万年筆の事 | 一樹の部屋

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万年筆に興味を持ったのは約10年前。あるリサイクルショップで見付けた百円で売られていた万年筆。約10本あった。何故か衝動的に全部買った。旺文社帝金万年筆。中1時代の年間予約特典としてプレゼントされていたものだ。多分書店が予約者が少なくて配布されずに仕舞い込んでいたのが世に出てきたのだろう。尻軸の短いミニ万年筆。当時は流行った。尻軸が短いのでコンバーターの使用は不可能。キャップの気密性が悪くてインクが乾いて数日で書けなくなる。ペン先は硬め。カートリッジはセーラー互換。黒軸万年筆に銀色のキャップは精悍なイメージ。キャップの気密の悪さが残念な万年筆だった。帝金は万年筆からは撤退してコンビニで良く見掛けるステンレス製のバリカー等を作っている。

それから100~1000円位の安物万年筆を沢山手に入れた。雑誌によれば最良の一本は【ペリカン800・約5万円】と【パイロット、カスタム743約3万円】の二本だそうだ。いつか買いたい。てか買えなかった。万年筆に八万円?半額でも四万円?そんなの勿体ない。無理。とは言え平均千円の万年筆はある程度手に入れた。
ふと気になって万年筆を見る

パーカーの万年筆。ヤフオクで千円、定価三千円位か?スカイツリー万年筆セーラー千円、セーラーヤングプロフィット五千円。
パーカーのは中古だが書き味がメチャクチャ悪い。外れだったか。スカイツリー万年筆は意外と書きやすい。ヤングプロフィットは極細からミュージックまで本格的なペン先システムを揃えながら約五千円と破格。但しペン先はステンレス。所謂【鉄ペンだ】一万円出せば【セーラー、プロフィット】【プラチナ3776】【パイロット、カスタム74】何れも14金、金ペンが買える。

極細からミュージックまで揃っている万年筆が本格的だと思うので鉄ペンながら⇨唯一五千円で本格的ペン先をラインナップしているセーラー万年筆はすごいと思う。

とは言えながらペン先システムにこだわるなら一万円は仕方無い気もする。今時の若者はもし万年筆を買うなら五千円のヤングプロフィットは選ばない気もする。老舗で有りながら業界3位のセーラー万年筆としては安さもセールスポイントとしてラインナップしているのだろう。上位にはプロフィット21と言う18金が一般的なこの業界で唯一21金万年筆もラインナップしている。セーラーってある意味気になる。パイロットはなぜ業界一位なのか?やっぱり書き味が安定している。セーラー、プラチナは悪くないけれどもちょっとだけ癖がある。そう言うのが実は万年筆の魅力だったりする。プラチナには300円の万年筆もラインナップされている。何故か?扱わない店が多いのが不思議だけれども。

中国製の万年筆は安物だけれども百円位からあって面白い。千円位からいろいろな万年筆が試せる。結構面白い。

でも筆記具としてはやっぱり実用的にも【ボールペン】にはかなわない。だけども、万年筆には書いていて【ワクワク】する何かがある。趣味って言うと大袈裟だけれども、とにかく楽しいんだよね。

DAISOの百円万年筆はインクが一度首軸から漏れて紙がインクだらけになった。それ以来使っていない。やっぱりダメなものはダメだ。最近見掛けなくなったが同じDAISOでもプラチナ製の百円万年筆はペン先もちゃんとしている。難点は細すぎて手指が疲れる事。別の百円ショップで売られているゼブラの百円使い捨て万年筆、これがまた書きやすい。

200円のパイロットのミニ万年筆は市場から姿を消している。

三百円のプラチナの万年筆も魅力的。

千円出すと【パイロット、カクノ】が選べる。インクの出は普通だがとにかく売れている。

1600円の【ペリカーノジュニア】インクの出方が気持ち良い。

4000円出すとラミーサファリが選べる。硬めのペン先がボールペンに慣れた現代人にも違和感が無い。赤が人気。高級とは言えないけれども、とにかく一本手元に置きたい。そんな感じ。

万年筆ってボールペンには無い気持ち良さがある。字が上手に書ける訳でもない。けれども、あの気持ちの良さって何物にも変えられない。

不思議な夢の中?⇨万年筆沼、インク沼?良かったら貴方も、貴女も、ぜひどうぞ。ってすすめないから。

自己責任でどうぞ。