから、安くても長持ちしたり、使い勝手が良いものも出て来るのは確率から言って当たり前なのだ。
ドレスダウンが進み、昔ほどオメカシするとかドレスコードだとかが、縁遠くなっているのも一因。
楽を覚えると人間元に戻るの大変だから、お気楽な出で立ちで飽きたら捨てる、衣服だけでなく大事に手入れして使い続けるのが面倒になるのもその理由だろう。
ネット社会になり、路面店を持つ金額が乗らなくなり、お届けサービスも充実して来たから、同じものが安かったり、行かなくて済む便利さも、デフレ脱却しない1つの理由だろうと思う。
文化的に見れば、良いものが出来て良し悪しが分かる方が、匠の技などは継承され発展するのだと思うから、デフレの悪しきは此処だけにあるのだな。
生活する我らには、安いのは有り難いし気楽である。
安物買いの銭失い、良いものを知らないと良いものは作れない…コレももちろん一理あるのだ。
ことさら、高い安いでは無く、本質を見極めて使い分ける知恵が必要なのだろう。
情報の氾濫で、踊らされずに生活の何処に重点を置くかなのかとも思う。