ビクターSX-3 | 一樹の部屋

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1973年発売。50年経っても未だに壊れない。ある意味。丈夫なスピーカーだ。

当時は今一つ惹かれないスピーカーの一つだったが今改めて聞いてみると、ある意味ドンシャリ・密閉型なのに伸びのある豊かな低音が魅力。当時、友人はつまらない音だと評していたが、今聞いてみると、もしかしたら自分好みの音ってこんな音なのかなあって気がする。

ツイータの保護カバーが外れるのも初代だけ。2、3代目になって固定式になった。確かSONYから依頼されて開発したヨーロッパ風な寝ぼけた音のツイータをやっと開発したところSONYからもう要らないと言われてビクターが自ら商品化したとか



3・5・7があり中でも7はウーハーにセンターキャップの、周りにセンターキャップのようなイボイボが沢山取付けられた個性的ないでたちだった。

似た感じのTechnicsの平面スピーカーSB-6が8,000円とか意外と高値で取引されていて驚く。個人的にはその音は馴染めなかった。



ビクターと言うとやっぱりFB-5が気になる。立派な箱のバックロードホーン。後継機種が出ていない事からも製品化した開発陣の意気込みが感じられて感動しかない。

難点はユニットが弱いこと。ツイータは殆ど壊れて音が出ない物が多い。ウーハーの、エッジはダイヤトーンは、硬くなって問題になっているがこれは柔らかすぎて原型を留めていない物が多い。ユニットを交換して色々楽しめる逸品だ。ヤフオクでいくらでも物が出て来るので意外と沢山売れたのかも知れない。生々しい音を聴きたい時にはFB-5優しい音が聴きたい時にはSX-3かも。

とは言え当時気になっていながら買えなかったスピーカーは他にもあってヤマハNS-451定価26,500円初期には2,000円位で売られていたが最近は値上がりしている。

アルニコマグネット採用の20センチウーハー・ツイータは壊れたものが多い気がする。このツイータがヤフオクでは意外に高値になって諦めた。、
 

それからダイヤトーンDS-20B地味な20cmと5cmの2ウィーバスレフ。

マグネットはフィライトだし基本的にネットは外れない。定価2万円。と、安価だった。地味で誰にも注目されないのか殆ど売れない。程度の良いものは少ないがとにかく安い。滅多に出て来ない。安価だったために殆どが捨てられてしまったのかも知れない。地味だけど個人的にはダイヤトーンで一番好きなスピーカーだったりする。

国産の量産型バックロードホーンスピーカーはコーラルもあったらしいけど・やっぱりビクターのFB-5と7の印象が強い。でも意外と知られていないのがサンヨー電機のバックロードホーンスピーカー。

これが小さくて地味で安普請なんだけどなかなか良い音がする。個人的にはFB-5よりも惚れ込んでいる。天板が鉄板だったりサランネットが鉄製だったり、箱の造りがビクターよりも簡素だったりするけど、なかなかに攻めた製品だった気がする。

SONY  G7は大きくて立派なスピーカーだ。

一時期中音と高音用のすぴーかを秋月電子の100円と200円のスピーカーと交換して聞いてみた。このスピーカーの良さは38センチウーハーにあるって思った・だとしたら・それ以外のスピーカーは何でも良い筈だ。そう思ってしばらく聞いていた。てもやっぱり違う気がした。中音も高音も秋月電子の安物スピーカーユニットよりもずっと良い音がする。そうか当時それなりに売れたスピーカーはそれなりにちゃんと作ってある。面白いのはこのスピーカーの、事を書いた本の方が高値を付けている・


 

 物の値段って無いものの、方が高い。もしかしたら当時無料で配られていたカタログの方が高値を付けていたりする。面白い傾向だと思う。


と言うか、同時期に発売されたフロアスピーカー。山水のSS-G300はハードオフでも時々見かけるけどオンキヨーのセプター10やOTTOのSX-P1は全く見掛けない。


OTTOのサンヨー電機もなかなかに良いスピーカーを、出していた。なぜメーカーごと消えてしまったのか?てか

昔のスピーカーは良かったとか思ってしまう。