こんにちは!

Flexible Perfect Body協会代表の安藤一樹です。

今回は筋膜の機能から見る歩行についてお話しします。

どうぞよろしくお願いします。





  筋膜は、エネルギー貯蔵庫

筋膜には、エネルギーを貯蔵する機能があります。


弓をイメージしてください。


弦を引っ張り、張った状態から手を離すと、弦が勢いよく戻るエネルギーで、矢が飛びます。


これは、弦の弾性を利用しています。



筋力を利用するとなると、引っ張った後に押し出して矢を放たないといけません。

これでは、矢が飛ばないことはなんとなく分かるかと思います。


したがって、筋膜には、あのような機能が存在し、

エネルギーの貯蔵と放出をすることができます。



  筋膜の知覚分野に関して


筋膜には、固有知覚や侵害知覚だけではなく、内受容感覚の機能をもち一次感覚ニューロンが筋膜内に存在しています。


(内受容感覚:自律神経系の感覚神経線維から伝達される感覚。内臓から伝わる「内臓感覚」と内臓以外の場所から伝わる感覚の2つがある。)




内受容感覚の情報は、暖かさ、吐き気、空腹、苦痛、労作、重苦しさ、明るさや身体のある部分が自分自身の一部であると感じたり、逆に別の部分であると感じたりする感覚と関係しています。




筋膜に異常があった場合、エネルギーの蓄積と放出ができず、立脚後期の股関節伸展で蓄えた腸腰筋の筋膜のエネルギーが蓄えられなかったり、放出できないことで、歩容に支障が生じます。



また、身体イメージの一部として、自分の身体が自分の一部でないと感じることがあります。


このようなセルフイメージを持つと、いくつかの問題が生じることがあります。


例えば、自分の手足をどのように動かせばいいか分からなかったり、地面に接地したかどうかを判断しにくくなることがあります。



これらの問題が生じる理由は、身体の一部を自分のものと認識できないことで、動きのコントロールや感覚のフィードバックがうまく機能しなくなるためです。


このように、筋膜の機能を知ると、歩行との関連性が見えてくるかと思います。


次回も、筋膜と歩行についてお話します。


最後まで読んでいただきありがとうございました。





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